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地下芸人、推し。

本題になります。
自分の日記をそのままコピペしているので
口調が変ですがお許しください。

数日前に推し様から
「ライブに来てくれませんか?」
と連絡を頂いた。

こうやってライブのお誘いを受けるのは
凄く嬉しい。頼られてる気がして何だか
自分の中で唯一誇れるものだと実感する。
あの時は「行けない」と言ってしまったけど
行ける時は凄く喜んで下さる。
それが堪らない。
推しに直接貢献出来るなんてきっとないから。
「推しは推せるうちに推せ」と言うけど
本当にそうだと心得ている。

だけど近頃
同時に凄く寂しくなる時が増えてきた。
それは去年、
僕がライブに行き始めて数ヶ月経った、
丁度M-1シーズンからだと思う。
推し様のM-1GP2024の3回戦ネタが
YouTubeで公開されてからお笑いファンの
中でそこそこ有名になってきてる。
夏からテレビにも少し出始めて
ライブの数も気持ち増えてる気がする。
共演者さんもどんどん豪華になっていって、
好きな芸人さんを見に来るお笑いファンの
方々が有名どころを推してる人が増えて、
どんどん推し様が有名になっていく。
凄く嬉しくて毎日飛び上がって舞い上がって
たまに泣いて、本当に推し様がいなければ
生きていけないくらい生活を彩っている存在。毎日楽しくてライブもあっという間。
もっと有名に、もっと売れて、
もっとお金を稼げて、もっと上に、
超売れっ子になって欲しいと心から思う。
これは当たり前だろうけど。

それが故に凄く寂しい時がある。
インスタのDMで取り置き連絡をして、
たくさん質問して、感想とか送って、
たまにこっそりテレビの出演予定を
教えてもらったり、お笑いライブのお誘いを
もらったり、大人としての歳上としての
アドバイスまで頂いたことがある。
だけど僕や推し様のお2人の願いである
「売れる」ことにはそれは反比例して
減っていってしまう。
先のことは分からないけど
それは分かる気がする。

きっとこれからたくさんファンも増えて
取り置き連絡をする人も、感想を送る人も
増える。それに一々返信していくのは
凄く大変だからきっと返信も減って
いずれ無くなっていく。
「売れる」ってきっとそういうこと。
上から目線になるけどある種の「ファン離れ」。
ファンと共に、ファンの力を借りてやっていく
過程から、自分達の力のみでやっていくことが
増えていくのだろうな。

よく「売れないで欲しい、寂しいよ。」と言って
いるお笑いファンを見る。今までは
「売れるために応援するのがファンでは?」と
一方的にその人たちを批判していたけど
「寂しい」と思っているあたり、内心僕も
そう思っていると気づいてから口に出すのは
やめた。人の事を言えるくらい偉くないし、
どちらかといえば言われる側だろうから。

たまに思うのはファンは推しに関係すると
周りが見えなくなってその人のことしか
考えられなくなる。
それが故、傷つけてしまったり
自分もボロボロになったりする、と。

変な事言うけどファンは「親」と
同等の感覚にあると思う。
親が子を思うように
「子のためなら何でもする」。
子のために自分を犠牲にしたり、
頑張ったりするように。
だけど成長したら無闇に手を出しちゃ
いけない。独り立ちすればもう他人だから
見守っていないといけない。
だけど心配でつい口出ししてしまう、
余計に言葉をかけようとしてしまう、
距離感を間違えてしまう。
そして怒りの矛先を間違えて間接的に
我が子自体を傷つけてしまう
というある種のジレンマを抱えてる。
ファンで言うと
「昔の推しに戻って欲しい」
「昔の推しが好きだった」
「推しが可哀想だからこいつが嫌い」
みたいに過保護に知ったかぶってしまう。

いずれ僕もそんなことを言う日が来るのかも
しれないと思うと怖くなる。
だけど僕はこう思ってる。
「推しは推し様らしく、変わっていって良い。
2人には2人が望むように生きて欲しい。
ファンのことを気にする必要も、
ファンに申し訳なく思う必要も、
ファンに怯える必要もない。
ファンは所詮『他人』だから。
推しのことを知っていても
理解できているはずがない」と。
未来の自分は分かってると良いのだけど。

それでも少し寂しいと思ってしまう。
だけど今の僕は覚悟してるつもり。
それを知って応援してきたはずから。
本気で応援しているから。
推し様を愛しているから。
DMの返信やライブのお誘いも
ファンがたくさんに増えたら僕自身を頼る
必要は無くなる。僕にこだわる必要も無いから
誘っても来れなければ他の人に連絡するようになる。まずそもそんな連絡必要ないくらい
かもしれない。凄く寂しいけど現実になる日が
必ず来る。それを僕は望んでる。

それが彼らの幸せだろうから。

嫌味じゃなくて思う。
売れるとはそういうことだと思ってる。

いつかこんなに近くで推し様を応援して、
DMして、リアルでも話して、っていう
この日々も懐かしめて、より愛せるような時が
来ることを願っている。

最後に推し様へ

「もし何かに傷ついて苦しい時は、助けて
あげられませんが僕は味方でいます。
ファンを頼るなんて実際出来やしないだろうから『頼っていいですよ。』としか言えない
けれどいつだって味方で、推し様を想って
います。僕にできることがあればなんでも
します。貴方たちの盾になります。
だからどうかこれから貴方が傷つくことが
ありませんように。
遠く近くで応援していますよ。」
と。

それだけです。
長文、最後まで読んでいただき
ありがとうございました。

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