市民オペラに参加するということ31
5月7日土曜日。早いものでもう5月。前々週はもともと練習がなく、前週はゴールデンウィークで個人的に練習を休んだので、3週間ぶりの練習参加。それなのにこの日は、発声練習もなく歌が始まる。
それというのも、合唱練習もこの日からは、副指揮者による指導になる。おまけにソリストも4名来ている。ちょっと休んでいる間に一気に練習の本気度が高まっていて圧倒される。
この日の愛の妙薬のソリストは、ジャンネッタが3人とドゥルカマーラが1人。今回は3公演あるので、ジャンネッタは勢揃いしていることになる。どうやら私が休んだ前回の練習の時も、ソリストが1人参加していたらしい。
事務局から副指揮者とソリストの紹介があったあとは、発声練習はなく、すぐに歌の練習だ。無駄にできる時間がないからなのだろうか。
副指揮者はおそらく30代と思われる男性で、若くてエネルギッシュだ。語弊があるかもしれないが、音楽業界に属している人には、情熱的で色っぽい人が多いような気がする。そうでなければ音楽で生きていけないのかもしれないし、逆に好きなことで生きていこうとするから魅力的になるのかもしれない。良くも悪くもサラリーマンとはちょっと違う感じの人が多い気がする。遊びがあると言うのだろうか。サラリーマンはサラリーマンで、家族を支える逞しさがあったりして素晴らしい生き方だが、音楽業界の人は、ちょっと雰囲気が違う、というのが私の雑感で、この副指揮者もそういう雰囲気があった。おまけに指揮者という人種は、恐ろしく耳がいいというイメージもある。
いずれにせよ、色気みたいなものがないと、音楽で人を惹きつけることはできないのかもしれない。ましてやそれを生業にしようと思う場合は。さて、どんな練習になるのだろうか。