【大きな独り言2025】4つ目の大きな独り言|『中居くんの件でも、弁護士について思う事がある』
私は世代的に、『中居くん』呼びをしてしまうのだが、中居正広氏(52)の謝罪コメントの発表が話題になっているようですね。
まず、事の発端は、2024年12月に、週刊誌によって、中居正広氏が女性と何らかのトラブルを起こし、9000万円もの示談金を支払っていた事が報じられた事。
そして、その年末の時点で、中居くんの代理人弁護士が取材に対して、「本件については、以前に双方の話し合いにより、解決しておりますことをご理解ください」と回答していました。
私は、年末の時点では、特に週刊誌の記事も読んでいませんでしたし、SNSで騒がれている内容も読んでいなかったので、「何かあったんだな」くらいにしか考えていませんでした。
しかしながら、(事実かどうかは私には分かりませんが)週刊誌の記事の内容を知ると、非常に嫌な気持ちになりました。
中居正広氏に対して、強い嫌悪感を覚えました。
この件については、詳細な事実については一切発表がされていません。
なので、私がそれについて、正しい判断は出来ないのですが。
その中で、気になる部分がありました。
それは、私が以前から持っている『弁護士に対する不信感』と同じものでした。
中居正広氏が発表した『お詫び』の文章の中にも、私が不審に思っている『弁護士』の対応が読み取れました。
中居正広氏の『お詫び』の文章は、ここには転載しませんので、それぞれで調べていただくとして。
ここでは、中居正広氏を批判する内容ではなく、その『お詫び』の文章から読み取れる『弁護士業への不信感』について、独り言を言っていきます。
なので、中居正広氏に関しての事実として報道されている内容(言動)の悪質性について非難するものではありません。
まず、一般的にも当たり前だとは思いますが、この中居正広氏の『お詫び』の文章は、弁護士が作成したもの、或いは、弁護士の指示によって作成された文章であると思われます。
『お詫び』の文章の中で、私が気になった部分を【 】内に抜粋していきます。
【報道内容においては、事実と異なるものもあり】
という部分ですが、報道内容のどの部分なのか?具体的な事柄を示して明らかにされていません。
一見、『報道内容の中にある、中居正広氏の言動の中で、中居正広氏にとって不都合な部分は、事実ではない』というイメージを持たせますが、実際はそうではない可能性も考えられます。
この『報道内容の事実と異なる部分』は、この文章の「読み手がイメージしている事象」と思われる事柄とは、異なる可能性も考えられるのです。
『言葉のマジック』とでも表現すべきなのか。
弁護士に限らず、言葉の表現を曖昧にしたり、詳細な説明をせずに、言葉や会話の雰囲気で、自らの悪事を誤魔化したり、相手を陥れる方法を使う者も実際にいます。私自身が、そういった人物と対峙した事があります。性格に問題を持っている子供の言い訳のようで、会話が噛み合わず、一方的に辻褄の合わない事を言ってきて、非常に気色悪かったですね。寧ろ、その態度によって、その人物が必死に誤魔化している事が明らかでしたが。
そういった事もあり、私は、文章のこの部分に、何かを誤魔化しているのではないかという違和感を覚えました。
【トラブルがあったことは事実です。そして、双方の代理人を通じて示談が成立し、解決していることも事実です。解決に至っては、相手さまのご提案に対して真摯に向き合い、対応してきたつもりです。】
この部分ですが、これまでの報道の内容から、中居正広氏側から被害者へ支払われたお金は、『示談金』・『解決金』と表現されているように思います。
それは、トラブルに対する『解決金』であって、『慰謝料』ではないということなのでしょうか?
私は法律については詳しくないので、言葉の響き的な感想ですが、『解決金』の場合に、相手に対する謝罪が無いように思われるのです。
又、【相手さまのご提案に対して真摯に向き合い、対応してきた】とありますが、昨年末に週刊誌によって報じられるまで、中居正広氏は何も変わらずにテレビなどに出演していたように思います。それもあって、ここでこのように表現することによって、相手がお金の要求で済ませることを望んだようにも感じさせているのではないかと私には考えられました。これも弁護士による言葉のマジックのように思いました。
私の想像ではありますが、被害女性と中居正広氏の双方の代理人弁護士どうしの話し合いで、解決金についての交渉を行い、こういった解決になったのだと思います。
中居正広氏の代理人弁護士は勿論ですが、なるべく穏便に秘密裏に解決することを目指していたと思いますし、被害女性の代理人弁護士は、裁判等でこの件が長引かない方法を目指したのではないかと思います。恐らくですが、「裁判になると証言をする必要があり、それが、あなたにとって心身や金銭の負担になってしまいます」など、そういった説明をして、裁判所を介さない話し合いでの解決を被害女性に促したのではないかと思います。一般的に、そういった解決方法を弁護士は薦めるのではないかと私は想像します。そのように考えると、被害女性がお金を要求したという単純なものではないと考えられます。本心では、違った解決を求めていたのではないかと私は思うのです。
【このトラブルにおいて、一部報道にあるような手を上げる等の暴力は一切ございません。】
この部分ですが、【手を上げる等の】と記載する事によって、物理的な殴打や拘束などは行っていないことを示しているように思われました。しかしながら、この表現をわざわざ用いることによって、『脅迫』のような、言葉や表情などによる圧力行為はどうだったのだろうか?と考えられました。又、アルコールを大量に飲ませたり、薬物を飲ませる等、そういった行為についてはどうなのかと想像させられてしまいました。
【この件につきましては、相手さまがいることです。どうか本件について、憶測での詮索・誹謗中傷等をすることのないよう、切にお願い申し上げます。】
この部分ですが、言っている事は至極当然の事だとは思いますが、「相手の為」と言いながら、それは「中居正広氏を守る事」に繋げているように思われます。
この『お詫び』の文章について、実際のところ、中居正広氏自身が、どのように考えているのかは私には読み取れませんが、現在の弁護士業務の一般的な手法が読み取れたように思います。
ここで、『弁護士法』について、私が以前からモヤモヤしていることについて独り言をいいたいと思います。
『第一章 弁護士の使命及び職務
(弁護士の使命)
第一条 弁護士は、基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする。
2 弁護士は、前項の使命に基き、誠実にその職務を行い、社会秩序の維持及び法律制度の改善に努力しなければならない。
(弁護士の職責の根本基準)
第二条 弁護士は、常に、深い教養の保持と高い品性の陶やヽに努め、法令及び法律事務に精通しなければならない。』
上記は、『e-GOV法令検索』の『弁護士法』の一部です。
とても良い内容であり、これらが正しく実行されているのであれば、日本は素晴らしい国だと思います。
しかしながら、時々ニュースで見かける刑事裁判の中で、「なぜ、この事件の内容で、加害者の無罪を弁護士が求められるのか?」と思うことがあります。
加害者自身も犯罪行為を認めており、状況や物的証拠などもそろっている中で、被害者の落ち度を強調することによって、それを理由に無罪を主張するパターンです。
実際に犯罪行為があったのであれば、罰を受けるべきだと思います。しかしながら、弁護士は、加害者が必要以上の罰を受ける事を避けるために弁護をするのですが、あくまでも、実際に犯罪行為が証明されているのであれば、少なからず、それに相当する罰を受ける事は認めるべきなのではないのかと私は思うのです。それを全くの無罪の主張をするというのは、いかがなものかと思います。
『弁護士は、基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする』
ここ数年で、芸能人による性的トラブルが注目され、活動休止するケースが発生しています。
芸能人に限らず、性犯罪を起こす、性的なトラブルを起こす彼らの一番の問題点は、相手の女性の『人権』を考えていない事のように私は考えています。
女性を自分の性欲を発散する為の道具として認識しているのではないかと考えられるのです。
又、性欲の発散方法として、その為の道具も市販されているわけなので、絶対的に女性を相手にする必要は無いわけですが。
それを考慮すると、そういったトラブルを起こす彼らは、人間をその道具として使うことによって、性欲と同時に異常な支配欲を満たしているとも考えられるのです。
『社会』は助け合いによって成長するところが多くあると思います。「支配欲を満たしたい」、「自分を偉く見せたい」という、個人のみの狭い範疇の思想の欲望は、社会を混乱させ、平穏な社会を妨げるものなのだと思います。
彼らの一番の問題は、『相手を尊重することが出来ない人格』であることなのではないでしょうか。或いは、『相手の性別や立場などで、人を差別をしている』ことなのではないかと思うのです。
そこで、弁護士は、加害者側の弁護担当だとしても、少なからず被害者の基本的人権を擁護する事に配慮するべきなのではないかと思います。
この『弁護士法』の問題点は、【弁護士は、基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする】この文章の中に、『誰の基本的人権』なのかを明記していないことなのではないか思います。
普通に文章を読んだ時に、私はこの文章の中の『社会正義』という言葉から想像して、『基本的人権』の持ち主は、社会に属する全ての人を示しているように考えています。
それは、『被害者の基本的人権』であり、『加害者の基本的人権』であり、又、『その事件に関わる全ての人の基本的人権』なのだと、私は読み取っています。
しかしながら、弁護士界隈では、『依頼者の基本的人権』のみとして解釈しているのではないかと私には思えるのです。又、それを『依頼者の利益』と意訳しているのではないかと思うのです。そして、それが現在の弁護士たちの常識になってしまっているのではないかと思うのです。
弁護士は、商売です。
効率よく稼ぐ事を考える事は、商売としては悪い事ではありません。
しかしながら、弁護士は【社会正義を実現することを使命とする】業務なのですから、売上よりも、法による正しい正義を実現することを優先すべきだと、一市民の私は思うのです。
先日、警視庁の採用試験に『SPI3』適性検査を実施することが発表されました。それと同様に(SPI3が適しているのかは私には分かりませんが)弁護士に限らず司法試験の際に、通常の司法試験と並行して『人格を見極める何かしらの適性検査』を実施する事が望ましいように私は思います。
司法試験をパスしたとしても人格に関する適性検査をパス出来ないケースもあると思います。
今回の中居正広氏のトラブルについては、事実は分かりませんが。
双方の弁護士は、社会正義を実現することの使命を正しく果たしたのかと尋ねてみたい。
吉沢亮くんの不法侵入の件も話題になっていますが、吉沢亮君の事件と同じく、一旦、警察に通報して、検察官・裁判官・弁護士の法曹三者によって、正しく法廷で『法』によって判断されてもいいのではないかと、私は思いました。或いは、民事裁判として法廷で裁判官を交えて判断されてもいいのではないかと思います。
それは、被害者には大きな負担であると思いますが、現在、法廷では被害者を保護する為の工夫があるようです。
又、その被害者を保護する仕組みを更に発展させる必要があると思います。
自民党が少数与党となった現在。そういった仕組みや法律、それらの劣化してしまった根本的な考え方を大きく変化させるチャンスなのではないかと、私は考えています。
自民党が長らく何も着手させずに放置していた問題が沢山ありすぎるように思います。
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