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“もみじの里”~自然農のお米作り~

 「淡路島もみじの里自然農学びの場」のご紹介をさせていただきます。代表を務めさせていただいています、吉村優男です。

 私は自然農をはじめて 29 年目、淡路島の学びの場をはじめて 14 年目となります。自然農のことは、川口由一先生から学ばせていただき、川口先生が主宰される赤目自然農塾で、十数年学ばせていただきました。
 
 自然農の実践者といっても、それぞれの取り組みや立ち位置は様々なのですが、その多様性こそが、自然界の姿そのものであり、とても美しいことだと私は思います。

 本当に大切なことは、知識ではなくて意識を通して伝わるものですので、自然農に限ったことではありませんが、自分の水に合う(波動の合う)先生や仲間のいる場所で学ばれることをお勧めします。

 以下に、過去の資料から抜粋して、私なりの自然農スタイルをご紹介させていただきます。


「そもそも専業農家を目指している訳でもなく、特に農作業が好きという訳でもなく、自給自足にこだわりが深い訳でもなく、環境問題に主義主張がある訳でもない私が、なぜこのように長く自然農を続けてきたのだろう..」、そのような問いが浮かんでくることがあります。何のために、これを重ねているのだろう...と。
 しかしその答えは、ある意味明確で、「自然農は私にとってのヨーガ」なのです。 ヨーガとは、自然界大宇宙と自分をつなぎ、自分を本来の状態にチューニングしてくれるツールとしての働きです。
 現代社会では、誰もが様々なものを抱えて日常を生き、自分を見失いがちですが、自然農の田畑に立ち、草木がそよぐ音、水のせせらぐ音、虫たちがしんしんと鳴く音などに心身を寛放していると、いつのまにか自分自身が、そもそも大安心で、そもそも豊かで、そもそもしあわせなところにいると感じられる意識状態にチューニングされていくのがわかります。
 特に、稲作の一年を通じて感じられる歓びは深く、それは収量が多いから嬉しいとか、食べるものが作れるから安心とか、そういう枝葉のことではない次元に私を誘ってくれるのです。
 27 年の経験と言っても、たかだか 20 数回のお米作りの経験です。毎回、一粒の籾種(たね)から真っすぐに天に向かって芽がでていく神秘に驚かされ、一本の茎から力強く分けつ(茎を増やす)する姿に勇気づけられ、突然にどこからともなく出現する稲穂の美しさに心を打たれ、たわわに実る稲穂の姿に静かに手を合わせたくなります。
 稲の生長に心を寄せながら、展開する生命現象の背後にある、いのちが生きる歓び、その根源に立ち戻らせてくれるのが、自然農のお米作りの核心だと私は思うのです。

〜令和6年 学びの場再スタートのお知らせより〜


もみじの里


学びの場のご案内

< 内 容 >

一年間、自然農のお米作りを、実践を通して学びます。
毎月の集合日にお米作りの実習説明を行い、各自に割り当てた自分のスペース(田んぼ)でお米作りを実践します。

収穫されたお米は、ご自身でお持ち帰りいただきます。
集合日以外の稲作のための水管理は、スタッフが行います。

< 参 加 方 法 >

二通りあります。

⑴ 実習の学びに参加する。 いつでもどなたでも自由に参加してください。

⑵ もみじの水田の一画を借りて、その場で自分のお米作りを実践する。
(もみじの水田を借りていただけるのは、8 名までとさせていただきます。)
※2 月~翌年 1 月がひとつのサイクルで、秋に麦や玉ねぎを植えた場合は、翌年 6 月の収穫になります。
※下記の実践参加に必要なことをお読みください。

< 実践参加に必要なこと >

・自然農のお米作りを実践する意思。
・割り当てられたスペースで農作業する多少の体力。
(基本的に自分のスペースの田んぼは自分で整えます。)
・一年間、集合日に参加できる見込みがあること。
・長靴や手袋、鎌などは、各自でご用意いただきます。

< 一年間の大まかな予定 >

二月 ‥ 一年のスタートと田んぼの準備
三月 ‥ 田んぼの準備
四月 ‥ 苗床作りと種籾降ろし
五月 ‥ 苗床の整えと水路の準備、畦草刈り
六月 ‥ 田植えと水を溜める調え
七月 ‥ 田んぼの草刈り
八月 ‥ 田んぼの草刈り
九月 ‥ 田んぼ周囲の整え
十月 ‥ 早稲の稲刈り
十一月 ‥ 稲刈り、麦の種まき、玉ねぎの定植
十二月 ‥ 脱穀、籾摺り、田んぼじまいと新年の準備
一月 ‥ 新年のお祝いと一年の振り返り
※ 毎月、学びがはじまる前に、場全体を調える共同作業を行います。
※ 毎月の作業のご案内は、開催日数日前にメールにてお知らせいたします。

< 参 加 費 用 >

・見学及び学びに参加する費用は、無料です。
・田んぼを借りてお米作りの実践参加する場合は、一年間 12,000 円 (2 月~翌年 1 月)を お納め願います。
(お米の種もみはこちらでご用意します。)
・お米の収穫後に、裏作に小麦や玉ねぎを作付けする場合は、17,000 円(2 月~翌年 6 月) とします。
(麦の種はこちらでご用意します。玉ねぎや野菜を植える場合は各自でご 用意ください。)
・途中から参加する場合、あるいは途中で転出される場合もお納めいただいた費用はお返しできません。 お納めいただいた費用は、田んぼの水代や草刈りのガソリン代など、全て学びの場の維持管理のために用いさせていただきます。

<2025年 年間予定一覧表>

※天候など、様々な事情により、急な予定の変更や日程の変更などが起こりえますので、お越しいただく際には、下記の問い合わせ宛まで、あらかじめご連絡いただけましたらと思います。

< 実践参加の申込み >

実践参加をご希望の方は、あらかじめのお申し込みが必要です。
(現在、実践参加の田んぼの空きはわずかとなっています。)

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