意外と読むのが難しい『京大というジャングルでゴリラ学者が考えたこと』
山極寿一『京大というジャングルでゴリラ学者が考えたこと』、朝日新聞出版、2021年。
著者について山極寿一さんは前京都大学総長でゴリラが専門の学者です。私は他にも何冊か読んだことがありますが、専門がゴリラということもあり、語り口は柔らかくて読みやすいです。
この本では山極さんらしいユーモアのある部分と、割と堅めに大学制度の説明をされている部分があります。特に第2・第3章は少し小難しいので読み飛ばしてもいいと思います。逆に政治や経済に強い方は、こちらの方が面白いかもしれません