読書感想文～報道現場を読んで
東京新聞の社会部望月衣塑子記者が最新刊報道現場が発売された。望月記者と言えば前著「新聞記者」のヒット、映画「新聞記者」の原作者、退任したが菅前総理が官房長官時代官邸の記者会見に参加して菅氏に厳しい質問をして注目を集めた事でおなじみ。
今回はその後の日本の報道現場の舞台裏、取材手法のあり方、コロナ禍での報道のあり方、学術会議問題、ジェンダー問題、ウイシュマさん問題など今の日本の報道のあり方、騒動の舞台裏など今の現実を知る事ができた。
著者に関しては色々好き嫌いがあるだろう。しかし、著者の取材の舞台裏を通じてこの問題がクローズアップされたし、今の日本の報道のあり方に一石を投じたのも著者本人。新聞やWeb新聞を読むみちしるべが本著だ。また、本著の最後に昨年末話題になったNikeの動画を制作したのが著者が大学時代家庭教師で指導した教え子だったのは知らなかった。
本著を片手に新聞やニュースを見ると見方が広げるだろう。おすすめしたい。また、大学生でメディア志望の学生にぜひ一読してほしい。
本日も拙い文章ながらお読みいただきありがとうございました。