大学失敗。私の将来を笑った先生。午前7時。誰にも言わないで欲しい。
タイトルにも後の文章にも書いてるけどこのnoteは誰にも言わないで欲しい。読んでくれたら嬉しいけど。誰かのなにかになりたくて書いてるので、食卓の話しのネタにはしないで欲しい。でも、ひっそりと悩んでる私みたいな誰かには届いて欲しい。
普通のひとって、どうやって進路を決めるんですか?
私は大学が付いてるタイプの高校に通っていたので廊下に貼ってあった付属大学のポスターに『4年間たべもののことばっかり考えませんか』というキャッチフレーズが書いてあったのを見た親が「食べること好きだから良いんじゃない」と言われて小論文を書いて入りました。本当になにも考えてなかった。
入ってみて理系の学部だと知り、ずっと文系で生きてきた私には解けない事前課題、授業が始まると苦手な化学や数学がどの授業にも関わってきて、グループで行なう実験や実習やプレゼンや発表。周りはきらきらしたひとたちばかり。女子25人男子7人(全員彼女持ち)のクラス。学年でいうと女子80人男子15人みたいな感じだったと思う。なじめなかった。中学生からずっと陰キャだった。大人しくて真面目で地味なのに勉強もできない、レポートの貸し借りなんて無理だった。実験で同じ班のひとたちの邪魔をしないことだけを授業中に考えていた。それぞれの工程の実験結果を見せあって完成するレポート。それを見せてと言えなかった私。調理実習もテキパキしている女の子たちに比べたらもたもたしすぎな自分に自信がなくなりずっと床を見ていた。辛かった。
「あ、私、間違えた」と悟った。
(こんな私にも仲良くしてくれる友達がいたので、その子たちと会えて良かったです。しんどいときは朝に登校したらそのまま図書館に行って、お昼はこの友達と食べてまた図書館に戻っていました。あときらきらした女の子たちはめちゃくちゃ優しいです。私が勝手になじめなかっただけです。授業を休みがちになると話しかけてくれた女の子や男の子もいました。それは本当にうれしかった。)
高校生のときにみんなはしっかりした未来を描いて大学を選んだのかな。私はとりあえず周りと同じように大学に入る、をしただけだった。食べることはすきだったけど計算や実験はすきじゃなかった。小学校高学年あたりから自分の容姿や性格に自信がなくなっていき、周りの人とのコミュニケーションがきらいになった。就職なんて出来ない人間だけど大学は卒業しておきたかったなあ。私は別に気にしてないつもりだけど学歴コンプレックスは親からの視線で感じてしまう。
夢とか進路は、はっきりと決めておけば良かった。先生になるとか、化粧品会社で働くとか、アパレルとか。なんでも良いから何か目指すものがあって、それに近づくための大学なんだと後から知った。義務教育を終えた流れで高校生になり、流れで大学生になってしまった。大学に行く意味を私は知らなかった。誰か教えといてよ。
私は大学お笑いを知らなかった。20歳のときに養成所に入って知った。学生お笑いで既に力があるコンビや元NSCや元JCAなどのひとがたくさんいた。私みたいに人前に立った経験のない一般人など少なかった。私の通ってたコースは大学生と社会人が半分ずつみたいな構成だった。すっごく楽しかった。
それでも今周りで学生お笑いだったひとがきらきらして見えると少しだけ心が痛くなる。私の学部は1年生からびっしり1限から6限(一コマ90分)まで授業があって、通学も片道2時間くらいかかる上に、1限目が9時20分から始まり、実験や実習でバタバタするので帰りの学校のバス停にいる頃には18時や19時は当たり前だった。サークルなんて入る余裕がなかった。知らなかった。たまたま今コンビを組んでいる相方が、私の大学の違うキャンパスのお笑いサークルに入ってたのはびっくりした。もし私がそっちのキャンパスの学部を選んでいたら、お笑いサークルに入っていたのかな。でもそうなったら相方の元コンビのあのノーガットラケットはその後に解散していないかもしれない。私は養成所に入っていなかったかもしれない。そうなると私と相方は出会ってなかった。きもいななんか良い意味で。
小学生のときの卒業式で、卒業証書を受け取る前に体育館の舞台で正面を向き自分の夢や目標を叫ばなければならなかった。周りの子は『介護士になる』とか『建築家になる』とかだったと思う。私は『笑顔で生きる』だった。それを叫んだら、下に座っていた先生に鼻で笑われた。絶対に忘れない。笑われた。嫌な気持ちになった。
高校生のときの卒業式前に、進路先の大学に提出する小論文を渡した先生に「給食のおばさんにしかなれないぞ(笑)」と言われた。ワード、内容、顔、声、トーン、すべて最悪だと思った。否定された気分だった。冗談だとしても面白くなかった。絶対に忘れない。私以外の人にも失礼だ。傷つく人がいる。
私は結局、笑顔で生きることも、栄養士になることも出来なかった。これは先生のせいではなく自分の弱さが原因でしかないけど。言霊ってあると思うんだよね。しあわせになれない呪いみたいなの。それは無意識で浴びせられることだってある。
小さい頃から芸人になりたかった訳ではないけど、芸人という世界に入って良かったと思ってる。テレビが大好きで生きていた小学生、ラジオに生かされた大学生。今もどっちもだいすきだけど。向き不向きは分からないし、技術や才能はないけど、この間違えた人生を武器にするしかなくて、他人に笑ってもらえれば救われる。とりあえず今はここでの未来を描けている。なりたいもの、やりたいこと、たくさんある。
ちなみに小学生の頃の夢は、プールのコーチか耳鼻科になることだった。小学生の6年間水泳を習っていた。誰も知り合いがいない地域のプールで知らない三姉妹(弟)にいじめられて辞めた。耳鼻科は小さい頃によく行ってたのと耳かきや耳たぶがすきだったから。でも本気でなりたかったわけじゃないんだろうな。夢を書かなきゃいけなかった用の夢なんだろうなあ。中学高校で美術部に入って絵を描くことはすきだったけど、兄もイラストを描くことがすきだったからか、親はずっと「絵じゃ食べていけないからねえ」ときっと無意識に唱えていた。だからなんとなく美大には行かないと思った。努力も出来るタイプじゃなかったしなあ。顧問の先生に「逃げグセあるよね、諦めるとこ」と言われて素直にそうだなあと思った。私には行動力だけがあると思う。学校を辞めること、養成所に入ること、舞台に立つこと、動くことでどうにかなるんじゃないかと思ってる。しあわせになりたいので。
昔の知り合いに、大学を辞めたこととか芸人をやっていることとか知られたくなかったな。Instagramを電話番号で登録したことが最大のミス。本当に学生時代の友達、お願いだからバラさないでください。家族に言わないでください。私の人生を気軽に暇つぶしの話しのネタにしないで欲しい。身を削って生きてるから鼻で笑わないでほしい。勝手に可能性を否定しないで欲しい。歳上の幼なじみはだまっていてくれてて助かる。Instagram自体は先輩のナターシャさんとのインスタライブをするきっかけでインスタを始められたのはすごくうれしかった。生配信中に新品の絵の具10色セットを開けたら青が入っていなくて藍色が2本入っていた。私のだけ9色だった。なぜ藍色。
ずっと落ち込んでる。なんでこんな人生なんだ。なんでこんな自分なんだ。もっと普通に生きたかった。生まれてきたことをよろこべる人間になりたかった。生まれてきて良かったとは思えたことがない。仕方なくどうにか生きてる。しんじゃいけないから。おとなしくてまじめだから。やさしくいきたいから。いたいのもかなしいのもにがてだから。まだすきな芸人さんの新ネタを見たいし、美味しいものも食べたいし、恋愛でうまくいきたい。売れたいよ。
(おおぞらモードもリスみかを応援してくれるひとたちがいるおかげで生きてることにまだ意味があると思えています。本当にいつもありがとうございます。売れて、すきになったことを誇ってもらいたいです。)
この間、必要があって母親に生まれた時間を聞いたら午前7時だった。送られてきた母子手帳の写真を見たらなんか泣きそうになった。そんな早朝に産まれたんだ。大変だったねお母さん。いつ生まれても大変だけど。その日だけじゃないよね、お腹にいた38週間ずっと大変だったろうし、そのあとだって大変だし、育ててきた27年だって大変だよね。そのことにはめちゃくちゃ感謝しかない。
だからこそ、私がこんなだから自分みたいな人生を送ってほしくないから私は子供を産むという選択肢を今は考えられない。相手もいないし、予定も希望もお金もないけど。こんな変な人生、こんな泣きたくなるしかない毎日を生きさせるなんて可哀想だ。これからの人生がしあわせになれると信じて生きてるけど、まだまだ先が見えそうにない。
マッチングアプリのプロフィール欄の『子供が欲しいか?』に『はい』と答えてるひとはそっとブロックしていた。生きることを背負わせる責任も、生きさせることの責任も持てる自信があるひととはきっと分かり合えない。その責任を分かったふり、分かってないひとだっているかもしれない。私の理想としては『わからない』が良かった。『いいえ』だと怖い。ひとの気持ちって変わっても良いと思うから。私だってもしかしたら変わるかもしれないし。さっきハンバーグが食べたくても、今はラーメンが食べたくなることだってある。昔は嫌いだったバンドが、今は大好きになってることもある。知らない芸人をバカにしていたひとが流行ればすきになるひとたちだっている。それで仕方ない。そっと受け止めて生きていこう。
私のすきな芸人さんが死生観を話していたことがある。『もう充分楽しかったからしんでもくいはない』。『しんでもいいと思ってるやつはつよい』。『しんでもいいと思っているやつはバンジージャンプくらいするか』。私もしんでもいいとおもえるひとになりたい。
あ〜〜。心が折れそう。タウンワークをながめる人生に早く終わりが来ますように。未来の私を笑わせてあげられますように。おなかすいたなあ。
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