かなりのやらかし
※身バレを防ぐためにかなり抽象的です。
🔸仕事中に事件は起きた
今日はうまく仕事も進み、残業もなさそうだ。
「今日のブリーダーズカップはテリオスベルの単複どでかく買うかぁ。」
そんな事を考えていると一つ「機材」の片付けが残っている事に気づく。
「出したなら片付けんかい」
そう呟きながら撤収に向かう。
その「機材」は生涯年収ぐらいする。
いつもなら丁寧に扱うのだが、昨今の懐事情なのか寝不足が原因なのか不明だが、少しだけ、ほんの少しだけ雑に扱ってしまった…のかもしれない。
🔸ほんの不注意
片付け中、ふとコードに足が取られた。
バランスを崩す。棚にもたれかかる。
棚にあったブロックもバランスを崩す。
これが落ちたら、確実に機材は「逝く」。
咄嗟の判断でブロックをキャッチ。
しかしそれはあまりにも重すぎた。
ブロックごと機材に突っ込んだ。
🔸その後
そこからの記憶はあまり無い。
なぜか笑顔の上司。
顔が引き攣る部長。
状況を説明しろと詰め寄る課長。
俺の体を心配してくれたのは後輩達だけだった。
🔸結末
機材は奇跡的に損傷無し。
あやうくどデカい負債を追うところだった。
上司は笑いながら言った。
「日頃の行いがええから奇跡起きたなぁ」
うるせえ。
奇跡なら日曜15時に起きて欲しかった。
帰路につきながらブリーダーズゴールドカップの結果を見る。
俺は携帯を叩きつけた。
おわり