トリートメントの不思議
「朝起きたら突然足が痛くて痛くて…」とお客さまがトリートメントに来られました。少し触るだけで「痛い痛いっ」とても辛そう・・・。
これは大変!早速、いたるところの関節をハーブと小豆のピローで温めることにします。小豆は遠赤外線様作用があるので、体の奥まで温まります。そしてキャリアオイルとホットストーンも温めの準備を。
選んだ精油はラベンダー、ペパーミント、レモングラス。そこにローズウッドも足しました。ペパーミントは痛み止めの作用、ローズウッドは免疫をあげる作用があります。
体は、冷えたところから硬くなり、そこから「詰まり」が起こります。流れが滞るのです。排水管などの詰まりも同様で、一箇所が詰まれば違う箇所がゴボゴボ音を立てて、全体の流れが悪くなっていきます。
冷えと凝りは大変仲がよくて、いつも一緒にいたがるので、まず冷えとりから始めます。温めるとスルスルと滞りが流れ出すのがわかります。
トリートメントを終えて、肌に残ったオイルは、ホットタオルで蒸して拭き取ります。これで、またさっぱりします。肌は白くピカピカに。リンパと血流が良くなると、肌は白くなってモチモチになるのです。これが、体の中が流れた証拠のようなもの。
肌は、体の中を映し出す鏡です。
そして、心も映し出す鏡。
お客さまのお肌がピカピカ光ってきました。
「あれ?もう痛くないわ!」
いつもの元気なお客さまが帰ってきました。
よかった。
トリートメントの不思議。
素晴らしきかな、精油とオイルのチカラ。
私ができることはほんの少しで、自然のチカラは果てしないなぁ。
トリートメントってやっぱりすごいなぁとひしひし想うのでした。
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