【90日後に教室生徒を4名→30名にします!Day2】
地域おこし協力隊として、地元の福岡県八女郡広川町にUターン。
2022年1月より、学習教室「irodori Study Lab」を運営している井上涼です。
irodori Study Labでは、ICTを活用し、一人ひとりの興味関心に合わせた探究学習、そして、英語学習を通して「想定外の未来をつくる」ことをコンセプトに活動しています。
昨日から、教室の生徒を4名から30名にするために始めた90日間連続note更新。2日目の今日は、残り89日間をどのように使っていくのか、生徒集客に向けたTODOリストの整理、チラシをリニューアルするために、他の塾や習い事どどう差別化できるのか、子どもたちが教室で1日をどのように過ごすのか、ここで学んだ子どもたちは卒業後どのように巣立っていってほしいのかを再度考えてみました。
その中でも今日は今後の広報について考えてみます。
これまでの広報活動として、以下のことをやって来ました。
ホームページの作成
SNSでの発信(LINE, instagram, Facebook, note)
町広報への掲載
町内各学校を通して、対象児童生徒へのチラシ配布(過去3回実施)
チラシポスティング
長期休みでの子ども向けイベント実施
町内保護者の皆さんが、塾や習い事をどのように探しているのかを知り合いの保護者数名に聞いたところ、ほとんどの方が口コミとのことでした。
irodori Study Labに関しては、まだ開校して間もないことから、口コミ誘発に至るほどの実績を残しきれていません。
ホームページやSNSを活用して広報しても届かない。これに関しては、今すぐ効果が出るものではなく、未来への貯金だと思っています。では、どうすれば届けられるのか。その一つが、チラシだと考えました。
これまでに過去3回、地域おこし協力隊という立場を生かし、町役場や教育委員会の皆様に協力してもらい、チラシを配布させていただきました。
2021年の夏休みイベントチラシ→反応が15件
2021年11月の新規開校お知らせチラシ→反応は1件
2022年春休みイベントチラシ→反応は3件
どれも、対象生徒は1,200名です。
これに加えて、ポスティングを町内500世帯に行いました。
対象生徒の1%~2%、15~20件ほどのリアクションを各回想定していましたが、実際にあった反応は0.2~0.3%と、低い結果に。
原因としては、
チラシがそもそもイケテない
内容に興味がない
料金が高い
どんなところなのかわからない
そもそも先生から子どもに渡っていないクラスがある
子どもが親に見せていない
どんな人がやっているのか伝わらない
見たけど通わせようと思わない
ざっとこんなことが考えられると思います。
特に、新規開校お知らせのチラシに関しては、なんでもかんでも詰め込もうとしすぎて、結局何を目的としているのかわからない。そんなチラシになってしまいました。(当時はもちろんイケると思って作りました)
実際のチラシ↓
それと、もう一つ「探究学習」という言葉を使っていますが、これは保護者にとってなんのこっちゃわかりません。
これはこれからも根気強く丁寧に伝え続ける必要があると思っていますが、このままチラシを配り続けても意味がないだろうと、一度立ち止まって考えてみました。
俺:「どんな人に通って欲しいんだっけ?」
来てほしいのは、
・一歩踏み出す勇気がなくて学校では周りに合わせてしまっている子
・向上心や好奇心はあるけれど周りに馬鹿にされて悶々としている子
・学校で居場所が感じられない子
・子どもがやりたいことが見つかるか不安に思っている保護者
・いわゆる田舎で普通に暮らしているご家庭の子ども
最後の「いわゆる田舎で普通に暮らしているご家庭の子ども」に関しては語弊が生まれると思うので補足すると、インターや私立小中に通っている子、親が医者や社長など超裕福な家庭ではなく、公立小学校→公立中学校→近所の高校→就職or専門学校に通っているようなよくある一般家庭を指しています。
人にもよるしはっきりとした原因はわかりませんが、これまで、地域で100名以上の小中高生たちと関わって来た経験から、それぞれ素晴らしい個性を持っているにも関わらず、自己肯定感がめっちゃ低いんです。
その子たちの口グセが、
「どうせ私なんて無理…」です。
そんな子ども若者たちこそirodori Study Labに来てほしい。
やってみる前から「どうせ私なんて無理…」と自分の可能性を諦めるのではなく、まずは動いてみて、そして初めて出会う驚き、困難、喜びを感じながら学ぶ楽しさを知ってほしいと強く思っています。
今この時点で、「探究学習」と言われてピンとくる保護者やその子どもたちは正直うちじゃなくても勝手にどんどん成長していくと思います。
一番届けたいのはその層ではない。(※探究学習と聞いて入っているお子様が現状1人もいないので今こう書けます…)
探究学習という新しいことを前面に出して売りにすれば、多くの子どもたちが通ってくれると思っていましたが、実際はそううまくは行きませんでした。
じゃあ、探究学習という言葉を使わずにどうすれば興味を持ってもらえるのか。
当たり前ですが、保護者ニーズに合わせた打ち出し方をすることです。
長くなりそうなのでまた明日、打ち出し方について考えようと思います。