「令和 家族の風景」 笑話 その4
父親(カツラを家族にカミングアウトしたい)
息子(16歳、包茎で悩んでいる)
娘(17歳、この夏に処女を捨てたい)
母親(ホスト狂いで借金している)
――――――――――――
食卓
父親:お母さん、味付け変わった?なんか塩分多めじゃない?
息子:意見かぶった…ぼくは下がかぶってるけど…、そう、なんか濃いぃよ、
母親:そう?前の味付けじゃパンチがなくて
父親:かぶった、、…か、パンチ、パンチ、パンチョ、パンチョ伊東
娘:お母さん味付けだけ?変わったの、
父親:なんだよ、意味深だな
娘:お父さん知らないの?お母さん最近夜ファミレス1人で行ってるんだよ
母親:いいでしょ、たまには、1人でたそがれても
父親:なんだよ、知らなかったなぁ、
娘:私もビラビラと夜出歩きたいなぁ~
息子:ぼくは夜って怖いから…それに…自信ないんだ
父親:ビラビラと出歩く?ま、お父さんはそんなの許すわけない、ちゃんとホックできつく肌身にくっつけるぞ
息子:お父さんは昔かたぎだね、ぼくはおねぇちゃんが自信持って一皮剥けて、ずるむけになったら嬉しい…ぼくは…うらやましい
娘:ずるむけじゃないっしょ、膜を破りたいのよ、
父親:そうだホックがついてる、昔ながらの、、たかし…ずるむけってお前見たのか?
息子:違うよ、ただの願望だよ…本当に熱望してる、、
父親:なんだ、そうなのか、なら良かった、そんなに見たいのか
息子:頭を見たいよ、亀の
父親:いくらなんでも許さないぞ、まだひよこのひなぐらいにはまばらだがあるんだぞ
母親:早く、冷めないうちに食べてよ、ヒロミくんは若いからすぐドンペリドンペリ言うわよ
父親:誰だ、ヒロミくんって、ドンペリドンペリってなんだ、
母親:ヒロミくんはファミレスの元ウェイターよ、仲良しなのよ、今はホストだけどドンペリはシャンパンよ、壁ドン
娘:確かに、膜は最大の壁でありドンと破りたいもの、お母さん、おまん、こ膜破りの時あったんだよね、痛かった?
母親:うん?何、母親に向かっておまんって言い方はないんじゃない?あるわよ、今でもあるわよ、カラオケでね、若いから、スッゴいハシャイじゃって、若いコっておっきいから痛いわよねぇ
父親:カラオケなんて行ってんのか、ドンペリ飲んで、は~亭主ほったらかして、肌身離さず装着しろよ
息子:「今のままでいいんだよ」みたいな歌詞の歌で癒されたい、おっきくなったら痛いし…壁ドンなんかよりカントンだから
娘:お母さん、まだヴァージン?再生手術したとか?でもなんのために…見栄?
息子:あ、サラダにひじき、ひじきはいらないのに~
父親:ひじきは食べておけ、な、いいから
息子:そうなの?お父さんあげる
父親:私はいらない、関係ないんだ、もう
息子:お父さん?言ってること支離滅裂だよ…ぼくが…あれだから…わざと言うんだね
父親:家系だな、息子よ、ひじき嫌いか。お父さんもだ、でも変だな、お母さん、わたしがひじき嫌いなの知ってるのになぜ
母親:うっかり、同伴でよく食事行くのね、ヒロミくんひじき大好きなのよ、それでつい
父親:同伴ってなんだわたしがあれをくっつけて、装着して生きていることへの当て付けか!
娘:待って待って!ね。お母さんはあれを再生手術したんだから、お父さんを喜ばすためだから
息子:あんなもの、早くちぎって捨てたいのにな
娘:私はお母さんがひじきを用意するほどに変わったしいいと思う。でも再生手術費用はどうやって捻出したの?
母親:再生手術なんてのじゃなくて若返った、生き返ったって感じ、お金は…
あとで、こっそりと
父親:ひじきは、、植毛再生手術の暗喩なのか?お前も更年期なんだな、わかるよ、でもな、おれはメンテナンスが、2年に1度だしな、散髪も…
娘:3発もじゃないでしょう、3発しかやってないの…ちょっとお父さん頻度少なすぎ~もっともそれだから、わからなかったのね
父親:頻度少ないのは当たり前だぞ?生えてこないんだから。そかそかわからなくて何より、家族にもわからない、ばれてない
息子:え、むけてもメンテナンスしなきゃ戻っちゃう、ってこと?、
父親:そりゃそうだよ、もう一度聞くぞ、…ずるむけのとこ見たか?
息子:見てない、けど再生しちゃうって、仮性?
娘:私はビラビラが邪魔。だから大人になっても青春時代思い出して、Dang-pimpimのRukiaの彼女、本田ビラみたく再生手術はしないと思う。ごめんね。お母さん、あ、なんかわかった、思春期に戻りたいんだねお母さんは
父親:そうだよ、あの頃はウジャウジャ生えててうっとうしかった
母親:ホストって結構貢いでばっかりで見返りがないなんて聞かない?お金持ってるオバサンにウジャウジャたかるみたいな印象
息子:本田ビラ?本田リナでしょ…そんなにウジャウジャはえる?伸び縮みの話だよ
父親:昔は伸びはするけど、縮みはしないよ、今は伸びも縮みもしない、もしかしたら熱湯かけたら伸びてるのかもな
娘・息子:絶対今日からお風呂やめる
父親:うん?どした?お母さんはお母さんで学生時代の留学の話しだしたりして…あの頃お母さん、お金持ってなかったじゃないか、やっかいだな更年期ってやつは、でも同士だな♪
娘:ホストファミリーに騙されたんだっけカナダの
母親:ヒロミくんと同士なの?ライバル?あなたも、夜遅い時、副業でってこと?私はヤダな、こんなホスト
父親:あ、いや夜中にどこの国の留学生相手するんだよ、想像力たくましいな、そりゃ違うよ、お前も更年期でっていう、な?
娘:2年でたった3発の男だもんねぇ~そりゃ違うよ。私は3発もあれば破れるとは思ってる…でも大きさの問題があってあんまり小さいと意味ないし、破れないしスカスカ…
父親:スカスカはいやだな確かに、やはりフサフサだよな
息子:ぼくは何発すればずるむけになるのかな
父親:ずるむけの話はしないでくれ、な、頼むから
息子:え、見捨てないで、お父さん、お父さんの息子は…どうなの?
父親:息子?目の前にいるじゃないか。フサフサの息子が。いや、お前がわたしを…
母親:たかしは昔っから弱気なのよね、お母さんも弱気だから似たのね、でもわたしはヒロミくんがいるから強気、借金なんて屁のカッパ
娘:強気な人でも小さい人ならなぁ、、やっぱり借金してまで、膜再生したのね
息子:フサフサの息子?ぼくの息子は帽子かぶってるよ…ぼくがムキンポになれば強気になれるかな
父親:帽子…やっぱり知ってたんだな?でも息子じゃないぞ、お父さんだからな、
娘:メンテナンスってあんのかな、ティッシュやガーゼであてがい、自然にまかせるのがよくない?
母親:あったあった、そういうの、バックから飴が落ちたのね、そしたらハンカチで覆いながら周囲に気づかれないようにそっと渡したの、メンテナンスなんて思わないわ、気づかいという名の愛
父親:ずれてた時、仲間が地震だ~っていいながらズレを修正してくれたことあった。気づかいという名の愛だなあれも
息子:お父さん、サウナでも行ったの?
父親:なんで
息子:むけてるかなんて裸じゃなきゃわかんないよ、だから修学旅行いやだな。。皮のズレを修正してくれる仲間いるの?
父親:サウナなんて行ってみろ熱がこもって死んじまうよ。
息子:え、あそこに?熱がこもって、蒸気で
父親:蒸気でだよ、死んだ人いると思う。ただでさえ帽子かぶっているのに
息子:帽子…その例えはさすがに、えぐいね、泣きたい、メスいれなきゃやっぱりダメなのかな、修学旅行のお風呂やめるよ
娘:上は洪水、下は大火事、これな~んだ?
父親:う~ん?カツラの人が嫌がるもの?あと強風ね
母親:お水にハマッた主婦が借金で火の車
息子:洪水を利用してチンポの皮をむく、大火事の時、野次馬に見栄はるためにチンポの皮をむく?
娘:ブー!全員不正解!正解は処女膜を破りたい、あ、間違えた、お風呂でした~汗
家族全員:…。
――完―――