第58話 露腸亭日乗 手術前の心得 口腔ケア
左下奥歯の詰め物が取れてしまった。
全身麻酔のS字結腸切除の開腹手術に備えて歯医者にいく。
前回のストーマ造設手術の時、虫歯や歯の欠けがあると酸素吸入のマウスピース?を咥えるのに問題なのでオペ出来ないことがある、と脅かされた。
(緊急手術のときはどうすんだろう?)
理由はもしかして間違えているかもしれない。
なので速攻で予約を取った。
※何日か前に迷っている、と書いたが手術を受ける方にほとんど傾いている。
予約の電話の時に年明けに開腹手術するので早めに治したい、と強調。
そのせいか、今までは初診の場合1週間とか10日後くらいの予約しか取れなかった気がするが、3日後に受診することが出来た。
取れてしまったのは最近のプラスチックの白いタイプ。
カメラで歯を連写して立体画像から3Dプリンタで造るやつね。
(だと思う。詳しいことは検索していただきたい。初めて経験したときは、こんな事ができるんだ、と医学の進歩に驚いた。)
出来上がり早いし、イヤな味のゴムみたいな型を取るやつを咥えずに済むのがよろしい。
ただ、耐久性は金属に劣るらしい。
医者は口の中を見て、金属性のものに作り直すと言う。
金属性の物の場合は嫌いな型取りである。
出来上がりは2週間後で年内に間に合うとのこと。
早めに連絡して正確だった。
入院する予定の病院は口腔ケアをうるさく言う。
前回4月に入院した時は、初日に担当者がやって来て舌苔のチェックとか歯磨きの方法とか回数の聞取りをする。
「はい、お口開けてあー と言って下さい」つてやつね。このときに歯垢ではなく、舌苔を診ているようだ。
要するに歯周病菌は万病の元(肺炎その他。ちなみに父親はこの病院で睾丸の切除手術をしたが、退院後に誤嚥性肺炎で死亡した)であり、
特に舌苔は一番アカンやつらしい。
自分は常日頃、電動歯ブラシを使用しているので持ち込んだらエライ褒められました。
その後も週一舌苔をチェックに廻ってきましたね。
普段はしないのだが、電動歯ブラシを毎日軽ーく舌に当てていたらかなり改善されたようで、きれいになったと褒められた。
もっとも入院前から手術後まで2週間以上固形物食べて無かったので、歯周病菌も兵糧攻めに遭っていたのかもしれない。
舌苔用の専用ブラシもあるのだが普通の歯ブラシで充分と思います。
入院する予定のある方はしっかり口腔ケアをしておいて損にはならないよ。
もっとも入院して手術って、交通事故に遭って明日かもしれないから歯磨きは習慣化しておきましょー
うーむ
今回は説教臭くなってしまって本意ではない。
オマケ
電動歯ブラシはオムロンのものを使ってます。
性能やコスパで選択したのではなく、株主優待でゲットしたやつ。
交換のブラシ部分も優待で貰える。
電動歯ブラシはオムロンのやつ買って下さい。
こちらの株主配当が増えるかもしれないので。