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お風呂施設でのコミュニケーション
2020.10.01
早くも下半期のスタート。
あっという間の半年だったね、新しい生活にも慣れたような、そうでもないような。ニュー・スタンダードがスタンダードになったら、もうオールド・スタンダードには戻れないよね。
毎日朝晩混み合った電車に乗って、他人との距離も近くって、咳エチケットもままならなくて、という生活には戻れないし、戻りたくないですね。
職場環境と家庭環境は大きく変わったけれど、お風呂環境は私にとってはあまり変わらない、というのが実感。議論というほどでもないけれど、人生の先輩サウナーたちと、やりとりして考えたことをつらつらと。
私自身は、サ室内でも浴場でも、気になるお客さんやいわゆるいいヌシがいたら、基本的に話しかけちゃうタイプ。
もちろん、距離や話しかけ方には注意しつつ、歯を磨いていたり、髪を洗っていたり、お邪魔になりそうなタイミングは避けつつ、銭湯セットを持ってきている方なら、七つ道具を教えてもらったり、電気風呂の強さを訊ねてみたり、オススメの惣菜屋さんを教えてもらったり。
流石、銭湯の常連さんともなると、その街にもとても詳しく、銭湯お遍路の話なんてすると喜んで地域の別のお風呂屋さんの話をしてくれることもある。
私の場合は話しかけるタイプだけれど、話しかけられることも割と多い。
急いでいるときも、外国人、日本人問わずよく道を聞かれるし、気のいいおばちゃんタイプなんだと思う。
その結果、すごく仲良くなるか、ウザいと思われるかどちらかとなる。だいたい前者かなあと思っているけれど。
サウナや銭湯に行く目的は人それぞれなので、どんなふうに過ごすかも人それぞれ。
それを前提にしつつ、私は汗をかくこと、お風呂を楽しむことと同じくらい、そのお風呂屋さん、サウナを利用している人、常連さんならなおさら、そのお店や施設のよさを聞いてみたい。
よい施設はよいお客さんあってこそだと思うので、特に、ここにまた来たいなと思ったら、ついついお話を聞いてみたくなるし、もし物理的距離が近ければ常連になりたいなとも思ってしまう。
そんなようなことを先輩サウナーさんのところにコメントしたら、「あなたのコミュニケーション能力は羨ましい」とか、ほかの方から「もう自分は変えられないから、そんな自分のままで楽しもう」とか議論が続いていて、結構深く考えさせられた。
たしかに、それなりに長く生きてしまうと、自分を環境に順応させたり、変えたりするのは難しい。時には辛いこともある。
私も、仕事の業界の情報を最新版にアップデートしているつもりでも、ついつい入社数年目の社員たちとのギャップは少なからず感じるし、逆に上司の日々変わろうとしない姿勢に諦念を感じ得ずにはいられない、それが日常だ。
ただ、他人や過去は変えられないのは自明の理なので、変えられるのは自分と未来だけなのではないか。そうしないと私は成長しない、と思う。
家人にも「アンタ、人に話しかけすぎ」とよくいわれるけれど、人を知ることが私の悦びなんだよなあ。なんていったら変に聞こえるかもしれないけれど、たわいないおしゃべりや相談ごと、リクエストをしたりされたりが楽しい。
サウナやお風呂の設備に対するこだわりが特に強いわけではないので、より強くそう思うのかもしれない。サウナ―の集まるサイトで、彼らと比較するとそれほどサウナに強いこだわりがない自身に気づかさせられ、故に心理的揺れにも気づくことができた。
ということで、サウナに拘らず、銭湯、お風呂施設を楽しんでいこう、と思う。