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靴は踵(かかと)が重要

「靴はゆったりがいい?」「足の構造」…に引き続き…

じゃあ幅広い靴を履いたらどうなるのか?

まずは靴の踵部分に目を向けてみます。

良い靴は基本的に踵の部分がしっかり作ってあります。靴の踵部分って硬いですよね? あの硬い部分には「ヒールカウンター」といわれる硬い素材が仕込まれており、それが足の踵部分を支えてくれています。

アーチ構造が保たれた健康な足の方は、自身の力で足の形を保っていられますからヒールカウンターなんぞそんなに重要ではないかもしれませんが、それでも場合によっては支えてあげることで疲れにくかったりなどの利点はあります(図1左)。

図1左:踵幅に対し適正な靴の踵部
図1右:踵幅に対し広すぎる靴の踵部

…で、ホントならヒールカウンターで支えられている踵は、幅広い靴を履くと当然踵まわりはゆるくブカブカ!(図1右)

図2左:適正な踵部の靴を履いていると踵部分は支えられている
図2右:幅の広すぎる踵部の靴を履くと支えが乏しく足が倒れてしまう

そんな状態で靴を履いていると、扁平足気味の方は、踵が支えられなくて内側に倒れていきます(図2右)。そうなると前回のお話のごとく、足のゆびがねじれて扁平足・開張足・外反母趾を助長しますし、靴が緩く足が靴内で動くと擦れにより胼胝ができやすくなりますし、疲れやすかったり痛みを感じたり、様々な足のトラブルの要因となります。

靴は踵が大変重要です!

「幅広い靴は外反母趾を助長」(リンク先参照)
 ~足の前部分に目を向けます~

…に続く…

※ぶろちーた2009/6/1記事を改編

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