我が家の番犬
仕事を終えて帰宅すると、玄関脇に置いていた木炭を入れた箱が蹴り飛ばされていた。
侵入者を疑った筆者は、裏庭に廻ってみることにした。
裏庭に面した掃き出し窓のガラスを割って侵入するつもりだったようだ。
だが、幸いなことに不首尾に終わったらしい。
拙宅では留守中、四国犬の竜と、紀州犬の剛を家の中に放し飼いにしている。放し飼いの目的は、侵入者への抑止力。
実際に役に立つ日が来るとは思わなかったが。
被害は、木炭入れを蹴り飛ばされただけで済んだ。
侵入できなかった腹いせに、逃走する際に蹴り飛ばしたんだろう。まぁ、小者だね。コソ泥なんかする奴は、所詮この程度だ。
クルマを蹴られているかも知れないと思い、洗車して入念にチェックしたが、問題なし。
タイヤにも変な細工はされていなかった。
拙宅の玄関は、道路に面していて人目につきやすいので、コソ泥野郎は裏庭から侵入を試みたのだろう。
だが、そのおかげでガラス越しに竜と剛を認めることになり、侵入を断念したようだ。
玄関の鍵を開けられて侵入したらどうなったか。
恐らく、コソ泥は、竜と剛の熱烈な歓迎を受けることになっただろう。
兎に角、被害がなくて本当によかった。
防犯装置として、日本犬はそれなりに役に立つことが証明された。
皆さんも、四国犬や紀州犬を飼われてはいかがだろうか。