1. "サラリーマン代表"としての決意 今、私の手は冷たい。心臓の鼓動が速まり、自律神経の乱れを感じる。この感覚は久しぶりだ。そうだ、これは、メンタルがやばいサインだ。 そして私は、思い出した。なぜ組織開発プロフェッショナルでない自分が、情熱を持って組織改革に取り組むのか。それは、私が現場の声を代表し、職場をより良い場所にしたいと強く感じたからだ。 私は"サラリーマン代表"なのだ。 2. 私の特技と使命~自己発見の旅~ 私は一般社員だが、異例の経験を持っている。それ
1.メンタルダウンしないために■私の体験 2年ほど前YouTubeで、 「1on1あなたがやると取り調べ」 というCMが、株式会社カケアイから流れた。 上司版もある。「お主こそ、うなずいているけど、それ本音?」 当時、私はこのスクショを撮り、偉い人に会いに行き、懇願した。 「うちの会社は良い会社だけど、さらに良くなるように社を変えてほしい」 あれから2年、私はまだ職場で社内コミュニケーションにこだわっていた。日の目はまだ見ていない。 だが、未来を信じることにした
昨日、社内でワーママ昼食会があり、参加してきた。 普段リモートワークなので、雑談できる社員との場は貴重。 みんな普段どんなことを考えて働いてるのかな? 私が思っている「社内風土をより良くしたい!」は共感持てる? 「ハーイ!みんなどう思ってる?」を聞きたくて、出社した。 ランチ中、運良く話せる機会があったので、思い切って自分の考えを話してみた。シーンとなった。すると、「それって本当に必要?」と問いかけてきた社員がいた。 先日、私は社内で全社員対象の「匿名1on1ミーティン
リモートワークで増えた「ひとり」の時間 リモートワークが一般化してから、ひとり(Solo)の時間、「ソロタイム」が大幅に増えた。 朝、お気に入りのコーヒを淹れながら、今日のタスクを考える。 リビングでパソコンを開けばまるでオフィスの一部が家に入り込んだかのような感覚を覚える。そこで、私は黙々と「ソロ会議」を始める。 ・今日やることは何? ・何のために? 自分はちゃんと、自分の足で歩いているのか。何をために働くか、今の生き方は自分の描く未来とつながっているのか、それを自
私のオープンダイアローグ仲間が、NOTEを始めましたー!! 下記です! 上記写真の、中央奥が‥‥ワ・タ・シ。 てへっ。 仲間は勉強熱心で、定期的に対話を練習中。この日は私も珍しく参加させて頂き、「職場にオープンダイアローグ」の取り組みについて、発表させて頂きました。 仲間の記事を読むと、取り組みが進んでいるように感じるので、心が躍る。いや、実際、今ちょっとづつ、山が動いたのだから、私自身が誰よりも驚きを隠せないでいる。 今やっていることを、もっともっと伝えたい。 そ
だーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 上司に反対されると、何もかもが嫌になる。 上司と意見が合わないと、仕事のやる気が失せる。 だから、心理的安全性が、まず上司との間に必要なんだ。 だから私は、そこに着手しているんだ。 ってことを、今日はどうしても吠えたい!!! 何もかもが嫌になる。今日はもう仕事を忘れるしかない。 by桜子
勅使河原真衣さんに会いたい。 友人が著者の勅使河原さんにお会いしたと、『「能力」の生きづらさをほぐす』を私に薦めてくれたのが去年。くしくも帯には、これまた別の友人の書評があり、私はビビビッと感じた。 これは、きっと、ご縁がある・・・! しかし、書籍で公開されているように、著者は乳癌だ。 どうか健康が守られていますように。 そして、そんな体調の中で、上梓くださった思いを受けて私も、同じ子持ちの母として、日本の社会を良くすることに諦めずにいたい。非力ながらも、彼女の考えを
2022年、私は職場の事業計画説明会に出席した。 実施後のアンケートで「社内に対話が必要」と書き込んだら、後日エライ人の会議に呼ばれた。私は厚顔無恥な人種と思われているけど、職場では別。ビビりながら発言した。「オープンダイアローグがいいんですよ…」 やろうじゃないか、と、鶴の一声。リアリィ?!が、「それは精神医療用」と後に却下された。そりゃそうですよ。でも、私の頭の中にアイデアがあるんですよ、と手持ち資料を渡したが、日の目を見るには拙い資料だった。 やっぱり書籍化を目指
フィンランドの精神医療現場で用いられているオープンダイアローグ(以下、ODと略す)を私は、職場に導入したい。 そう話すと、「ああ、メンタルヘルス対策ね」と捉えられがちだ。なぜなら、知る人ぞ知る、オープンダイアローグは、2019年にはNHKで、日経新聞では2021年に「メンタルケアの新手法」として紹介されているから。 1.オープンダイアローグとは? これが注目を集める理由は2つ。 一つ、薬物なし(※)で治る点。例えば、うつ病、パニック障害など精神疾患で困りごとを抱える人に
1999年、ハーバード大のエイミー・C・エドモンドソン教授が「チームの心理的安全性」を提唱して5年が経った。では、職場に心理的安全性は浸透しているか? 1. 職場の心理的安全性とは? 特に、複雑で不確定なVUCAな今日に、心理的安全性は欠かせない。 遡ること1960年代初め、MITのエドガー・シャイン教授とウォレス・ベニス教授もまた、VUCAの対処に心理的安全性が必要性を説いている。 では、なぜVUCAな時代に心理的安全性が欠かせないのか? 従来の方法や既存の戦略が
「職場に対話を!」と言いながら、精神医療従事者でもない、”オープンダイアローグ(以下、ODと略す)かぶれ”な私が、やみくもに走り回っていると、原点を忘れがちだ。 「オープンダイアローグ・ネットワーク・ジャパン」が、「対話実践のガイドライン - Open Dialogue Network Japan」という文章に、最初の質問を載せている。それは、なぜオープンダイアローグを学びたいのか、という問いだ。 私の答えは、日本を寛容な社会にしたいからだ。 日本はインターネットやSNS
オープンダイアローグに魅了されてから、「人間」に俄然、興味が湧くようになった。それで先日、下記を研修で教わった。 これは「ラーニングピラミッド」図と言い、人は講義を聞くよりも、「他人に教える」と記憶が定着する、とあったので、私は書くことにした。 一応、連載経験のある身なので、出展元を調べた。 すると、驚愕の事実が! 国会図書館のサイトには、こうある。 なんと! 私が驚くのは、研修(約10万円)で、講師から学んだのに、そこの信憑性がなかったという点。あの講師に、「先生
女から生まれた人間は、日が短く、心がかき乱されることでいっぱいです。(旧約聖書 ヨブ記14:1) 「桜子ちゃん、私、聖書の中で、忘れられない言葉があるの。」 昔、清水建設の女性がそう言って教えてくれた冒頭の言葉が、私は今も忘れられない。人は一生ストレスだらけ、と透けて読めやしないか? そう。人にとって、ストレスはトカゲのしっぽのよう。切っても切れずに、次から次へと出てくる。そして、侮っていると反応が出て、その表現は3点。 ①身体症状:不眠、食欲減退・・・ ②精神症状
「なんでお前が、会社で出世できないか、やっとわかった!」 過日、父にこう言われた私。 その話はさておき、この言葉は、非常に示唆に富んでいた。傍らのパートナーが、二人きりになると、静かに口を開いた。 「桜子、まだまだだねえ。あれじゃ、お義父さんが怒るのも無理ないよ。」 そう、冒頭の発言は、私の暴言に対して、つい父が放った言葉だ。 父はすぐさま、自分の非を詫びたが、私はそんなことよりも、自分の愚かさにうな垂れた。私は父に、ある説得を試みていた。そのためには、父の性格を理解
はじめに 昨年、私は「対話のまちづくりコーディネーター(全6回)」という渋谷区民講座で、初めて「オープンダイアローグ」という言葉を知った。 1982年、フィンランドのケロプダス病院で、精神疾患の治療で用いられた営みを、オープンダイアローグ、と言う。講座にはそれを知る人や、実践者が、何人かいた。 衝撃の体験 オープンダイアローグは、開かれた対話、と訳す。 日常で意識せず使う言葉のやりとりが、オープンダイアローグにのせてやってみるようになると、つぼみが徐々に花弁を開かせ