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【牛すじのカレー】

~市販のカレールゥでできる本格カレー~

先月、自社田の田植えが無事に終わりました。早朝に社員が草取りし、お世話してきた田んぼです。台風や暑さに負けず無事に育って欲しいと願うばかりです。
さて、今月は牛すじを使ったカレーのレシピです。
気温が高くなり食欲がなくなっても、食べたくなるのがカレーですね。
レシピをご紹介くださるのは、Cooking Studio I-e(イーエ)代表・料理研究家の中村美紀さんです。それでは中村美紀さんの季節のコラムと共にお楽しみください。
*コラムの後にレシピを投稿しております。


<ふくしまごはん歳時記 2024年6月 神無月(かんなづき)>
【二十四節気(にじゅうしせっき)とは】
二十四節気(にじゅうしせっき)は、今でも立春、春分、夏至など、季節を表す言葉として用いられています。1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたもので、「節(せつ)または節気(せっき)」と「気(中(ちゅう)または中気(ちゅうき)とも呼ばれる)」が交互にあります。太陰太陽暦(旧暦)の閏月を設ける基準となっており、中気のない月を閏月としていました。二十四節気は、その年によって1日程度前後することがあります。

■芒種(ぼうしゅ) 2024/6/5-6/20
芒種とは稲や麦などの種を蒔く頃。
「芒」は「のぎ」とも読み、稲や麦などの穂先にあるトゲのような部分のこと。現在行われている種まきは、芒種よりも実際には早い時期に行なわれています。
■小満(しょうまん) 2024/6/21-7/6
夏至とは一年で昼の長さがもっとも長くなる頃。
冬至に比べ昼間が4時間以上長く夜は短くなり、太陽が高い位置で輝き暑さが日に日に増していく季節です。梅雨明けすると季節は本格的な夏へと一気に向かっていきます。

【季節のコラム】
田植えの季節が終わり、徐々に太陽の日差しが強くなってきました。
スパイシーなものが食べたい季節でもあり、この時期にはよく息子からカレーをリクエストされます。
しかしながら市販のカレールゥで作るとどうしても脂と塩分が高くなってしまうもの。少しでも減らそうと考えたのが、野菜をたっぷり入れて香味野菜とカレー粉を使ってアクセントにし、カレールゥが半分でもおいしく作れるこちらのレシピ。
牛すじを使いますのでとてもいい出汁とコクが出ますし、圧力鍋で柔らかく炊いてから合わせるのでとても簡単です。圧力鍋がないときは、60~90分ほどよく煮込むと柔らかくなります。
そして牛すじを柔らかく煮るときに活躍しているのがこんにちは料理酒。牛肉独特の臭みがなくなり、風味がとてもよくなります。
ぜひ覚えておいてくださいね。ではまた来月お会いしましょう。

※参考資料:にっぽんの七十二候(枻出版社)
春夏秋冬・土用で暮らす。(富田貴史・植松良枝著 主婦と生活社)
二十四節気2024 https://fusuihoui.jp/24sekki/2024.html
レシピ監修:Cooking Studio I-e(イーエ) 料理研究家 中村美紀
HP: http://www.studioi-e.com/
オフィシャルブログ:
ミキティママの「人・食・酒が人生の三種の神器」https://ameblo.jp/cookingstudioi-e/

【牛すじのカレー】

~市販のカレールゥでできる本格カレー~

■材料:(5~6人分)
牛すじ・・・300g
玉ねぎ・・・2個
にんじん・・・1本
じゃがいも(子芋)・・・8個
トマト缶・・・1/2缶
生姜・・・1片
にんにく・・・3片
カレー粉・・・小さじ2
市販のカレールゥ・・・1/2個(115g)
塩・こしょう・・・少々
こんにちは料理酒・・・大さじ1
油・・・・大さじ3

材料

■作り方

  1. 下ごしらえ
    玉ねぎは薄切り、にんじんは乱切りにする。一口大に切った牛すじ、
    水2カップ、生姜のスライス5枚程度、こんにちは料理酒を入れ、
    圧力鍋で30分加圧し、圧が抜けるまで待つ。

下ごしらえ
こんにちは料理酒を入れる
圧力鍋で30分

2.炒める
厚手の鍋に油をひき、みじん切りしたにんにくと生姜、スライスした玉ねぎを入れて塩をし、飴色になるまで炒める。子芋、にんじん、カレー粉を入れて炒め、水2カップとトマト缶を加えてじゃがいもとにんじんが柔らかくなるまで煮込む。

香味野菜を炒めカレー粉を入れる
にんじんが煮えるまで煮込む

3.合わせる
1と2を合わせてからカレールゥを溶かし入れ、
さいばしでかきまぜながら10分ほど煮たら出来上がり。

牛すじとカレールゥを入れる


出来上がり!


■こんにちは料理酒を使うポイント
・牛すじの臭みを取り、風味を良くし、柔らかくします。


こんにちは料理酒

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