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日本温泉科学会から「インフォグラフィック」
日本温泉科学会第75回大会が
豊後高田市で9月7~10日開催されました。
全国の温泉研究者から多岐に渡る興味ある発表がありましたが、
その中の一つ
大分県産業科学技術センターの「インフォグラフィックを用いた温泉成分の表示について」が9月11日の大分合同新聞に掲載されました。
温泉の泉質や特徴をインフォグラフィック(インフォメーション+グラッフィックとして、情報やデータ等を視覚的に表現したもの)という手法を用い表現するものです。
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温泉成分をわかりやすく表現しようとする取組みはこれまでも様々な機関で取り組まれてきました。
大分県薬剤師会では薬剤師会検査センターで分析した温泉成分をまとめた「おおいた温泉の顔」や「おんせん県おおいたの飲泉スポット30」を発刊、次世代を担うこども達に温泉に興味を持ってもらおうと県内の学校や図書館に寄贈しています。
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大分県別府市の「別府八湯温泉品質保証協会」が取り組んでいる「温泉カルテ」は、(社)別府市観光協会が認証した温泉に関する情報を表示したパネルで、温泉法施行規則で定められた情報以外に温泉の感覚的(つるつる感やにおいなど)を入湯経験豊富な「温泉Gメン」が評価しています。
なにより優れている点は源泉だけでなく浴槽内の温泉の成分を分析している点です。
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別府温泉地球博物館でも「ヘキサダイヤグラム」で泉質を、色で泉温を表しています。
2018年5月25ー27日に別府国際コンベンションセンターで開催された「世界温泉地サミット」で、「おんせん県おおいた」の温泉の多様性を紹介する方法として開発されました。
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ヘキサダイヤグラムは別府の温泉資源を見守ろうとする市民参加型の活動「せーので測ろう! 別府市全域温泉一斉調査 」のWebマップでも泉質を表現する方法として使用されています。
これ以外にも別府温泉の多彩な泉質を一目で表現する
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別府八湯ヘキサダイヤグラムは、「日本温泉科学会第71回大会 in Beppu」のために、 別府八湯(別府、鉄輪、明礬、観海寺、亀川、柴石、堀田、浜脇)の泉質を六角形の ヘキサダイヤグラム(Hexa-diagram)を使用しデザイン化したものです