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仕事を辞めようと決断した




わたしは営業職として約3年半働いてきました。

そんな会社を年末で辞めます。

今の想いを今回はお話しようと思います。


なぜ辞めたいと思ったのか

相手になったつもりで物事を考えるのが好きで、お客さんと一緒に課題を解決できるような仕事をしたいと思い、今の代理店という仕事を選びました。

代理店の仕事は例えるなら、
コンビニに何のメーカーを陳列するのか一緒に考えて、製品を卸売する仕事です。

だけど実際は、相手が求めているのは安さと回答の速さばっかりなんですよね。

間接的に関わるのでお客さんが求める本当の意図は汲み取れない。
会社は高く売れとかこのメーカーを売ってこいとかいかに得をするかを考えているばかり。

何をエンドユーザーが求めているのかという本質より、怒られたくないから必死になっているんですよね。社内も社外もね。


そんな生産性もない活動してたら、みんな疲弊していくだけじゃないのかな。
大して価値を与えられていないのに10円、20円を取り合うのがそんなに面白い?

どこの会社もそんなもんだよ!
と言われてしまってはそれまでなんですけどね。


得意なことじゃなかった



わたしは相手が考えてることを理解はできるけど、コミュ力が高いわけじゃありませんでした。

ただ共感したり、話を聞くしかできない。

じぶんじゃ何も出来なくて、
いつも権力のあるひとに助けて貰うばかりで、だんだんと自尊心が失われていきました。


みんな初めはそんなもんだよ」って
言われるのもすごい嫌だったんですよね。

まわりのみんなが辞めていけば続けているだけでも、必要とされるときが来るでしょ…

いいの?それで。

わたしは面白くなかったです。


訪問したくない


お客さんの元に訪問営業に行くのが嫌でした。

何を話していいかわからないし、
雑談以上商談未満の会話が苦手でした。

「おたくの見積高いんだよね」
話してくれるかと思えば、値段をやいやいと言われてしまう。

話題作りのために、興味のない分野を勉強できるほど、学習したいとも思いませんでした。

というか、そこを求められているような気もしなかったんですよね。


かといって訪問を怠っていると、
「最近来ないよねあの子」とチクリをいれられる。


お前ら暇かー!!!!!!


それでも続けて来れた理由




支店長に認められたい。
じぶんに力をつけたい。
いまより待遇がいい会社なんてあるのか。


愚痴を言うだけじゃダメだ!
変えられることはある!と信じて、
しんどくても最低限訪問して、問い合わせにもちゃんと対応していきました。

強くなって認めさせよう!そんな想いでした。


優しくない業界でしたが、
そのなかで支店長はめちゃくちゃ仕事ができる人だったし、かっこよかったんですよね。

一緒に仕事できて嬉しい。


わたしに頑張って欲しいという気持ちもたくさん感じていました。
人より多く課題をもらったり、手をかけてもらっていたと思います。



でもやっぱりやりたくないことをやれる体力って決まっているんです。

不安が止まらない


ある朝、起き上がりたくても起き上がれない日がありました。
不安が全身をかけめぐるような感覚でした。

『わたしひとに迷惑しかかけてない』

『努力もできないし、可愛げもない』

『がんばろうって思うのにがんばれない』

『このままわたしはどうすればいいの』

ぽろっぽろっとあふれた涙を止める方法がわかりませんでした。

どうしよう、どうしよう…


その日は会社を休んで、
遠方に住むお母さんに助けに来てもらいました。

そして、わたしは辞めることを決めました。

出来る仕事は増えたのに、
まったくといっていいほど、自信は増えていなかったんですよね。


いまできること


わたしはいま自分の強みだったり、大切にしたい価値観について考える時間を取っています。

やりたくないことを続けているから自信がつかない。

それなら、やりたいこととはなんなのか。


過去を振り返ってじぶんを癒す心理療法であったり、
じぶんの才能を見つける為の自己理解であったり、
色んなものに救われて今じぶんに向き合う勇気を持てています。

このノートはそんな癒しの時間のメモのような役割をしてくれています。

見返すたびにじぶんが元気になれる魔法がたくさん散らばっているんです。

じぶんでじぶんを勇気づける楽しさを皆さんにも気づいて欲しいなという想いも込めています。


あと面白いことも言いたいなって思います。
(今回は真面目だけど)



真面目過ぎてつぶれてしまうひとがこれ以上増えないことを願っています。



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