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🍡3月の”透かし”御朱印🍡

寒さが徐々に和らいで、春の兆しを感じることができる季節となりました。
当社の河津桜も見頃を迎えています🎵

今月は、3月3日のひなまつりにちなんだものや季節の行事、例祭に合わせた7種類の御朱印を授与いたします…😊




◆「なごみ」特別御朱印

待ちに待った春がやってきました♪ 
季節は冬から移り変わり、暖かい陽気に誘われた花景色が外出に彩りを添えます。

御朱印に記された「春和景明しゅんわけいめい」とは、春の日の和やかな、明るい陽気を表す言葉です。

御祭神の小野たかむら卿、御配神の菅原道真公、それに神社の動物たちも明るい陽気の中おでかけです。

桃や早咲きの桜など季節の花々に彩られる3月に、それぞれに食べ物を持ち寄り、篁卿も自ら率先して声をかけて春の日を楽しむご一行。

睦まじく「なごみ」の時間を共に過ごして和を育む季節でもありますね。
こんな穏やかな日常が、これからも続きますように…♪


◆「春光しゅんこう」特別御朱印

「春光」特別御朱印は、春のお彼岸がテーマです。

水のおもに しづく花の色 さやかにも 君がみかげの 思ほゆるかな
小野篁朝臣(古今和歌集845)

【訳】水面に浮かぶ花の色のように、まこと鮮やかに主君の御面影が偲ばれます。

桜の花と菜の花が咲き乱れる美しい水辺。御祭神の小野篁公が詠むのは、主君(天皇)を偲ぶ歌です。

向こう岸には相棒のウシとともにのんびり釣りを楽しむ御配神の道真公。うららかな春の一ページを御朱印に奉製しました…🌸

実は、お彼岸は日本だけの行事。昼と夜の長さが等しくなる「春分」を中心に古来より祖霊を祀っていた日本の信仰と、仏教の「彼岸会ひがんえ」という追善ついぜんや供養を行う行事が結びつき、お彼岸にお墓参りをする習慣ができたといわれています。

彼岸の中心となる「春分の日」は、昼と夜の長さが逆転する区切りの日でもあることから、あの世と現世が交差しやすい時期であると考えられていました。

そのため、お彼岸が大切な人を偲ぶのに適した時期ともなると考えられているのです。草木が芽吹き、生物が冬眠から目覚める春にはこんな側面もあるのですね🎵



◆「桃の節句」特別御朱印

3月3日は女の子の成長を祝うひなまつり

大きな桃の向こうにいるのは、おだいり様とおひな様の姿をしたネコ!

かわいいおだいり様とおひな様を、御祭神の小野篁たかむら公や御配神の菅原道真公が祝福します🎵

「桃の節句」という美しい名前で親しまれているひなまつりですが、上巳じょうしの節句」という行事が元になっています。

ひなまつりでは“邪気払い”として桃の花を飾りますが、ひなまつりと同様、私たちが幼少期から親しむ童話『桃太郎』も、桃から生まれた桃太郎が鬼を倒す、桃の魔除けの力について感じられるお話だったりします。

現在のひな祭りでは「祝い」や「願い」が先行して、「祓え」という感覚は薄くなっているかもしれません。

しかし、桃の花を飾ったりひなあられや菱餅を食べる、ひな人形を飾ったりひな遊びをすることなど、行事にまつわる様々な行為に「祓え」の観念が折り込まれているのです。



◆「桃花」特別御朱印

御祭神の小野篁公は桃の枝のブランコで空から花見を楽しんでいます♪
待ちに待った春の空気の中、力いっぱい漕ぎ出す篁公。

篁公の傍らには、ネコや狛犬の姿も。
春真っ盛りの、一面ピンクの景色に文鳥も空中でニッコリ💛

御朱印に記された啓蟄けいちつ」「桃始笑ももはじめてさくとは、二十四節気・七十二候という季節を表す言葉。

時候の目安として、一年を夏至・冬至の「二至」で2等分春分・秋分の「二分」で4等分、それぞれの中間に立春・立夏・立秋・立冬の「四立」を入れて8等分して「八節」とし、一節を各3等分し「二十四節気」とし、それをさらに3等分し「七十二候」としました。

啓蟄けいちつとは二十四節気のひとつ。
この頃、暖かさに誘われて動物たちや土の中の虫たちも動き出します。

桃始笑ももはじめてさくとは桃の花がひとつ、ふたつと咲きはじめる頃(3月中旬頃)のことを表現した七十二候の言葉。古くは花が咲くことを「笑む」と表現しました。

蕾がほころび、微笑むように咲くという言葉の通り、笑顔がたくさん咲く春になるとよいですね…!



◆「ひなまつり」特別御朱印

こちらは「つるし雛」がテーマの御朱印。
つるし雛というのは小さな人形や様々な願いを込めたモチーフをつるして飾る、かわいい雛飾りです。

御祭神の小野篁公と菅原道真公は花を撒いて雛まつりをお祝い。
雛飾りのモチーフとともに当神社おなじみのイノシシや文鳥、狛犬などのキャラクターも一緒にお祝いしています🌺

つるし雛で選ばれるモチーフには、それぞれに女の子の成長を願う親から子への愛情が込められているのです…😊



◆「稲荷例祭」特別御朱印

毎年、当社では旧暦の午の日に稲荷神社と庚申塚の例祭が斎行されます。
今年、令和6年は3月19日(火)です。

一年に一度の例祭にあたり、心よりの奉祝を捧げ、この期間だけの特別な御朱印を奉製いたしました。

織姫稲荷神社

この稲荷神社は、江戸時代の地誌である『江戸砂子』にも「この稲荷霊験深く」との記述が残る古いお社で、戦後に合祀された織姫神社と重ねて恋愛、技芸や仕事のご縁を結ぶ「むすびの神様」としても深い信仰があります。


◆月参りのご案内

「月参り」とは、月に一度ないし二度、特定の神社に参拝することを言います。

御神前で呼吸を整え、背筋を伸ばして手を合わせて、日頃の感謝を申し上げること。また、神様の御前で嘘偽りの無い素直な自分に立ち返り、その月を振り返り気持ちを整え、今後の誓いを立てること。

――こういった「祈り」の積み重ねが、神様と私たちの心の距離を、少しずつ近づけてゆきます。

当社では毎月の「月参りのおしるし」に、日本の美しい季節や文化を感じるあしらいの特別御朱印に加え、毎月の祭事や暦、日本の文化のコラムを掲載した特別なリーフレットを無料でお分かちしております。

当社は学問芸能の神様をお祀りする神社ということで、毎月楽しみにお待ちいただけるような内容を目指し、心を込めてお届けしております。
ぜひ一度、ご覧ください。

また、「小野篁公とめぐる季節の旅」と題し、神社の四季を感じる特設サイトを公開しております。
毎月、月替りの『特別御朱印』のご紹介に加え、4種類の『待ち受け壁紙』(無料)のダウンロードも可能です。

御祭神と巡る四季の旅を通じて、親しくお参りをいただき、日々の中で四季の彩りを感じて頂ければ幸いです。

ひな祭りで飾る桃の花は、桜や梅ともよく似ています。

慣れてないと見分けがちょっと難しい植物ですが、空に向かって咲き誇る姿は桜や梅とはまた違う奥ゆかしさを感じます✨

当社では南鳥居の横、稲荷社や富士塚の隣などで紅白の照手桃(鑑賞用の桃の品種)を楽しむことができます。

桃の花は、3月~4月にかけて見頃となりますので、ご参拝の際はぜひこちらもご覧ください♪


◆小野照崎神社(おのてるさきじんじゃ)

東京の下町 入谷にある学問・芸能・仕事の神様をお祀りする神社です。
御祭神は、平安時代有数のマルチアーティストである 小野篁たかむら公。文鳥を愛する絵画の神様で、百人一首にも登場したり朝は朝廷に夜は冥界に出勤される多動な神様です。852年⛩創建 、境内には重要文化財の富士塚も🗻


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