詩集『流線形』　発売開始のお知らせ

　どうもこんにちは。るかこと、伊渓路加です。

　伊渓路加として詩を書きはじめてから約3年経ちました。
　
　そしてとうとう先月、詩集「流線形」を製作しました！

　表紙および挿絵は、同じ大学に通う美術工芸学部の竹口莉央さんに依頼し、とても素敵な仕上がりとなりました。編集と本文デザインは僕自身が行い、印刷会社に依頼し印刷製本をしてもらった自主製作の詩集になります。

見開き表紙

現物

目次

表題作「流線形」

　私は、これまで出会ってきた人たちを眩しいと感じたことが何度もあります。人は皆、背後に光を背負っていて、それを私は、「過去」や「歴史」と呼んできた気がします。そのように放たれた光に目を焼かれ、前面に出てきた存在と出会う経験を引き受けることを「憧れ」や「尊敬」と呼んできました。
　そして、先をゆく尊敬する人や先人たちの背後を夢中で走りながら、さまざまな形で庇護や恩恵をいただいている、自分自身を発見するときがあるのです。まるで流れ星の背後に寄り添うかのように、他者と伴走するさまを「流線形」や「船」というモチーフに託し、私は詩を書いてきました。
　人は、他者と関わり憧れることを通して主体としての自分自身を立ち上げます。そして、他者からの恩恵や庇護を受けていることに気づき、自身が光を纏う側の人間になり、他者に思いを託して連綿と記憶を受け継いでいくのではないでしょうか。
　この詩集には、他者に憧れ、または他者に憧れの目を向けられている自分を自覚することから生まれるイメージをたどった詩を選び、収録しました。収録された詩の一編一編を通して、私やあなたがこれまで出会ってきた人々、あるいはこれから出会う人々に思いを馳せてもらえたらと思います。

「あとがき」より

　人は憧れなど様々な感情を他者に対して抱きながら、他者と出会うことを通して主体を立ち上げます。
　この詩集では、人に憧れ、人から憧れられる自分自身を知ることから生まれるイメージをたどった詩を19編収録しました。
　B6判、100ページ構成。

　詩を本格的に書き始めて4年間の成果物です。同時に、4年間書き溜めた詩を読み返しながら一つの詩集にまとめてみる作業を通して、これまで掘り下げてきた、そしてこれから掘り下げるべきテーマが明確に見えてきたような気がします。
　
　詩集は以下の方法で購入していただけます。

○インターネット販売
・BASEショップ「空瓶屋」
￥980（本体800円＋送料180円）
※ご注文の入金を確認した後、1〜3日ほどで発送いたします。

詩集『流線形』 | 空瓶屋 powered by BASE

○店舗販売
・本屋「ブンコノブンコ」
〒902-0065 沖縄県那覇市 壼屋1-6-2 3F
￥900で販売中

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