Qとは何?
オードリー・タンの簡単な自叙伝のような本を読んで大いに感化されたことは、以前にここにも書いている
彼は苦闘の末にトランスジェンダーという性自認を選んだけれど、なかなか面白いと単純に感じて、当時自分も何かを選んでみようと思い当たるところを探してみた
LGBTQ……と幾らでも続いていくものとはいえ、僕はごくノーマルに女性に魅力を感じる男性でしかなく、どーしたものかねとしばらく迷った末に Qならばまぁまぁ該当しそうだな…と感じてコレに決めたとしたのだけれど、では現代における Qとはどんなものなのかと考え始めるとなかなか難しくて自分を納得させるだけの理由が見つからないまま数年が過ぎていった…
80年代くらいまでは、LGBT…と言われている人たちはまとめてQの扱いだった
クィアということで一まとめにされていた
当時は確かに皆からおかしなヤツらと見られてはいたものの、クィアであることはそんなに難しいことではなかった
命を差し出す覚悟と勇気さえあれば、ね
80年代に、まだ治療薬のなかったHIVでバタバタ死んでいったゲイの人たちは、細かく分けられることなくクィアの扱いだった
フレディ・マーキュリーだって、ユニクロのモチーフになってしまったキース・ヘリングだって、ロバート・メイプルソープだって、ミシェル・フーコーだって、ダムタイプの古橋悌二だって、皆そうだった
でも、LGBT…とどこまでも続いていく性自認は、今では一方は社会的にきちんと認められ、もう一方は重犯罪者と決め付けられと大きく別れた
僕には、日本人はその辺にとても鈍感で無自覚だと感じられてならない
コミケが、かつてはあんな感じで、今のこんな感じになった影響が結構デカいんじゃない?と思うんだけどね
僕が見る限り、マツコ・デラックスはテレビの仕事では一切見せないけれど、間違いなく「隠れクィア」だ
あと、お亡くなりになったりゅうちぇるは完全にクィアだったね
早死にしてしまったけれど、言うこともやることも80年代のGの人たちと同じくらい潔かった
早死にしたこと自体がいかにもクィアらしいとすら感じられてならない
で、その辺を手がかりにしていくと、今の時代においては何がクィアなのかがわかってくる
アンディ・ウォーホルのプロデュースでデビューしたルー・リード唯一のシングルヒット曲『ワイルドサイドを歩け』は、今ならGの人たちと認められているけれど、かつては Qとして偏見の目で見られていたゲイの人たちを謳う
歌詞はウォーホルのファクトリーに出入りしていた実在の人物がモチーフだ
この曲のプロデュースを手掛けたデビッド・ボウイも、お亡くなりになった今から振り返ってみるとクィアだったよなぁと思う
で、性的に何をするかではなくてアティテュードの問題なんだと一先ず結論を出したけれど、それをオモテに表明することなくして自身の性自認はコレだと公言することはできないとも考えてまた悩んだ
密かに思い一人で何かやっているだけなら、わざわざ自分はQだと言う意味などないのだから
そんなこんなを心の中で抱えながらYouTubeの動画を視ていると、ご親切にもこんな配信者をご紹介していただいた
数ある動画のタイトルを見ただけでも、コイツはどう考えてもおかしいとしか言いようがない
変態というレベルを突き抜けている
しかし僕の性志向はこんな動画に反応してしまうところがあるとはいえ、極めてノーマルなものだから一通り眺めてそのまま通り過ぎていった…
一歩足を踏み出すことになったのは、多分下半身の自毛を全て剃り落としたことから始まったと思う
白いのもチラホラ目立ち始めてきたし、顔や首から手やネイル等の美容に目覚め、自分に合ったオイルやクリームを使って毎日手入れしていくと明らかに違いが出てくる
大学生になって親元から離れ、最初にしたことは足の毛を薬剤ですべて溶かしてすべすべにしたものだったけれど、不覚にもVIO周辺への気配りはまったく意識しないまま生きてきた
でももし美容を気にするのならば、VIO周辺だって顔や手やネイルと同じかそれ以上に自分自身を現すものであることは間違いない
美容を本気でやるならばこっちへの気配りもしなきゃダメだなという思いでやってみたことなんだけど、大した考えもなくTwitterで別の匿名アカウントをつくり公言してみたところ、思いもよらぬ反響があり驚いた
匿名アカウントだからここにリンクはしないけれど、それならばと結構明け透けにいろいろツイートを続け始めると、みるみるうちにフォロワーさんが増えていく
そして今や自分の本アカウントの4倍くらいのフォロワーさんがいるアカウントにまで成長した
それが去年の冬だったね
硬軟の話題を織り混ぜながらも、あくまで自らの性について明け透けにツイートするという本筋は今も変わらない
日本では新型コロナの「後遺症」と呼ばれているが、海外の査読論文ではLong Covidの症状の一つとされている倦怠感にずっと悩まされ続けてきて、先月になって遂に限界がきた
まともに動けなくなり、診断書を出して二週間ほど休まざるを得ないことになった
もはや家族は誰もおらず、実家の売却も終わり、快適な新しい住処で何をするにも一人で楽しんでいたんだけれど、休養期間に努めて安静にして過ごしていると元気がなくなってしまった僕の分身が目についた
すっかり縮こまってしまい、ガキのような有り様になっているのを見て、やっぱりこれはダメだよなとスイッチが入った
とりあえず元気を取り戻そうと、いろいろ調べてみるとマッサージがよいらしい
で毎日続けていくと、確かに効果が出てきた
テストステロンやオキシトシンやら、性以外にも人間が健康的な生活を送る上で必要欠くべからずと言うべきようなホルモンはここでつくられている
当然心身のすべてに渡ってもよい効果が連れ出てくる
そこで更に次なる一歩として、以前から持ってはいたものの、使っても何も感じないままほったらかしにしていた器具を使い、前立腺の開発をしてみようと思い立った
そのために使う器具は元々医療目的で開発されたものなので、心身のすべてを意識した美容という観点からも意味があるんじゃないかという感じで始めたんだけれどね
雑菌の多いところに入れるのだから、清潔を心がけなければならない
VIO周辺への美意識が否応なく高まっていくことにもなった
マッサージに使うオイルは、一番大切な顔に塗っていたものをと試していたが、余計な成分が入っているからなのかヒリヒリするような痛みがあってどうにも閉口していたところ、オリーブオイルがよいとの情報に出会い、さっそく試してみるとこれが最高によかった
VIO周辺がしなやかで柔らかくなり、マッサージもすこぶる捗る
当然縮こまっていた分身もますます元気を取り戻していく
今年のGWはとにかく暑かった
今の住処は断熱性が高いのでエアコンを使うまでとはならなかったものの、以前から家に帰ると裸族で居るという人たちを不思議なことをするものだなぁと感じてきたが、暑いし一人暮らしなんだしで、いっそのこと自分も裸族になってみようと決めた
すると、これがまたとっても快適なんだよね
僕は中高と競泳をしていたから、肌を露出することで何らかのよい影響があることは感覚として知っていた
裸族になってみると、あの時のあの感じなんだ!と思い返したよ
全身美容という観点からでも、自分のすべてを常時くまなく目視で確認できるのだから、無駄な体毛も全部剃ってみて、汗でべとついているようならすぐに軽くシャワーを浴びる
いつでも目につくからマッサージにもより真剣味が出る
まったくいいこと尽くしとしか言いようがない、快適極まりない日々を過ごして、倦怠感にノックアウトされた心身を癒していった
そうして過ごしていたある日、突然前立腺開発の効果がやってきた
アレ?という感覚の初めて経験するもので、しかしそれは強烈なものだった
身体の中から突き上げるような感覚
それが果たして快楽なのかどうかすら、どうでもよいと思えるような何か
心身ともリラックスして、いつのまにか寝入ってしまうも、目覚めすら心地よい
とにかく自分の心身がよいと訴えるのだから、家に居る時は裸族生活で前立腺開発器具を常に挿入するようになった
で、実はもう一つ開発してるところもあるんだけど、これに関してはあまり打ち明けないことにしておく
性のことは極めてプライベートでデリケートなものだから、秘匿するのもまた大切なんだという意味でね
リンクした動画をご覧になると多分わかると思います
ちなみに下着はTバックを愛用して随分経つ
ボクサーブリーフで締め付けられていた自分の分身が解放されて、これもまた快適極まりない
おそらく褌はこんな感じだったんじゃないのかなと思った
最近はファスト系のレディース衣料品で、男性が着てもおかしくないものを探しては、試着を繰り返しながら選び抜いて愛用している
女装の趣味は一切ないけど
ユニクロの今の展開でラストとなるイネスとのコラボのボトムスなんて、最高に美しいシルエットだよ
うるさいインフルエンサーども何故かが紹介しないから、そこそこ在庫が残っていて節約に努めなきゃいけないながらもセールのタイミングで入手できるのもありがたい
ただしレディースのボトムスは、前身頃のつくりが平べったい
男女で身体の構造が異なるのだから仕方がないとはいえ、だ
快適さの追求なら下着はトランクスでも構わないんだけど、ボトムスの中でもたついてしまうから前身頃のタイトなレディースのものを履くならば、もうTバックの一択になってしまうのです
中華アプリで安く売っているからお試しになられるとよいですよ
快適過ぎてもうボクサーブリーフには戻れなくなりますけどね☺️
見出しの写真は、敬意を込めてりゅうちぇるの一枚を選びました