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「人生100年時代、家族で考えるキャリアプラン」と題してセミナーでお話させていただいた内容は・・・

家計簿アプリOsidOriさんの「家族のセミナー3Days」の「キャリアと金融教育」というテーマで「人生100年時代、家族で考えるキャリアプラン」と題して、家族のキャリア戦略についてお話させていただきました。周囲から「どんな内容なの?」、「詳しく教えて!」というご連絡をいただいたので、家族でのキャリアプランのセミナ―内容を、すこし共有させていただきます。


■自己紹介(自己開示も含めて)

人材業界に20年以上携わっています。現在は、個人向けのキャリア相談や転職のサポート。企業様向けには、教育研修や、採用業務支援を行っていて年間300人以上の方のキャリアに携わっています。プライベートでは、3人の子どもを育てたシングルマザーでした。28歳のとき旦那さんが、ギャンブルで総額8000万円の借金が発覚!いまでいう、メジャーリーグの大谷翔平さんの元通訳、一平さんのようにギャンブル依存と、ギャンブルに使うお金を調達するために違法金利で借りていたことがわかりました。

それでも当時は離婚を考えていなかったので一生懸命働いて全額返済しようと頑張っていた矢先に、子どものための未来に使う貯金(お年玉や医療費の助成金を都度貯めてきた)を勝手に返済につかってしまったことを知り「この人は、もうダメだな」、「私一人の方が子どもを立派に育てられる!」と悩みに悩んで離婚。

よし、頑張るぞ!と
新たなスタートを切るために、頭金なしで新たに土地を購入!2軒の自宅を建築!・・今思えば、度胸と行動力もある当時の自分にビックリです。実際に自宅が建ち上がったときには「本当に建てちゃったw」と不安な気持ちもありましたが、頑張るしかないので仕事を一生懸命頑張っていました!

ライフラインチャートとは、個人の人生の中での重要な出来事や転機を視覚的に表現するグラフです。 自己分析やキャリアプランニングなどができるため、 自分の人生を客観的に見つめ直し、今後の方向性を考えるのに 有効なツールといわれています。

32歳、離婚した旦那さんが・・・なんと自殺。
悲しくて、そして悔しい(そんな勇気があればもっと子どもたちのために・・・なんて思ったり)自分を責めたこともありましたが子育ても仕事も、ゆるめることも、立ち止まることもできないため、目の前の一日一日を子ども達と一生懸命生きてきました。

子どもたちが大きくなると、自分の時間やお金の余裕もでてきたので学びなおしをしたいという長年の想いがあり40歳の時に大学院に入学。自分の学費に加えて長女と長男は、私立に進学したため家計のほとんどが学費を占めていましたが、今回のテーマのキャリア戦略の観点でいうと、会社員としての給与ピーク(言いかえるとキャリアピーク)と支出ピークが重なり上手く乗り切ることができました。

「キャリアの棚卸し、メーカー編」の解説をしています。
ご興味ある方はぜひ読んでみてくださいね。

~本編~
■年代ごとにみるキャリアの考え方について

年代ごとにみていきましょう!
まず、23から26歳、ポテンシャル採用といわれるゾーン。第二新卒の採用などもここに入ります。求められるのはスキルや実績よりも「やる気」や「人柄」を重視される時期。転職する場合は、これまでの2割くらいの業界知見や実績がマッチすれば、ポテンシャルもみてくれるので業界を変えたりポジションを変えたりと大きなキャリアチェンジがしやすい時期となります。

そして27歳から32歳。
多くの実績に加えて、早い方はリーダーやマネジメントを経験。転職する場合は、3~4割くらいの業界知見や実務経験と実績が必要です。転職市場ではポテンシャルもみてもらえる年代なので一番人気のゾーンだと思います。

この表の一番下の「スキルや経験」のインプットとアウトプットの部分がとても重要です。 この若手時代から30半ばくらいまでに、ビジネスの筋トレじゃないのですが インプットとアウトプット行うことで 30代半ばくらいから始める、ビジネスのアウトプットの質や、深さ(領域)がよくでてくると思います

33歳~37歳
結婚や昇進などライブイベントやキャリアイベントが重なる時期。仕事も忙しく、家庭も忙しく、まさに人生とキャリアのど真ん中にいる。そんなイメージです。さらにこの年代での経験や実績が礎となり、40代以降のキャリアのベースになっていく大事な時期です。

38歳~40代前半
これまでのキャリアの集大成の時期です。専門性や経験、実績や獲得したスキルを社内外で活用していきます。成長実感が多いビジネスのインプットから、これまでの経験した実績やスキル、経験や人脈などを会社や事業のためにアウトプットしてく時期に変わっていきます。このあたりでインプットが少なくなり、こなしで仕事が出来てしまっている自分に気づいて今後の自分のキャリアについて悩みが多くなる頃です。もし転職する場合には、これまでの経験や業界知見など6~7割くらいがフィットする転職先にが良い言われています。

40代半ば以降は、まさに仕事の分水嶺。
マネジメントや専門性か。現場なのか、管理部門なのかなどありますね!
また、早い方だと、ご自身のセカンドキャリアのために、新たなことにチャレンジしたり資格を取得するなど行動されています。

採用ニーズやキャリアの選択肢も多様化している

■キャリアアンカーについて

「キャリアアンカー」についてご紹介していきます。
一人ひとりが重視している価値観の中に働く上で、”安定性”、”ワークライフバランス”、”出世や昇進”、”専門性”、”挑戦”、”起業家思考”、”自由”、”社会貢献”などがあります。この中でご自身のモチベーションの源泉、ゆずれないものが、自分自身の「キャリアアンカー」となります。

「キャリアアンカー」とは個人が自分の職業生活で重視する価値観やスキル、興味など基本的な特性を指す概念です

ご自身のキャリアアンカーと、会社から求められるキャリアが一致するといいキャリアを過ごせているのかなと思います。


共働きのキャリアモデルについて

こちらは共働き夫婦のキャリアモデルを5つに分けたものにまります。
まずは、下の票の一番上の「シングルキャリア」というキャリアモデルから、簡単に解説します。これは妻や夫のどちらかが専業(主婦)でもう一人が全面的に仕事に注力して収入を上げてい行くモデルです。デメリットは、この場合予期せぬ形で収入の変動を受けやすいのが懸念ポイントです。

次に、「リード・キャリア」これは、夫は正社員、妻はパート等がこのキャリアモデルにあてはまります。1人のキャリアが支配的で、最初のシングル型の利点を維持して、欠点を緩和するのがポイントです。

出典:ハーバード・ビジネス・レビュー「共働き夫婦の人生を充実させるには「家族としてのキャリア」計画が必要である

その次は、「交替型キャリア」。夫が転職、1年後妻が転職などで「平等な機会(転職やスキルアップ)」を選択していくのですが、どうしても、夫婦間で取引が増えて、バランスを崩してしまうことを注意していくのが良いと言われています。

そして最近多いのが、「並行型キャリアのモデル」です。夫も妻もバリバリ働くスタイルで、2人が似たような優秀なキャリアを歩んでいるパワー夫婦!です。一方で子供の成長とキャリアの成長と重なるとどうしても、子供の関心が薄れがちになってしまう場合もあるので、そこは注意です。

さいごに、「補完型キャリアのキャリアモデル」。夫はリモート、妻は出社等(旦那様は大手コンサルファームにいらっしゃる家などこのキャリアモデルが多いのではないでしょうか。仕事の性質、キャリアフェーズが異なっているため、補完し合う夫婦の大変な時期が重ならいないのが、このモデルのメリットです。

いかがでしょうか。
みなさんの家族やパートナーとのキャリアモデルはどれに一番近いのか、ぜひ自己理解としてどのキャリアモデルになっていて、自分たちが目指すキャリアモデルは何なのかなどを、ぜひパートナーと一緒に考えていくのが良いと思います。


■家族のキャリア戦略のまとめ

自分自身の選択してきたキャリアは、巻き戻しは非常に難しいです。
そして歩んできたキャリアは消せません。
モチベーションや、適職を求めるキャリア構築も重要ですが、同様に家庭の支出ピークなどを鑑みたキャリア設計も重要です。

家族のキャリア戦略。
それは、夫婦二人のライフプランと、キャリアプランです。互いを理解し、お互いのキャリアを考え、応援し合うことで、より充実した生活とキャリアを共に歩んでいきましょう!

おわり^^

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