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入浴中の死亡事故は、交通事故死より多い!?②浴室内熱中症編

こんにちは♨️
温泉アドバイザーのしんゆ〜♨です。

前回は、ヒートショックとその予防についてお話しました。↓

今回は、浴室内熱中症についてお話したいと思います。


一般的に、入浴中に起こる死亡事故の原因の筆頭として挙げられるのがヒートショックで、こちらはご存じの方も多いかもしれません。しかし、実はヒートショックと並ぶ事故原因として、浴室内熱中症も、最近特に話題になっています。
中には、高齢者の入浴中の事故のうち、8割以上は熱中症が原因で、ヒートショックによるものは約1割だという報告もあります。
また、熱中症といえば夏ですが、浴室内熱中症は、冬でも起こり得ます。

浴室内熱中症の原因

ではそんな浴室内熱中症の原因には、どういったものがあるのでしょうか?

まず、症状が出るのは圧倒的に高齢者の方が多いです。高齢になると、温度に対する感覚が鈍くなり、熱さを感じにくくなるためです。共同浴場に行くと、45度を超えるようなあつ湯でも、お年寄りが平気な顔をして何分間も浸かっている光景をよく目にします。
加齢によって熱さに鈍感になり、熱いお湯に長時間浸かってしまうことが、原因の1つになります。

また、加齢とともに体温調節機能も衰えていきます。汗をかきにくくなり、体温を下げる働きが鈍くなるため、熱中症のリスクが高まります。

浴室内熱中症を防ぐには?

そんな浴室内熱中症を防ぐ方法を、5つお伝えします。もちろん高齢者だけではなく、若年層でも起きるので、若い方も実践してみてください。

(1)熱いお湯に長時間浸かるのは避ける。
お湯の温度が高ければ高いほど、また、浸かる時間が長ければ長いほど、熱中症のリスクは高くなります。上に書いたように、熱さに対する感覚の鈍さが、浴室内熱中症の原因となります。自分の感覚だけではなく、客観的な数字を基準にするといいでしょう。一般的には、温度は41度以下、時間は10~15分程度というのが目安とされています。
(2)休憩を間にはさむ。
とはいえ、せっかく温泉に行って、10分で上がってしまうのはもったいない気がしますよね。そういう場合は、間に休憩をはさんで身体を冷ましてからまた入るといいです。連続で長時間入るよりも、間をおいて入った方が、温泉成分もよく吸収されます。また、温冷交代浴といって、温かいお湯と水風呂に交互に入るのも効果的です。
僕の場合は、
一度目の入浴→身体を洗う→二度目の入浴→髪を洗う→三度目の入浴
というふうに、休憩を兼ねて髪や身体を洗い、3回に分けて入るのを基本にしています。このように工夫することで、安全に長時間、お風呂を楽しめます。
(4)入浴前と入浴後には水分補給を。
200~500ml(コップ1杯)程度が目安です。また、水分を摂取してから身体に吸収されるまでには少し時間がかかるため、入浴の直前ではなく、前もって飲んでおくのが望ましいです。温泉に入るときは、車の中で何か飲みながら行くことをおすすめします。
(5)浴室の換気を行う。
熱中症は、高温多湿の環境でリスクが高まります。浴室内はまさにこのような環境になりやすいので、換気扇を回したり窓を開けるなどして、換気をしましょう。

おわりに

いかがだったでしょうか?
今回は、安全に入浴するため、浴室内熱中症とその予防についてお話しました。
前回のヒートショック対策と合わせて、ぜひ身の回りの大切な人にも伝えてあげてください。
安全で楽しいお風呂時間を過ごしてください♨️


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