
第20話 露腸亭日乗 オストメイト磐梯山を登る
♪🎵So we go higher high upon stars 🎵
2024年8月1日
露腸は福島県磐梯町にいた。
本日は磐梯山、翌日は西吾妻山の日本百名山二座を2日に分けて踏破する計画だ。
安心してください。
日本百名山を踏破したオストメイトになる、なんて大それたことは全く考えておりません。
ストーマになってから登った百名山は前回の安達太良山が初めてですから。残り99。無理無理無理無理
高所恐怖症なので剱岳や穂高は絶対ダメ。体力技術を取得する時間は年齢的にもうないだろう。
まず磐梯山
一番簡単と言われる八方台登山口からピストンする計画。
駐車場が登山口になっておりトイレもある。
お約束でパウチの中をきれいにしでから7時半にスタート。
登山届を入れるボックスがあるので記入して投入。半券を切り取り下山時に「無事下山しましたぁ」という下山届を提出するシステムになっている。
コースタイム4時間(休憩1時間30分の計画)
標高差622m
歩行距離7km
快晴ではないが雲はそれほど多くなく絶好のコンディションだ。
東北地方はまだ梅雨明け宣言が出ていないが、先日まで福島あたりで停滞していた梅雨前線がこの日は北上している。
途中、裏磐梯方面が良く見えていた。

ほぼコースタイムどおりに頂上直下の功法清水小屋に到着。湧水を飲み(これが滅茶苦茶美味い)小屋でドリップコーヒーを購入。飲みながらゆっくり休憩する。
唯一?の急登を登り頂上へ。


功法清水小屋まで降りて昼食。


奥さんが疲労したので、ペースを合わせゆっくり下山
登山口到着は13時30分だった。下山のペースを遅くしたので、30分オーバーだが、計画どおりと言えるだろう。
登山口のトイレでパウチをキレイにして裏磐梯の五色沼へGO
五色沼で小澤征悦と遭遇
レストハウスでソフトクリーム食べてから出発。
五色沼は柳沼から、るり沼までの往復。


復路、ロケだろうか小澤征悦とすれ違う。スタッフを何人も引き連れていた。
山のお約束で「こんにちわ」するとちゃんと返ってくる。
さすがに俳優さん、なかなかカッコイイ。
昭和の最後の頃、小田急線の電車の中で親父の小澤征爾(あるいは他人の空似?)と隣合わせになったことがある。当時はマエストロと迄はいかないが、欧米では唐やんとかバーンスタインの次くらいに人気があり、実力が認められている指揮者だった。
世界のオザワが1人で電車に乗ってる訳ねーよな、声掛けてみようか、どうしようか迷っているうちに新宿に着いてしまった。
スコアらしきものを見ていたので、こんなわざとらしいことするそっくりさん(あるいは本物?)いないよな、と混乱してしまった。
今の自分だったら間違いなく「サインください」とお願いする。
そっくりさんだったら、その時はその時だ。
その後ホテルへ。
お泊まりは先日も利用したグランデコ。
宿泊客にゴンドラの無料券をくれるので、それを使って翌日西吾妻山を目指す計画だ。
本来のメインルートは天元台からだが、ゴンドラが夏休みのこの時期と紅葉時期に運行されている。どちらかと言うと裏ルートだ。
リベンジ温泉
部屋に荷物を置き大浴場へ。さすがに夏休みなので前回よりほかのお客さん多い。
2回目なので心に余裕というか開き直った?のか、それほど緊張感はない。
それでも人が少ない露天風呂へ行く。
パウチを二つ折にしてクリップで止めて面積を少なくする。そうすると片手で隠せるので挙動不審には見えなかったはずだ。
今回は入浴楽しめたと思う。翌朝、朝風呂も入りました♪
磐梯山(八方台登山口からのピストン)のトイレ事情
登山口駐車場に公衆トイレあり。
水洗、和式。
頂上までトイレはない。
弘法清水小屋に携帯トイレのブースがある。販売もしている。詳しくは小屋のHPをご覧ください。
https://koboshimizu.com
樹林帯が長いので、「キジ撃ち」「お花摘み」は可能だが、後始末のティッシュの散乱が目に余るようになったので携帯トイレブースを設置したとのこと。
ゴミは持ち帰りましょう
(どこの山でも同じ)
2024年8月2日
露腸は福島県北塩原村にいた。
今日は西吾妻山にアタック
の、はずだったが、「疲れたので今日は軽めのトレッキングが良い」との奥様からの御宣託。
自分も内心「2日連チャンはちとキツいなぁ」と思っていたので、
「んー しょうがないなあ。そしたらゴンドラ降りた周辺を軽くあるくか」と恩着せがましく提案する。
チェックアウト後荷物をロッカーに預け、無料のゴンドラで上がる。一度ゲレンデ最上部まで歩いた後、戻ってデコ平を経由して百貫清水へ。

百貫清水はホテルの案内映像で非常に綺麗なところに映っている。湧水を汲んでコーヒー沸かしたりして、良さげーなところだ。
着いたら「‥‥‥‥」
映像マジックだった。(´ω`)
写真も撮ってないので察して欲しい。
どっと疲れる。
重い足取りでゴンドラ山頂駅に戻りノンアルビールとピザの昼飯。その後ホテルに戻り温泉へ。
宿泊客はチェックアウト後も無料で入浴出来るのだ。
2日連続で登山をする体力は無かった。
西吾妻山は次の機会にとっておくことにする。山は逃げないよ。
西吾妻山に向かって
「逃げんじゃねぇぞ まってろよ ゴラぁ」
と捨てセリフを吐いて帰宅。
最後に
オストメイトで百名山踏破、あるいはチャレンジ中の方はいるのだろうか?
いたら凄いことである。尊敬します。
露腸の挑戦は続く