マコp

福岡の作曲家です。スピッツが好きで研究しています。

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マガジン

  • マコPエッセイ

  • 夏休みの日記

  • 意識高い系にも意識低い系にもなれなかった人のために

    小さい時から何故かどこにも馴染めない人が綴る、日々のあれこれ。繊細すぎて日々がどうにもならない人向け。とりあえず銭湯行こうか、って空気感を大事にしたいです。とりあえずしばらく無料でやります

最近の記事

この世はあまりにも残酷で優しい

今年の3月にUber配達を始めた。何だかこの仕事が性に合っているようで、一日でも休むと体がなまってしまい、毎日自転車で商品を運び続けている。スマホに配達依頼の通知が来たら、お店に行って商品を受け取り、注文したお客さんの家に届ける。ただそれだけである。そして配達距離に応じた報酬が貰える。 自転車を漕ぎながらふと色んな事が頭をよぎる。 「今日の都知事選どうなったかな」 「andymoriのライブ行ってみたかったな」 「高校の時、同じ野球部のメンバーは何であんな僕に当たりが強かっ

    • 出来れば、生きていてほしい

      自分の事を全てを理解してもらうのは、おそらく不可能なのだ。 近しい人や親友、家族でさえも。 これを読んでいるあなたが今苦しんでいるとしても、僕は全て理解する事はできないだろう。話や愚痴を聞いてもらえて、気持ちが軽くなる事はきっとあると思う。「分かるよ」と言ってもらったら救われると思う。 でも、苦しみの本質ってあなた自身にしか分からないんじゃないかな。 あなたの苦しみを、あなただけでも愛しく思ってほしい。 僕は自分が好きだ。それで良いじゃないか。グダグダな自分の事を見捨てられ

      • 人間が好きで人間が嫌いだ

        昔からずっと人に興味がある。その人とコミュニケーションを取った際にこちらが抱く違和感を掘り下げたくなる。その上で、その人を好きになったり嫌いになったりする。 この人はどうしていつもニコニコしてるんだろう?とか この人はどうしていつも嫌な事を言うんだろう?とか いつもニコニコしてる人を嫌いになる事はあまり無い。いつも嫌な事言う人を好きになる事はたまにある。こちらが抱いた違和感には、ちゃんと理由がある。その人が向き合ってきた困難が浮き彫りになる。向き合いきれない事だってきっと

        • 粗相により大恥をかいた話

          ※ちょっと汚い話もあるので、苦手な方はご注意ください。 あれは小3の頃だった。だいたい学校から帰ると友達が家にゲームしに遊びに来る。確かゲームは一日1時間と家のルールで決まっていたので、時間になると近くの公園にサッカーをしに行っていた。 4,5人で楽しくサッカーをしていると、突然腹痛に見舞われた。近くに公衆トイレがあるが、腹痛レベルがあまりにも高く、とても間に合わないと思った。そしてあっけなく、我慢の限界を迎えたのである。僕はこの事態にパニックを起こし、サッカーをしている

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          21本

        記事

          最悪な人間を避けるアンテナ

          この人関わらない方がいいかも、という判断を余儀なくされる事がしばしばある。この判断のおかげで自分の身を守ってきた。悲しい事に危機を察知するアンテナが鋭くなってしまった。一回話せば分かるようになった。 まず、自分を徹底的に守る。非を認めたがらないのだ。自分の非を素直に認めることは、確かに簡単なことでは無い。年齢を重ねれば重ねるほど尚更だ。傷付きたくないのだ。傷つくことを極端に恐れているのだ。そして、それを自覚している人はまだマシで、「自分は悪くない、あいつが悪い」とどんどん考

          最悪な人間を避けるアンテナ

          高校生の頃、人を傷つけた話

          大人になってたま〜にズキッと胸を痛めながら思い出す事がある。顰蹙を買う内容なので心に秘めていたのだが、それでも時折思い出してしまうので、ひっそりと打ち明けてみたいと思う。 中学〜高校の時は人見知りが一番酷い頃で、特に女の人とはまともに話せず目も見れなかった。「アッアッアッ…」「あの…」「えっと…」と詰まってしまい話が一向に始まらない。手足をぶらぶらさせながら視線も定まらない。その頃付いたあだ名"挙動不審"だ。 "挙動不審"。言われた頃は大そう屈辱的だったが、今思えば当時の

          高校生の頃、人を傷つけた話

          あなたの心が見てみたい

          僕は人の内面を見つめるのがとても好きである。心の奥底を見てみたいと思っている。 僕には物事の論理がよく分からない。少し通じない所があると言ってもいい。 だから、心の中だけを見てきた。会話になってなくても、言葉じゃなくてもちゃんと通じ合っている瞬間がある。 僕にとって心の奥底で会話するということは、一生の趣味でもあるし、生きていく事そのものだ。幼少期の頃から悩んだり傷を負ったりする度に、人の心が分からなくなり、そうしてるうちに身に付いた生きていく術だ。 心が通じ合っている事

          あなたの心が見てみたい

          35歳からはじめる悪あがき

          ずっともがいて沼を出ようとしていました。2年近く続けたYouTubeも終わりました、何か甘えている自分がもどかしいという気持ちがずっとありました。 15日にアルバムを発売して、まだ1週間なのでやるべき事は沢山あるんですが、一旦ゴールテープを切れたような感覚です。 最後の悪あがきだったと思います、数年前にバンドをやっていた頃に作った曲も数曲収録されています。 これ以上前に進む気力は今は無いですが、少し休んだらまた湧き上がってくるかもしれません。 僕はただ自分の存在を認めて

          35歳からはじめる悪あがき

          辛さの押し付けという「甘え」

          まず第一に他人の"辛さ"に対してどうこう言うべきでは無いと思っている。人には人の辛さがある。どうしようもなく辛い思いをしてる事だってある。 だが「辛さ」を盾に他責的な行動をとる、他人を攻撃して自分が被害者ぶる。これは僕がやってしまった人生での大きな失敗だ。これは「未熟」、「甘え」に他ならない。 僕はバンドを組んでいた時に大きな失敗をした事がある。3年前にバンドを辞めたがそれはひとえに自分の甘えから起こった事であった。「分かってくれるはず」「理解してくれている」という驕りか

          辛さの押し付けという「甘え」

          人間の弱さ

          30数年生きていると、接してきた人の「弱い部分」と触れる事がある。誰しも持っているものではないかと思う。僕は人間の弱さを嫌いにはなりきれない。むしろ愛おしく思う。未熟な自分と向き合えないのは、弱さである。その弱さを隠すために虚勢を張って強く見せたり、他人を攻撃したりするのだが、それもまた弱さだ。人間らしいな〜と思う。 そして結局ストレスを抱えて自分が傷つく。余計辛くなって誰かを攻撃する、の繰り返しだ。周りからどんどん人がいなくなる。 辛さを誤魔化す事は余計辛いんだ。他人を攻

          人間の弱さ

          CD発売1周年ライブを終えて

          2020年に「雨にとけてく」というCDを出してから丁度1年経った8/29に記念ライブをする事ができた。一年前ライブした時(オンライン&生ライブ)に見てくれた人が今でも僕の事を興味を持ってくれている。本当に嬉しい事だ。 昨日のライブを改めてセルフでレポートしてみようと思う。何曲かピックアップして本人解説していきたい。 8/29「CD発売1周年ライブ」セットリスト ①「愛のままに」 ②「ラビット」 ③「ワンマン列車」 ④「さんぽみち」 ⑤「宇都宮でなんもしない」 2018

          CD発売1周年ライブを終えて

          経費を切り詰めたいミュージシャン

          日本中で「食えてるミュージシャン」ってどれくらいいるんだろう。このコロナ禍でますます食い扶持が減っていく中で、他に仕事をしながら音楽活動をしてる方の割合がますます増えてきてるのでは無いだろうか。 自分はというと他に仕事をしているわけでは無いが「音楽で食えてる!」という程の収入は無く、あの手この手を使って何とか生きているという表現の方が正しい。 最も気を付けているのは「経費を抑える」という事だ。これは「(基本的に)全部自分でやる」と言い換えられる。自分に依頼料を払う必要は無い

          経費を切り詰めたいミュージシャン

          やる事やってたらあっという間に夜だ

          最近そんな毎日で疲れるけど心地良い疲れだ。曲作ってグッズ作ってMV作って色々やってる。暇は無いけど暇なんか無い方が良いみたいだ。無い頭振り絞って考えても意味無いので手を動かしてた方がよっぽど良い。考えるとネガティブな事とか明日が不安だとか過去が憎い悔しいとか人生辛い。。。みたいなどんどんどんどん負のループに陥ってしまう。 やれる事やっていくしか無いんだ、と自分に言い聞かせて今夜は寝ます。 明日はライブだ。

          やる事やってたらあっという間に夜だ

          「体調が悪い」と自覚すること

          もうすぐで35歳になってしまう訳だが、最近特に「体調悪いな〜」と思う事が多くなった。「年齢かな…」と半ば諦めていたのだが、別に体調が悪い日が増えた訳では無かった。"体調が悪いと自覚できる日"が増えただけだ。もっと若い時は体調が悪い事にすら気付かず無理がたたって倒れたりしていた。 最近では体調の悪い時、自分の症状をメモに取り始めた。「体調が悪い」だけだと漠然とし過ぎている。頭が痛いのか?腹痛があるのか?何となく倦怠感があるのか?考えすぎると「あれ、体調が良いって何だっけ?」と

          「体調が悪い」と自覚すること

          「いつまで自粛せなあかんのか」

          コロナが流行ってから一年以上経っている。緊張感のある生活を一年以上続けてきた。最初は未知のウイルスに恐怖しながら暮らしていたが、少しずつコロナウイルスの正体が分かり始めて、飲食店でも感染対策をして、ライブなどでは発声を禁止するなどすれば感染リスクを抑えられるようになった。マスクはちょっとうっとおしい時もあるが自粛生活もさほどストレスでは無くなってきた。感染の波が穏やかになっていた去年秋頃には旅行も行った。2021年始頃にはワクチン完成のニュースも出始め、明るい兆しも見え始めて

          「いつまで自粛せなあかんのか」

          悪しき思い出と決別するために

          睡眠が上手く取れずに15年以上悩んでいるが、ここ最近で眠れない時の原因が「余計な考え事」である事が多いと気付いた。その内の一つは「未来に対する不安」、そしてもう一つが「過去の悪しき思い出の反芻」だ。いずれにしても眠る前に考えてもどうしようもない事である。 過去の理不尽な出来事への恨み、自分の未熟さから犯した行動の後悔…多かれ少なかれ誰しもが抱えてるものでは無いだろうか。 僕は中高6年間野球部に所属していたが、特に野球はチームスポーツであり組織で動くので、なかなかその辺りが

          悪しき思い出と決別するために