はるまき家さんインターン
はじめに
みなさんこんにちは!
菊田慶一です。
突然ですが金沢の春巻き屋さんと言えば、、、「はるまき家」さんです!
目印は真っ赤なキッチンカー!
キッチンカー前で食べる温かい春巻きは寒くて冷え切った身体に沁みますよね。
そんなはるまき家さん、実は学生さんを対象にインターンを受け入れているみたいで、、
自分は学生ではないのですがご縁あって2023年12月19日に社会人インターンをさせていただきました。
その時の様子を「はるまき家」さんとの出会い〜書き出してみたので
もしよろしければ読んでいただけると嬉しいです。
自己紹介
菊田慶一?、、、誰やねん!
はい、、そうですよね笑
ということで簡単に自己紹介させてもらいます。
菊田慶一(きくたけいいち)29歳です。
お菓子を作るのが好きで製菓学校卒業後、
和菓子職人になりたくて地元の兵庫県から金沢の和菓子屋さんに就職
当時はその和菓子屋さんで一生働いていこうと思っていました。
そんなある日、みなさんご存知「はるまき家」さんと思いがけない出会いが人生を180°かえることに、、、
今は市場で青果の販売に従事する傍、中華饅頭専門店を営み美味しい中華まんを皆さんに食べてもらえるように日々頑張っています。
インターンしてみる??
はるまき家さとおさんには「人生を変える」きっかけをもらいました。
私生活やお店のことなど、どうして良いかわからなかったり迷っている時に質問するとお忙しいのに時間を作ってアドバイスをしてくれます。
ある日SNSでお店のことでアドバイスをしてくれているときに、、、
「今の感覚かなり重要だからインターンしてみる?」っと、さとおさん、
それまで何人かの大学生がはるまき家さんでインターンをしていたのは知っていたので、その時のレポートをみなさん書いていたことは自分も知っていました。
「良いレポートをかけるか全然自信ないですけど是非やらせてください!頑張ります!」
っとインターンをやらせていただけることに、、、、
インターンはすでに始まっていた
平日だったこともあり、その日は早朝から市場に出勤し9時半ごろまで働いた後、すぐにはるまき家さんのもとへ急ぎます。
10分前くらいに現地に到着すると赤いキッチンカーからさとおさんが何やら開店の準備を進めています。
キッチンカーの中に入ると黒い布の塊を渡されます、、、
「これつけてっ」っとさとおさん
はるまき家さんで働くための「前掛けと帽子」でした
正直この黒い塊を開くまで何かわからなかったんです!
そうこうしているうちに1人目のお客様が、、
さとおさんがご注文を聞いてお支払い金額をお客様に伝えます
「・・・・・っ!!菊田お釣り渡してっ」
っとボサっとしている自分に目配せするさとおさん
1人目のお客様に続いて何人かのお客様を接客した後さとおさんが自分に
「他の子達のレポート読んだ??」
そうなんです、、
自分の前に10人近くの人たちがはるまき家さんでインターンをしていたのですが、
その時のみんなのレポートをしっかり読んでいなかったんです。
なので当日何をするかや、どんな流れになるのか全く把握せずに今回のインターンに臨むことに、、、
だから到着して最初に渡された「黒い布の塊」が何かわからなかったし、1人目のお客様がきてくださった時レジをする反応も鈍かったんです。←鈍いのはもともとですが
やったことの振り返りや、これからやることについての質問のラリー
さとおさんと出会ってからもう2年経ちますが、この2年間「何を習ってきたんだ」とその時気が付き自分に飽き飽きしました。
今回の目標
なんとなく、ふわっと始めてしまった当日
本来目標を立ててからスタートするのですが、今回は既に始まってますが現地で目標を立てました。
1、チャレンジする前にどんなことを「質問のラリー」すれば良いか学ぶ
→これからのチャレンジに活かせるように
2、わかっている、わかっていないことをアウトプットする。
→情報を整理して自覚できるようにする。
自己紹介って難しい
メニューを見ずに「いつもの、6個入りください」っと常連のお客様が、
さとおさんはどのお客様にもとても親切に楽しく接しますが、常連のお客様には特に楽しく話しかけます!
すると、さとおさん
「菊田自己紹介してっ」
ん!!?
自己紹介、、だと!!??←みんなこの反応になります
最初はしどろもどろで、なんて言ったのか、どう切り出したのか全く覚えていませんが
とりあえず発した言葉もめちゃくちゃで恥ずかしかったのは覚えています、、、
徐々に定型分なら言えるようになり、
「今日一日はるまき家さんでインターンさせていただいてます菊田です、よろしくお願いします!」
まるで新入社員!ww
約10年前、菓子屋に就職し新しい職場で挨拶した時より緊張していたかもしれませんっ
その頃とは違い若さのノリもなかったので、それはもーガチガチでした笑
日頃は自分のお店にお客様が中華饅頭を買いに来てくれているので
自分が何者か明確だったのですが←餡まんのお兄さんっ
はるまき家さんで立っていると自己紹介するまで何者でもない状態が続くわけですから恐怖です😅w
後半になると名乗るだけじゃなく
1日インターンをしていること
いつもは中華饅頭を販売していることなど言えるようになりました。
中には中華饅頭に興味を持ってくれたお客様まで!感謝です!
『今週も1週間頑張りましょう!』
自己紹介と一緒に同時進行していたのがこれっ
「今週1週間頑張りましょう!!」
お客様はさとおさんにそう声かけされてみんな笑顔で帰っていきます。
なんて元気の出る声掛けなんだ、、!
はるまき家さんには何度もお邪魔しているので
さとおさんの口から何度か聞いたことはありました。
初めて聞いた時は「聞き慣れないなぁ」くらいにしか思っていなかったです。
あまりに違和感なく言っているので簡単そうに聞こえるのですが
いざ実際に自分で言おうとすると、、、
たった一言が出てこない💦
最初はぎこちない「頑張りましょう!」も
何度か言ううちに自分の言葉で言えるようになり
「今のよかったじゃんっ」と、さとおさん
何これ嬉しいw
笑顔で嬉しそうに帰っていくお客様をみると春巻きを買い求めるのはもちろんのこと、元気を貰いに来てくれているんじゃないかと感じます!
そのくらい気持ちのいい声掛けです。
中華饅頭販売中も言えるようになりたいと思いました。
かあちゃんの弁当
はるまき家さんでのインターンも半日終了
ささっと手早く昼食をいただきます。
コンビニかどこかで昼食を買いに行こうと思っていた自分に
『かあちゃんの弁当あるから』っとさとおさん
そんなものまで用意してくれてるんですか!!感謝
空腹にかあちゃんの卵が乗ったどんぶりが沁みると同時に万全の状態で挑まなかった恥ずかしさが込み上げます、、
中身撮るの忘れた〜
はるまきください!
昼食も終わり夕方前くらいの時間帯になってくると制服を着た地域の子供たちが下校してきます。
何人かの中学生がぞろぞろやってきて
「はるまきください!」
すると、さとおさん
「一列に並んで!いつものでいい?はい、どうぞ!」
中学生
「ありがとうございます!」
中学生たちは1人ずつはるまきを受け取り美味しそうに頬張っています。
それから夕方まで次から次へと子供達がはるまき家さんに立ち寄ります
ん?代金は??どうゆうこと?
っと不思議な光景が続きます。
子供達にもいろんな子がいて、
初めて来る子、2回目の子
はるまきが欲しいと言い出せる子、言い出せない子
お礼が言える子、言えない子
そんな子達一人一人に声をかけるさとおさん
しばらくしてさとおさんにどうゆうことか聞くと
『あの子達が大人になっても、かーちゃんのはるまきを懐かしんでまた買いに来てくれるような、そんな地域に根付いたはるまき家にしたいよね』
その為に無償で子供達にはるまきを配っているはるまき家さん
そんな未来のことまで想ってはるまきを手渡されてました👏凄すぎる
感謝のはるまき一本
これはさとおさんと出会った日の時の話
他のはるまき家インターン生も書いてますが
はるまき家さんはやり過ぎなんじゃないかと思うくらいとにかく試食を配りまくります。
それだけでも充分異常事態なのですが、
たまたま郵便物を届けにきてくれた配達の方に
『お父さんありがとう!はるまき食べてって』
っとはるまきを一本あげちゃうんです!
これには流石にびっくりさせられました、、
お客様だけじゃなく配達の方にも!?
そう思ったことを強く印象に残っています。
そして今回のインターンで学んだこと
何味の試食(おまけ)をあげれば1番喜んでくれるか判断する
ただ適当におまけをあげるだけじゃないんです!
一人一人何味のおまけをつけてあげたら1番喜んでくれるかお客様との会話をもとに考えておまけしているんです!
今まで中華饅頭を売ることだけでいっぱいいっぱいだったので、本当にお客様ファーストで接客しているさとおさんに憧れを感じました。
目標達成度
●1つ目の目標は「どんなことをラリーするか?」を学ぶことも大切ですが
前述にも書いたように「チャレンジ前にラリーする」ということがいかに重要かを1日を通して痛感することになりました💦
●2つ目の目標、アウトプットする
自分が持っている情報を整理するのがとても苦手なんです、、
はるまき家さんのインターンをさせてもらった人はみんなしていると思うのですが
接客していない時は常に今の気持ちや、次何にチャレンジするかなど
PCで文字に書き出しアウトプットして行く時間になります。
ということでメモにツラツラと書き留めていた物を今読み返しているのですが、、、
何を書いているのやらよくわからない、、、
どうも情報を整理する前にノートの書き方から練習が必要みたいですね、、
最後に
まずは今回インターンをしてくれたさとおさん、弁当を作ってくれたかあちゃん、はるまきを買いに来てくれたお客様、本当にありがとうございました。
出だしから遅れてスタートしてしまいましたが、
お客様一人一人に寄り添った接客の重要性ややり方、どうしたら喜んでもらえるかなど教えてもらいました。
それだけではなく、地域の飲食店としてどう在りたいかこれからどう在り続けていきたいか、
そんなことを意識しながらの経営の考え方などを実際にやられているさとおさんから現場を体験させてもらいながら間近で教えていただき感じさせられました。
飲食店をやって行く上で学校やサラリーマンでは教えてくれない非常に貴重な体験だったと思います。
とても学びのあるインターンでした。
中華饅頭販売にも教えていただいたことを活かしたり、はるまき家さんのように一飲食店として『どう在り続けたいか』ということを考えながら接客できるようになっていきたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
自分も後でみなさんのレポートを読んで
全力で臨んだ子達の前準備や心の葛藤なんかを読んでいると自分ができていなかったことに恥ずかしさを感じるとともに『負けてられない頑張らないといけないな』と励まされた気持ちになりました。
そんな美味しいはるまきを
『食べられるだけじゃない』
特別なはるまき家さんへ、みなさん行ってみてはいかがでしょうか?