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1分でわかる「エロティシズム」とは!【RE-CEREBRO】1分で脳を再構成する-EP012

ジョルジュ・バタイユは、倫理的な制約と規範を超えた純粋な快楽と苦痛の関係性について探求しました。
彼の思想では、「エロティシズム」とは、倫理的な禁止と規範を超越した、快楽と苦痛の絶対的な関係性として捉えられます。

これは、バタイユの哲学の中心にある「絶対的快楽」の概念と密接に関連しています。
彼は、快楽と苦痛は相互依存し、絶対的な存在であると考えました。
つまり、快楽は苦痛なしには存在せず、苦痛は快楽なしには存在しないということです。
この相互依存性は、バタイユの「エロティシズム」の核心です。

さらに、バタイユは、「エロティシズム」が社会の倫理規範を批判する手段であると主張しました。
彼は、社会が定義する快楽と苦痛の区別は不完全で、人々が真の快楽を達成することを妨げていると信じていました。

そのため、バタイユの「エロティシズム」は、快楽と苦痛の絶対的な関係性と、社会の倫理規範に対する批判という二つの哲学的な意味を持つといえます。

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