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巧技台リニューアルのお話 #9 家具のような遊具?

こんにちは。オオニシ体育の渡邊です。前回からかなり期間が空いてしまいましたが、新しい巧技台について進捗をお話したいと思います。

この記事は今後この新商品の購入を検討する方や、モノづくりに興味がある方などへ向けて、どんな想い(プロセス)で作られたモノなのかをお伝えする為に連載しています。

まずはこのプロジェクトが今現在どういう状況なのかというと、実は既に新しい巧技台一式が出来上がっています。

色々と間をすっ飛ばしておりますが、順を追ってその様子を公開していきたいと思います。

初めに簡単に前回のおさらいをします。

①材料の選定

②配色、巧技台パーツ組み合わせの決定

③試作品製作

④デザイン決定

⑤専用パンフレットを作成し販売

このような順序でプロジェクトが進んでいて、②のところまで前回お話をしたかと思います。

配色のテーマは、医療施設の環境の課題から「自然」に決まり、木目調をベースに明るい自然環境を想起させるようなものとしました。

また、ここでは日常や生活を感じられることも自然の一部と捉えています。

今回のお話はここからです。

②巧技台パーツの組み合わせ

次にセット内容を決めていきました。巧技台の特性上、様々な使い方があるのでパーツの組み合わせはかなり重要になってきます。

厳選した内容にして以下のようなものを考えています。

Aセット(仮) 
 広さが十分に取れる施設向けで、発展的な遊びまでが経験できるセット内容。
Bセット(仮)
 中程度の広さの施設向けで、基本的な遊びを網羅できるセット内容。
Cセット(仮)
 小規模な施設でも設置可能で、最低限の遊びが体験できるセット内容。初めて導入する施設におすすめ

そして、セットをお買い求め頂いた方へは巧技台を最大限活用して頂くために、巧技台に精通した理学療法士による使い方セミナーもセット内容に含めます。

これにより遊び方のパターンが多すぎて「イマイチ使い方が分からない」「こんな使い方知らなかった」という声にお応えし、最大限子どもたちに還元して頂けるような仕組みを考えています。

さらに、不定期で開催している「巧技台の実践報告会」にも参加いただけるようにして、使っている方同士の交流も楽しんでもらえたらなと考えています。


③試作品製作

ある程度方向性がまとまったところで実際に試作品をつくっていきました。画面上で見る色と実物の色味に差異があったりするのでここはもうひたすら木材を加工しては塗装しての繰り返しです。

木目調に仕上げる為にニス塗装というものを施すのですが、これはツヤの感じでだいぶ見た目が変わってきます。ツヤあり、半ツヤ、ツヤ3部消し、ツヤ消しなどなどこれも色々と試します。

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こんな風に試作をしていくと、このツヤ消しはなんだか家具っぽさが感じられます。原色が使われやすい遊具とは違い、日常や生活感を感じる落ち着いた印象でなかなか良いのではないでしょうか。

ディレクターのチア・アートさんにもそのあたりのご助言等も頂きながら進めていくことでひとまず試作完成品が出来上がりました。

④デザイン決定

ヘッダー画像に既に載せてありますが、完成したデザインがこちらです。※今後細かい変更などがあるかもしれません。

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木肌を多く見せつつ水や若葉の色を取り入れました。はしごは川の流れを感じられるような心地よいリズムで色分けしてあります。

2色のふたを使いわけることで使い方の幅も広がります。

常に置いていても違和感がなく、端に寄せればまるでディスプレイや椅子のようにもなり、倉庫にしまい込む必要もなくなるかもしれません。

これは設置の手間を減らすことにも繋がります。

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「さあ遊びましょう!」ではなく、好きな時に遊べて、なんだか家庭的な空間を演出できる落ち着いた遊具。原色が多かったりする遊具の中にこんなものがあっても良いのかなーなどと思っています。

小児リハビリ施設や療育の現場などではその特性上、室内の閉鎖的な空間に訓練スペースを設けることが多くなります。そんな場所に置く、日常や自然を感じる『家具のような巧技台』

こんなのどうでしょうか?

そして今後は販売へ向けてパンフレットやWEBページの制作を進めていきたいと思います。


そして先行公開として来週10月23日(土)に青森県八戸市で開催されるイベントにこちらの新しい巧技台を持っていきます。

こちらの様子も後日公開しますので楽しみにしていてください!(こちらのイベントはまだ定員に空きがあるようです。ご興味のある方は下記よりお申込みください!)

イベントはこちら↓↓

オオニシ体育株式会社
渡邊駿介

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