老年者にとっての参考本7冊
はじめに
晩年、老年、後半生、後期高齢者、老人
古希、百寿、など
高齢に関する語彙が増えている。
、
それにつれて、出版される本も増えている。
中味は、となると、浅い見識が多いのだが、
たたき台にはなるので、無視できない。
、
高齢社会は、始まったばかり。
、
読者にとっては、いろはのイから入るのが
普通だから、平易な本が売れるのは必然の
ことだろう。
始めから難解では、飛びつけないし、
読んでも理解できないことになる。
、
ただ、いろはのイで、その先がない場合が
多々あるのが、残念である。
、
いろはのロは、初版で終わったしまうので
やむをえないところであろうか。
、
後は、各自の研鑽にゆだねることになる。
、
さて、晩年学者は大原吉人が目指しているだけ
で、まだ、だれもいないようなのだが、
老年学者を発見した。
、
紹 介
大阪大学教授の佐藤眞一氏である。
なんと、キャリア40年とのこと。
、
何冊か出版されているが、
後半生の 「こころの事典」なる本に
であった。事例が多く、
なかなかしやれたタイトルである。
、
取り急ぎ、ご紹介まで
佐藤眞一著「こころの事典」
だれの身にも起こる老いを見つめた集大成
事例満載で、これから先の読者の人生に役
立つに違いない
その他の参考本
曽野綾子著「晩年の美学を求めて」
義父母と実母の晩年を同居しながら観察し、
彼女もいまでは高齢の自分を見つめる
太田和彦著「70歳、これからは湯豆腐」
元資生堂のデザイナーが、今では
人生のデザイナーとして輝く
大原健士郎著「シングルライフ 孤独を生きる」
うつ病の権威でありながら、軽妙なエッセイ
、
中野信子著「脳の使い方」
大住広人著「賢者の一燈」
池波正太郎著「新 私の歳月」
、 2024.12.19
おおはらまこと選