e-温泉マイスター 京都 仁左衛門の湯
e-温泉マイスター講座の終了レポート「あなたのお好きな温泉の分析書を見て、源泉名・泉質名およびPRポイントをPRして下さい。」から
e-温泉マイスター 飯山智子
京都桂温泉 仁左衛門の湯
平安の昔、かの藤原道長はじめ公卿たちも月をめでたと言われる京都・桂の地。
竹林の中にひっそりと佇む三ノ宮神社のそばにあるこの施設には、2種類の源泉掛け流しの温泉があります。
壱の湯(1号源泉)は、PH8,2の弱アルカリ性単純温泉で,26,2度という低温泉です。
ひんやりさらっとした印象で,ちょっと体が暑く感じられてきた時に落ち着けるお湯です。
仁の湯(2号源泉)は、ナトリウム塩化物炭酸水素塩泉。PH7,7の弱アルカリ性で,こちらは46,6度と高温泉です。
芯から体を温めて湯冷めしにくい印象で、とろみが感じられて、大変気持ちが良いです。
また、体感温度的にちょうどいい感じで、ずっと入っていられる感じで、私のお気に入りです。
そんなタイプの違う温泉に交互に入ると、さらに効果が倍増するそうです。
こちらには、趣の違う2つの露天風呂があり、男女それぞれで、2つの源泉を楽しむことができます。
それが日替わりで入れ替わるので、「今日はどっちかな?」と行く度にワクワクできます。
(温泉のHPに今日のお風呂が書いてあるので、そちらをチェックして行くのが良いです)
一つ目の「藤壺」は、檜風呂のコーナーがあり、その奥に高温のミストが出るスチーム風呂ゾーンがあります。
二つ目の「空蝉」は、大小の岩風呂があり、岩に背中を預けながらゆったりと温泉に浸ることができます。
空蝉には、打たせ湯ゾーンもあり、日々の疲れもほぐせますね。
2つの源泉のうち、私のおすすめは、仁の湯です。PH7,7で、炭酸水素塩泉なのでとろみを感じることができ、
また体の内側から温めてくれる実感を感じることができます。
内湯の大きな湯船でしばし体を温めてから、露天風呂に入ります。2号源泉でしばらく体を休めた後、
熱った体を1号源泉で冷ましてから、また2号源泉で温め直し、休憩スペースで横になり、静かに空を眺めたり、
水音に耳を傾けたりしてから、仕上げに内湯で体を温め直すというのが、私のお気に入りです。
関西には温泉のイメージがあまりなく、思いつくのは有馬や白浜くらいでしょうか、
京都にはあまり温泉がないイメージですが、ぜひこちらの温泉で2つの泉質が違う温泉を楽しんでいただければと思います。
【e-温泉マイスター(マイクロラーニング)】
一講座10分程度のスキマ時間で「温泉学」の基礎が学べます。
e-ラーニングで30講座を学び、終了問題とレポートが合格すると
「e-温泉マイスター」として認定されます。
温泉マイスター講座 受講料 12,000円
※博物館の会員・賛助会員および学生は8,800円で受講できます。
※受講希望の方は、info@beppumuseum.jp にメールでお願いします。