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【文武芸道】学問と武道、さらに芸術を極められた平安の才人・小野篁

季節が移り変わり、秋の訪れを感じられる爽やかな季節になりましたね😊

秋は、「スポーツの秋」や「芸術の秋」とも呼ばれる活力に満ちた季節です😊
実際に、マラソンをはじめ多くのスポーツの大会が催されたり、二科展や日展、院展といった日本を代表する展覧会が開催されるのもこの季節です🖌


◆「文武芸道ぶんぶげいどう」特別御朱印

学問と武道を同等によく納められ、優れていることを表した文武両道ぶんぶりょうどうという言葉がありますが、今月の「文武芸道」特別御朱印はさらに「芸術」をプラスした「文武芸道」
“芸術・芸能の神”である御祭神の小野たかむら卿の御神徳にちなんだ御朱印です。

馬に乗り弓を射っているのは「武芸」を表し、矢じりの筆は「学芸」を表します。

文の道を納め、武の道を納め、芸の道を極めて神に至った篁卿が、それぞれの象徴をもって「学問、仕事、芸能」という御神徳を指し示す御朱印となっています…✨


◆文武「芸」道の神・小野たかむら

篁卿が若い頃、父についてわたった陸奥むつの国は、名馬の産地。篁卿も六尺二寸(約188cm⁉)と言われた抜群の体躯を活かして弓馬をよくしていましたが、帰京の後も弓馬に明け暮れ学問に取り組まなかったことから、時の嵯峨天皇さがてんのうに大いに嘆かれてしまいます。

しかしそこから一念発起! 18歳を過ぎてから勉強をはじめ、当時最難関であった文章生試もんじょうしょうしにわずか3年あまりで合格します。

その後も、文官として昇進を重ね法律の解説書の編纂を行うなど、類稀なる才覚で武道と学問の道を極められた篁卿。

さらに、江戸時代の日本初の画人伝である『本朝画史ほんちょうがし』(狩野永納 著)にて、博学広才はくがくこうさいにして人の及ぶところではない その絵は神に至る」と評されるまでに芸術も極められたと伝わります✨

9月の「画之神えのかみ」特別御朱印でも篁卿の御神徳をご紹介しています♪ ※「画之神」特別御朱印の授与は終了しています。

どうぞ多くの御神徳をいただかれ、芸術、スポーツと、健康的で活力に満ちた秋をお過ごしくださいね♪


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