時差ボケを無理やり治すためには旅しかない
時差ボケ、治したいですよね。治したいんですよ。
人によってはヨーロッパやアメリカなどの長距離路線に搭乗した時、決まっても良いというほどに時差ボケに悩まされたことあると思います。
先日ドイツから帰国して次の日の夕方に起きた自分は例にも漏れず見事に時差ボケになってしまいました。
流石に長引くと生活に支障が出るということで、これを断ち切るために香川を弾丸で旅行することに。
手ぶらで日帰り旅行
今回の持ち物は携帯と財布、骨伝導イヤホンのみという完全に鞄を持たないスタイルで～
特段理由はありませんが、どうせご飯食べて散歩するだけなのでそんなに荷物は要りません。
骨伝導イヤホンは周りの音も拾えるのでBGM的な感じ使ってます。
ただ、あとで後悔しますがモバイルバッテリーはあったほうが良かったです。まじで。
旅程
今回は行きはJALで高松空港に、帰りは岡山空港からANAを利用します。
両方ともに25歳以下の運賃を利用して往復します。
尚、ANAに関してはアップグレードポイントを使用してほぼ無料で乗りました。
スカイメイト、スマートU25は両者12歳以上25歳以下が当日の航空券を割安で購入できるというもので、例えば羽田大阪であれば約10700円で飛べるという破格の航空券です。
といっても事前に予約が出来なく、当日購入が必須の為、その日の需要等によって乗れるか乗れないかが決まります。加えて札幌や沖縄などの長距離路線は30日前に予約する運賃などに比べて割高になる可能性もあるため不確定要素が多いです。
例えばですが羽田発の場合、博多から東の地域もしくは札幌よりも南の地域だとこのスカイメイトやスマートU25運賃は有意とも云えるかと思います。これはまた別の機会に...…
そして今回の弾丸旅で高松を選定した理由はこれです。
羽田高松間が6310円、もはや高速バスよりも安いです。そんなこんなで高松にうどんを食べにいくという旅が始まることに。
なお、帰りはANAのスマートU25運賃をアップグレードポイントでANAスカイコイン化して600円ほどで購入。
アップグレードポイント；
ANAのSFC会員の一年間の搭乗実績に応じて配布されるポイント。1ポイント1000円分として使えるだけではなく、4ポイントから国内線アップグレードなどへと使用可能。
この当時自分は20ポイントを所持していたため16ポイントを消化した。
朝一の高松便に乗るために羽田へ
帰国してから初の電車ということもあり、チャイムや電車の中の広告に釘づけになります。日本語がホーム上で聞けるのも、本当に久しぶりで日本に帰ってきた感じがあります。
ドイツののほほーんとした鉄道の雰囲気もいいですが、こういうキリっとしたのも良いなぁ～と感じていました。
フライブルクにいたときはスイス国鉄かドイツ鉄道によく乗っていたので懐かしいものです。ちなみに３割くらいは遅れてますっていうためのアナウンスだった記憶が...…
ただし満員電車、お前は許さん
結構乗るか乗らないか迷いました。久しく満員電車には触れていなかったため少し日本に帰ってきた実感と洗礼を受けた気がしました。
つべこべ言わずにあきらめて乗ることにします。
今回は鞄を持っていないのでこういう満員電車では気を使わなくて良いですね。仕事の時も鞄なしで通勤したいものです。
速く着いたので羽田のT2インターへ
コロナが蔓延してから閉鎖していたT2iが最近再稼働をし始めたという話を聞いていたため、出発まで時間があるので行ってみました。
２年前はこんな分厚いシャッターで閉じられ、ライブ会場などになっていたそうですが、中がこんなにも近未来的だとは思いませんでした。
個人的な感想ですがおそらく日本で一番飛行機が見えるチェックインカウンターで海外に行くときにここを利用するとなるとかなりテンションの上がりそうな雰囲気です。尚、T2iは社畜便を多く輩出するターミナルでもあるので今度使ってみることにします。
社畜便；
そのままの意味、社畜の為に設定された便。
深夜に出発して、現地時間の朝に到着するようなまさに、通勤便。
JALの深夜ロンドン便などが有名だが、ANAはオーストラリア、アメリカ、ヨーロッパ方面など多岐にわたっており、社畜便に関してはANAのほうが乗り気である。
正直T2の屋上階の展望デッキよりもよく飛行機が見える。
T2iからはフランクフルトやホノルル、シドニーなど割かし多くのANA国際線が飛んでいる
今度はフランクフルト便を羽田から利用したい、ほんとに
成田まで行くのはやはり時間がかかるしおすし🍣.....
ちなみにですが現在の時刻は6:43、ドイツは22:43とあと少しでおねんねのお時間へ突入するわけですが、時差ボケ真っ最中の自分は結構眠くなってきていました。
今日はオールで時差ボケを吹っ飛ばす脳筋企画なので、頑張りたいと思います。
チェックイン
朝帯だとビジネス需要が故にJGCカウンターが混んでいるのですが、今回も混んでいたため普通の保安検査場を抜けます。正直こっちのほうが早いのです。
JGCカウンター内の保安検査装置は古いのでパソコンとかを出す必要性があるのに対して、普通の保安検査場は最新機器を導入しているのでバックからは何も出さなくても良いので爆速です。
サクララウンジで搭乗まで時間を潰すことに。今回は旅なので朝からビールを飲みますが、スーツ姿のおじさんが当たり前のようにビールを飲んでいるのは大丈夫なんですかね...…心配です。
まだ仕事始まる時間ではないので、今日はオフの日であることを祈るばかりです。
ちなみにこのJALのあられミックスは国際線でも提供されるのですが、亀田製菓が製造しており、ピーナッツを使用していないやつで結構お気に入りのお菓子でもあります。
いざ、高松へ
いっちばんこの瞬間から離陸までが楽しい
今回はB737という小型機で高松に向かいます。割と前のほうの席をとることが出来たので、今回はエンジンの逆噴射や景色も良く見えそうです。
離陸
こうして見るとやはり東京の都市形成は特徴的だなーと感じます。
ドイツの領邦都市と比べてはあれですが、ここまで住居やビルがしっちゃかめっちゃか密集しているのは異常です。町と町の区切りとかも分かりづらかったり、高層ビルが集中するのではなく、分散的に配置されたり、世界的に見ても稀な都市形成だと思いながらうつつを抜かしていました。
到着
着陸の衝撃とともに目が覚め、高松空港に到着しました。
めちゃくちゃ眠いです。飛行機の中では結局30分ほどしか寝れなかったので、めちゃくちゃに瞼が重いです。
何故自分は家ではなく高松にいるのか
など自問自答をしていました。普通に近所を自転車漕いだりと他にも代替手段があっただろうになどと考えてももう遅いです。既に四国です、島流しです。
諦めてうどんを食べに行くことにします。
高松空港は市街地から遠く、とーーっても辺鄙な場所にあります。そのため市街地まではバスを利用していくことに。
高松港到着！！！
ひとまず財布にはユーロしか入っていなかったことに気づき、高松駅構内のコンビニでお金を卸すことに。旅行で地方に行くとりそなや三菱などは手数料がかかるためネット銀行を利用していますが、どこでも使えるのは便利です。
現金を引き出して、地図を見ようとしたら
バッテリー残量 63％
地図がないとさすがに地理感わからないなぁ...…
薄々気づいていましたが、携帯のバッテリーの持ちが悪すぎます。
そろそろ機種変しないとなーと思いながら、とりあえずモバイルバッテリーを借りることに。
初めてこれを利用しましたが、値段もそんなに高くなく充電速度も速いのでびっくりしました。とりあえずこれを岡山駅まで借りておくことにします。
スイス、イタリアなども旅行していましたが、今年は海には行っていなかったため久しぶりの磯の匂いに感動します。
正直うどんをメインに考えていましたが海鮮が食べたくなってきました。
高松のアーケード街
高松のアーケード街は日本の中でもなかなかな規模で、ブランドから居酒屋など多岐にわたって碁盤上に広がってます。
商店街に類美豚とかがあるのすごい。
めっちゃららぽーととか三井アウトレットみたいに見える
小さな商店や呉服屋、カフェもあった
居酒屋街は朝一なのでやってはいなかったものの、店舗の雰囲気とかを見ると赤羽みたいな雰囲気ある。
うどん！！錦谷
高松に妙に詳しい知人からこのうどん屋さんをお勧めされたので入店。
朝早くからやっており、店内には仕事前の人や朝ごはんがてらうどんを食べる人がいます。さすがうどん県です。
もちろん釜玉うどん！！！
久しぶりの釜玉です。ドイツでも生卵を食べることが出来ますが、当たる確率は高いので、基本的に避けていました。
そんな釜玉好きな自分が香川に来ると云ったら、釜玉うどんを食べるしか選択肢はありません。
余談ですが、他の人のうどんを食べるスピード早すぎてびっくりしました。飲み物なんですかね...…
腹は満たした、観光へ
うどん屋から食後の運動を兼ねて瓦町駅まで歩いてきました。とりあえず安直に金比羅山へ行くことにしました。
時間通りにくるって素晴らしいですね、ほんと。
めっちゃのどかで最高です。この日はそんなに寒くなかったので、ぷらぷら寄り道しながら金比羅山に向けていくことに。
意外と高いところまで登ってきました。
ひっさしぶりの日本っぽい景色です。日本とドイツでは植生が全く違うのでこういう鬱蒼とした雰囲気が恋しかったです。特に左の石垣に付く苔！！！これが日本だよなーと思いながら歩を進めていきます。
結構登りました。やはり寝不足で軽い登山は少しきついものがありますが、良いリフレッシュになります。
既に785段の階段を上ったとのことで、一段上がるあたり0.1kcalくらい消費するらしいので、単純計算で78.5kcalを消費したらしいです。
といっても階段自体も標準的な23cmよりも高い気もしますし、しっかりと階段以外にも歩く場所もあるので結構な運動になります。
うどん一杯当たり200kcalらしいのでおそらくここで既に消費しているはずで、だんだんとお腹が空いてきました。
ここに１円を置いて浮いたらラッキーというものらしいです。
あきらかにアルミの密度のほうが水よりも重いはずなのに何枚か浮いている...…
どうやら表面張力やアルミの酸化被膜のおかげで浮くようです。
自分もチャレンジしたかったものの、財布の中には43セントのみ。
もちろん1セントは浮きませんでした。
そそくさ～とお参りをして退散して腹を満たすことにします。ひとまず健康を祈っておきます。健康第一です。
父親はマヤノトップガン？！？！？！
マヤノトップガンって雄だったんですね～（儚い目）
うどん！！
ということで金比羅山の参道の近くにあるうどん屋さんへ
ぶっかけの特大で390円はすごい価格設定。
たぶんドイツでうどん1杯頼んだら12€（1800円くらい、もちろん天ぷらとか付いてたり割と豪華な感じですが...…）するのを考えると、涙が流れます。感動と感謝の涙です。
ぶっかけうどんを頼みました。中華風肉まぜそばを頼めばよかったのにとこのブログを書きながら思いますが、これもシンプルでおいしいです。
食べ終わったらぷらぷらとJR琴平駅方面へ歩いていきます。
切符買えない！！！！！
電車まで20分、まぁ買えるだろうと思ったら並んでいる券売機がみどりの窓口プラスっていうものらしく、前のお客さんが切符を乗車変更しているのか、全然空きません。
電車が来たのであきらめて、窓口の駅員さんに乗車駅証明書を貰って乗ることに。
どうやらみどりの窓口が最近減ったようで、券売機の混雑が常態化しているところもあるようで、不便になったと感じます。
いよいよ瀬戸大橋、このために日没前に電車に乗っていざ瀬戸大橋へ
めちゃくちゃ長かったです。長かった。
今度瀬戸大橋を渡るときはサンライズ瀬戸で、起きたら瀬戸内海見たい感じにしたいですね。
岡山着
地味に岡山には初上陸ということで地味に楽しみにしていました。
というのも「岡山 名物」で検索したら”カキオコ”なるものがヒットしました。
どうやらカキのお好み焼きでカキオコとのことで、もうこれは食べるしかない！となり、うどんを捨てて本州へ向かいました。
まずはこれ！
日本のビールも勿論おいしいので全然最高です。
そして、カキオコがきた
久しぶりの粉ものともあり、目の前にお好み焼きがきて、鳥肌が立ちました。既にソースなしでも食べたいくらいですが、我慢してソースとマヨネーズをかけてもらいます。
ただでさえ大粒のカキでさえ食欲を誘うのに、ソースとマヨの濃い香りがしたらもうダメです。猫舌でも、熱さを恐れずに口の中に一切れを放り込みます。
！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！
うまい！！！！！！
久しぶりの粉ものです。おいしすぎます。粉ものとソースをどれだけ欲していたか...…
もちろんドイツでもお好み焼き粉とソースは売っていますが、私が壊滅的に粉ものを作る際のが無いので断念していましたが、やはり粉ものは最高です。
そんなこんなで岡山空港へ
どうやらANAは岡山空港にもラウンジがあるとのことでここで時間を潰します。基本的に地方空港のバスは余裕をもって到着するようにダイヤが組まれているので、時間が余ったときにラウンジでゆっくりと過ごせるは大変ありがたいです。
羽田とかと比べて暗いイメージでとても寛げる空間でした。やはりダウンライトや間接照明をつかうとおしゃれになるもんですね。
ウイスキーとか日本酒、お菓子もありました。勿論ビールサーバーやソフトドリンクもあるので安心です。勿論温かいお茶などもあるので、ゆっくりと落ち着くこともできます。
口の中にやけどを抱えた私は黙ってビールで冷やすことにします。
帰る！！
ようやく搭乗になりました。
意外と搭乗率は良く、需要を押さえているのかな？...…
やはりＡＮＡは地方路線が多くて、便利だなと感じますねー。
737にしては新しめの液晶、そういえば地味に席も綺麗
最近はＡＮＡの機材更新も進んできて綺麗な機材が増えてきたので乗るのが楽しみです。
ということで今回はここまで。
無事に家について、時差ボケは治りました。
若干の荒療治ですが、やはり家にいる、もしくはやることがないのような状況だと時差ボケを加速させてしまうので、旅行というアドレナリンを注入して治すのも良いかもですね。
まぁ、一番は社畜便で早朝に帰ってきて、そのまま出社が一番時差ボケ対策ですが...…
ではまた