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⛩️9月の"透かし"御朱印⛩️
まだまだ暑い日も続きますが暦の上では秋を迎え、暑さも峠も越えました。
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朝晩の気温の変化や風の音に、季節の移り変わりを感じるような日も増えました…🎐
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◆「三峯」特別御朱印
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今月は当社本殿の左手にある、末社である三峯神社の例祭月。
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三峯神社の本社は、古事記や日本書紀にも記述がある、神話の舞台にもなっている歴史の深いお社です。
景行天皇の命により東国平定に遣わされたヤマトタケルが、埼玉・秩父にある三峯山の山川が清く美しい様子をご覧になり、国をお生みになられたイザナギ・イザナミの二神を偲んで創建されたと伝えられています。
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高層ビルのような高い建物が無い時代、富士山をはじめ、江戸での暮らしの中で遠くに見える雄大な山々は庶民の憧れでした。
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交通網が整備されて実際に参拝が可能になると、こうした山々への憧れは強い信仰へと変容し、各地に関東の山岳信仰のお社の分社が創られました。
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当社の三峯神社も入谷講社によりお祀りされたもの。御社殿は、当地の御嶽(おんたけ)信仰者によって古く創建された「御嶽神社」に、江戸末期に「琴平神社」が、大正時代に「三峯神社」が遷祀され、相殿で三社がお祀りされています。
「三峯」特別御朱印の中央でお祝いされているのは、三峯神社の神様の使い(神使)であるオオカミです。
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オオカミは畑を荒らすシカやイノシシなどの害獣から作物を守護することから、「大口真神」は盗難除け・魔除けの象徴として護符に描かれるなど、現在も篤く信仰されています。
当社境内の三峯神社も、神使のオオカミが三峯の溶岩石の上から社殿を守っています。どうかこの機会に、本殿と合わせてご参拝ください♪
◆「画之神」特別御朱印
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これからますます涼しさが増して秋を迎える頃ですが、紅葉を楽しむのはもう少し先…。
のはずですが、芸術・芸能の神様である小野篁卿がひと足先に紅葉を描くと、青々としたモミジやイチョウはみるみると秋色に彩られます。奇跡を目にして喜ぶ神社の動物たち!
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「芸術芸能の神」として信仰されており、「絵の神様」でもある御祭神の小野篁卿。
江戸時代には、日本初の画人伝である『本朝画史』(狩野永納 著)にて、「博学広才にして人の及ぶところではない その絵は神に至る」と評されています。
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そんな篁卿の芸術性は留まるところを知らず、彫刻にも長けており、篁卿が彫ったと伝わる仏像は各地に伝わります。
また文筆にも優れた篁卿は、後世の手本となった程の能書家でありましたし、その文才は、六国史の1つである『日本文徳天皇実録』にも「天下無双」と記されている程の傑出したものでした。
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漢詩全盛の時代に漢詩は「日本の白楽天」と称され、そうした環境の中にもかかわらず和歌も『百人一首』にも撰されるなど歌人としても活躍。
まさに、平安のマルチアーティストといったところでしょうか♪
「画之神」特別御朱印では、そんな「芸術芸能の神・小野篁卿」の御神徳を、箔押しとUVラメで煌びやかに表現いたしました。
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当社のある入谷・鶯谷の隣の上野は美術館や博物館が多くある、日本一の芸術の街でもあります。
この機会に当社から足を伸ばして、芸術の秋をお楽しみ頂ければ幸いです。
◆「月詣」特別御朱印
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9月「月詣」特別御朱印では、御祭神や神社の動物たちが大きな月を眺めて月詣♪
見事な満月の下、月見団子を供え、月見を楽しむ御祭神の小野篁公。
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月のうさぎは餅をつき、天女スタイルのイノシシと空から祝福します。
また、こちらの御朱印は十分に太陽光を当ててから暗所で見ると、月に照らされた部分がきらきらと輝く特別な仕様になっています…✨
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「月詣」特別御朱印に添えられた和歌は、月を空から楽しむ道真公が詠まれたものです。
海ならず たたへる水の底までに きよき心は月ぞてらさむ (新古今和歌集)
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季節のさまざまな美しい情景の和歌を多数詠まれてきた道真公。
こちらの和歌は、濡れ衣を着せられ配流された自らの身の潔白を詠んだもの。悲しい歌ながら、道真公の特出した才能が輝く美しい歌です。
篁卿や道真公とともにお月見を楽しんでくださいね🎵
◆「重陽」特別御朱印
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「重陽」特別御朱印のテーマは「重陽の節句」です。
重陽の節句とは、旧暦9月9日に行われる「菊づくしの節句」です。
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陰陽思想で奇数は「陽」の数であり、陽数の極みである9が重なるおめでたい日を「陽」が「重なる」として、「重陽」と呼ぶようになりました。
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御祭神たちが菊を眺め、菊酒を交わしながら宴を行う姿を御朱印に奉製いたしました…🎵
道真公は、残菊の宴で「秋思詩」を詠まれた一年後に、配所にて「九月十日」という詩を詠まれています。
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「九月十日」は、残菊の宴で天皇に御衣を賜った日を思い返しながら、天皇をお慕いする道真公の思いを綴った詩です。
道真公の神使の牛は「九月十日」の詠まれた背景にちなみ、御衣を捧げ持ちます。
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御祭神の小野篁卿たちは道真公の詠まれる切ない詩に耳を傾けながら、思い思いに観菊を楽しんでいます…✨
◆「秋季例祭」特別御朱印
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9月は、当社が上野照崎から現在の入谷の地へ御遷座(お引っ越し)した大事な記念の月です⛩
毎年氏子をあげて、御遷座日の当日である9月19日に「秋季例祭」が斎行され、22日の秋分の日には神賑として「足利学校/雅楽の夕べ」と題した日本文化を知る講演と雅楽の奉納演奏が、本殿前の特設舞台にて行われます。
こちらの御朱印では、上野のお山から入谷の地への御遷座の道中をしたためました。
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御朱印に登場するこちらの和歌は道真公の御詠歌ですが、秋の日の情景が目に浮かぶような見事な歌ですよね♪
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一日歩き続けた御祭神たちが、生い茂る木々のなかを歩き続けた先に目にしたのは、月に照らされて輝く紅葉や景色の美しさ。
その情景を、道真公が空から和歌にして詠みあげます。
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御祭神たちは疲れた身体に染み入るような綺麗な光景に元気をもらい、再び歩きはじめるのです…🍂
旅は続く!
◆「雅楽の夕べ」特別御朱印
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秋季例祭の奉祝行事として毎年9月22日に本殿前に特設舞台を設えて行われる「雅楽の夕べ」をモチーフにした御朱印です。
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月夜のもとで日本文化を学び、雅楽の調べに耳を傾ける「足利学校/雅楽の夕べ」は、今年も9月22日に開催いたします。
観覧無料ですので、どうぞお誘いあわせの上、お越しください♪
こちらの御朱印には雅楽の「嘉辰」という朗詠曲の歌詞があしらわれています。
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美しい月を戴いたこのめでたい日に喜びは限りなく、どんなに長く祝っても楽しい時間は尽きることはない。という大変おめでたい歌ですが、令和の出典となった歌を覚えていますか?
"時に、初春の令月にして、気淑く風和ぎ“
という大伴旅人の歌にも、同じ美しい月、素晴らしい月という意味の「令月」という単語が出てきます。令和も6年目となった今、改めて詠むと一段と味わい深いものがありますね…♪
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中秋の夜空の下、御祭神の小野篁卿は絶賛お月見中!
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月にはウサギの代わりに、お馴染み干支のイノシシと境内のネコさんが元気にお餅をつく姿が♪
いつも月で餅をついているウサギは今夜は仕事から離れ、お団子とともにお月見をしています♪
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雅楽の調べの下で行われる優雅なお月見を御朱印でお楽しみください。
◆月参りのご案内
「月参り」とは、月に一度ないし二度、特定の神社に参拝することを言います。
御神前で呼吸を整え、背筋を伸ばして手を合わせながら、日頃の感謝を申し上げること。また、自身を振り返り気持ちを整え、今後の誓いを立てること。――こういった「祈り」の積み重ねが、神様と私たちの心の距離を、少しずつ近づけてゆきます。
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当社では毎月の「月参りのおしるし」に、日本の美しい季節や文化を感じるあしらいの特別御朱印に加え、毎月の祭事や暦、日本の文化のコラムを掲載した特別なリーフレットを無料でお分かちしております。
当社は学問芸能の神様をお祀りする神社ということで、毎月楽しみにお待ちいただけるような内容を目指し、心を込めてお届けしております。
ぜひ一度、ご覧ください。
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また、「小野篁公とめぐる季節の旅」と題し、神社の四季を感じる特設サイトを公開しております。
毎月、月替りの『特別御朱印』のご紹介に加え、4-6種類の『待ち受け壁紙』(無料)のダウンロードも可能です。
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御祭神と巡る四季の旅を通じて、親しくお参りをいただき、日々の中で四季の彩りを感じて頂ければ幸いです。
◆小野照崎神社(おのてるさきじんじゃ)
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東京の下町 入谷にある学問・芸能・仕事の神様をお祀りする神社です。
御祭神は、平安時代有数のマルチアーティストである 小野篁(たかむら)卿。文鳥を愛する絵画の神様で、百人一首にも登場したり朝は朝廷に夜は冥界に出勤される多動な神様です。852年⛩創建 、境内には重要文化財の富士塚も🗻