全ての出来事は他人のせいにせず、自分の責任と思え 一億三千万人のための「論語」教室を読んで
個人事業主・従業員5名以下のスモールビジネス専門コンサルタントの太田亮です。
ご覧いただき、ありがとうございます。
一億三千万人のための「論語」教室(高橋源一郎著)を読了しました。
「論語」と言えば、高校の漢文や大学受験で苦しめられた記憶しかありませんでしたが、大変わかりやすい論語の訳文が出版されたとの噂を聞き、読んでみました。
今風のわかりやすい解釈となっており、好き嫌いがわかれそうではありますが、私にはとてもわかりやすく、馴染みやすく、とても良い本だと感じました。
本棚に常備して、期間を置いて何度も読み返したいと思います。
499ある孔子のメッセージの中で、心に残ったものを一つ紹介したいと思います。
「子曰く、君子はこれを己に求め、小人はこれを人に求む」(410ページ)
全ての出来事は他人のせいにせず、自分の責任と思いなさい。
自分の責任と思うことで、自分は成長できる。
他人のせいにしてしまったら、自分の成長を止めている真の原因を知ることができなくなってしまう。
いやぁ、深いですね。
うまくいった時には自分のおかげ、うまくいかない時は他人のせい。
このように考えてしまいがちですが、結局他人のせいにしたところで何の解決にもならない。
「あいつのせい」
「イヤな上司のせい」
「コロナのせい」
他人や環境は自分の力ではどうすることもできません。
不変な環境に対して、自分はどのように対処していくのか。
うまくいけばその方法で進めていけば良いし、うまくいかなければその経験から少しでも学び、次に活かす。
人生の経験で無駄なことなど、一つも無いのです。
今回の記事は、自戒の意味も込めて書いてみました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。