サニーデイ・サービスがフジロックで暴れていた
フジロックが今年は配信で見られるのがありがたい。衝撃的だったのはサニーデイ・サービスだ。サニーデイのライブは配信でも見るのは初めてだった。
今から10年~15年前ほどサニーデイ・サービスが解散して数年経ってからギターボーカルの曽我部恵一さんのソロをよく聴いていた。サニーデイ・サービスの「東京」というアルバムが好きだったのだが、曽我部さんの「セブンティーン」というソロ曲を聴いて衝撃を受けた。「こんなに力強くパワフルな音楽をやるのか!!」と。
もしかしたら昨日のフジロックで初めてサニーデイ・サービスのライブを見た人も同じような感想を持ったかもしれない。
フジロックでは一曲目にその「東京」という25年前ほどのアルバムから「恋におちたら」という名曲をやっていた。やはり良いなあ〜と思っていたら2曲目から突然爆発するような演奏を見せてくれた。何なんだあれは一体。曽我部さんの掻きむしるようなギターにベースの田中さんが弦をぶっ叩くように演奏していた。それでいて昭和の香りもある切ないメロディーにエネルギッシュな演奏。
ステージの中盤、「セツナ」という曲が知ってるものではなかった。何だかやり過ぎなんじゃないかと正直思ったくらい爆発していた。ベースの田中さんも途中から音を合わせるというよりは無我夢中でベースを殴ってるように見えた。10分くらい演奏していただろうか?演奏が終わった後の曽我部さんはやり切った表情で最高に楽しそうに見えた。清々しかった。
サニーデイ・サービスのライブをよく見る方にはお馴染みなのかもしれない。僕は初めて見たので脳みそが揺れた。ロックバンドの生き様を見たような気がした。