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イデユコゴメ

鉄輪の街を歩いていると排水口などの周りの温泉の堆積物が緑色になっていることがあります。
この正体は「イデユコゴメ」馴染みのない名前ですが、藻類の仲間です。

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イデユコゴメ

イデユコゴメ(Cyanidiophyceae)とは
漢字で書くと「出湯小米」、出湯とは「温泉」のこと。その名の通り、温泉の源泉などに棲息する特殊な藻類で、pH1~3の強酸性、35度~55度の温度という極限環境で育つことができる極限環境微生物なのです。

国立科学博物館の「微小藻の世界」は下記をご覧下さい。

国立科学博物館の「温泉藻」の説明です。

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イデユコゴメ 顕微鏡写真 Wikipediaより

温泉科学会の重鎮 長島秀行さんの論文「温泉微生物と社会」 (温泉科学2010)には、温泉微生物の種類・特徴・生態から温泉医学・美容への応用まで論じられています。


シアノバクテリア(青いバクテリア:cyanobacteria)は、藍色の原核藻類で、 約27億年前に地球上に大量発生したシアノバクテリアが光合成により大量の酸素を供給したことで、現在の地球環境が形成されたと考えられています。

【SCIENCE CHANNEL(JST:科学技術振興機構)から】

温泉を巡るとき、シアノバクテリアの27億年の営みにも思いをはせてみませんか?



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