スイスには抗えない
Cyclotour du léman 170km
スイスはローザンヌを起点にしてLac léman(ルマン湖)をエビアン、ジュネーブを経由して一周するファンライド。公式はファンライドと言っているが、ほぼほぼレースと言っても過言ではないと思う。ほんと。
どうやら今年は20周年ということで、これは参加せねば!!ということで参加。一週間前の申し込みだったため100CHF(15000円)ほどかかったものの、ジャージのプレゼントなどを考えるとなかなかに安いのでは?……と思うようにしている。
ということで、コースを選ぶことに。
参加費もそうだけど、距離長いと帰りの電車もきついなぁ、と思いホームページを見たところ
176km部門しか残ってねぇじゃん!!
うわぁ、出たくねぇ……という大きなため息が出ます。
というかファンライドで170kmってなんなのよ。
パリルーベもそうだけど、なんか距離感バグってない?ほんと。
それでも今回の大目玉は”スイス”を走るということです。
以前、イタリアからスイスを電車で縦断しましたが、景色がひたすらに良いという記憶が残っています。そんなスイスの土地で自転車も漕げて、参加賞も貰えて、補給食のサービスまで出るとなると、走るしかありません。
ちなみに今回の目玉はTrikot(サイクルウェア)です。Q36.5というメーカーのものなので、普通に参加費の元が取れるレベルです。
64km、112km部門はローザンヌの対岸から出発なため、船の無料券も付いてくるのはなかなかに心強い、まぁ176kmはそこまで走るんだけどね……
諦めてローザンヌへ行こう
自分の住むドイツから乗り換えること三回、約4時間かけてローザンヌへ向かいます。今回は自転車の持ち込み手数料を払いたくなかったので、輪行袋でいくことにしました。輪行袋を使用すると追加料金は要りません。これで10€(1500円)取られるなら、夜ご飯に使いたいです。
イタリアの高速列車< やぁ!
もしかして、自転車持ち込み不可のタイプ???
車掌に確認したところ、輪行袋はOKとのことなので今回は難を逃れられ、食堂車近くのスペースにおくことでどうにか命拾いです。
もともとはSBB(スイス国鉄)のIC(インターシティ)という自転車持ち込み可で特大荷物を置けるような広い空間がある電車の予定でしたが、急遽車両変更をしたようです。ヨーロッパの鉄道あるあるですね。
ハプニングはあったもののローザンヌに到着
ここから受付へ向かいます。
細かいことですが、このローザンヌはスイスのフランス国境付近の街です。そのため、ドイツ語は通じますが、駅のアナウンスや検札などの第一言語はフランス語です。個人的に少し不便を覚えたので、ちょっとだけでもフランス語を話せると、かなり気楽に過ごせるかもしれませんね。
いざ、受付のため湖畔の会場へ!
うう……
うわぁわあぁぁぁ、どこもかしくも綺麗すぎる!!!
え、住みたい……
めちゃくちゃお洒落な街ですわ、こんな芋くさい田舎人を嘲笑うかのように湖畔でコーヒを飲みながら犬の散歩をさせている人など、前世で何回徳を積めばこんなところに住めるんでしょうね。
自分の前世を恨みながら、スタートナンバーのピックアップをします。
そしてここで問題が起きます。
受付)君、登録されていないけど?
?!??!?!?!!!)自分?!?!
登録されていない???なんで??
自分)すでに支払い完了メールもきてて、予約システム上には自分の情報
はあるんですけど……
受付)ほんまや……なんで???
自分)いや、俺も知らんよ????
その後色々と話して、確認作業をしたところ、どうやらレースのデータベースだけに登録されていなかったようです。
そのため、今回はその場でスタートナンバーを発行する運びとなりました。
なんじゃそりゃ。
ただ、明日走れるということがわかって一安心です。
受付)よっしゃ、準備できたぞ、これ君の番号ね!
そして渡された番号がこれです。
スタートナンバー 3333
DQNナンバーじゃねぇか!!!
煽り運転をしそうな番号を授かることになります。
正直、めちゃくちゃに恥ずかしいです。と言ってもゾロ目はなんか得した気分なので良しとします。
もうそろそろ19時ということで、宿へ戻り明日への準備をします。
余談ですが、この時期のヨーロッパは平気で21時まで明るいので、夜更かし気味になりやすいです。
寝るまで少し時間があったため、明日の出走リストを確認したところ
日本人3人いるの?!しかも全員176km?!?!
正直びっくりしました。まさか、日本人が自分以外にいるとは、しかも176km……
明日は会えるかなと少し楽しみにして、レースに備えて寝ることにします。
ということで、今回はここまでです。
次回は176km本番です。目標は10時間以内にゴールというクソゆるですが、楽しみたいと思います。