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靴はゆったりがいい!?

靴屋さんでよく見かける「ゆったり幅広」「ゆったり設計」という文字、なんの疑問もなく「ゆったりがいい!」と認識した方々の心をつかんで久しいですね。靴屋の店員さんもそれがいいと思っている場合もあるので、これには驚きですが…( ̄▽ ̄)

よく見かける「ゆったり幅広」のタグ△

このゆったり幅広の靴、実は足に良くないことはご存知でしょうか!?

幅の広すぎる靴は、足の形を崩して扁平足や外反母趾などを助長しますし、胼胝や鶏眼(魚の目)などを作りやすいなど、とにかく足のトラブルの要因となります。また、足の形が崩れると、足首や膝、もしくは腰までも弊害が及ぶ場合もあります。歯のかみ合わせに影響するというデータもあります。つまり影響は全身に及び得るわけです。

幅の広すぎる靴は、まさに「毒を盛っている」ようなものですね。

靴を買うときは、自分の足に合った靴を買いましょう。わからない場合は店員さんに「私の足の大きさはどれくらいでしょうか?」と聞いてみましょう。
そこで店員さんが足の長さだけでなく幅もしっかり測って、「あなたの足の長さは何センチで幅はEEです」と正確な数字をだしてくれた場合は1次試験合格!
次に「私の足に合った靴はどれですか?」と聞いてみましょう。そこできちんと用途を聞いて「あなたの足ならこの靴がお勧め」など踏み込んだ話まで進めば2次試験合格!
まだ判断基準はたくさんありますが、少なくとも足の長さしか測らずに幅を測らない場合は不合格! もしくは長さすら測らずに「何センチですか?」と聞くだけでデザインだけで話が進んでいくお店は、店員さんが足と靴のことをわかっていませんので不合格、その店で買うのは控えたほうがよいでしょう。

もう一つの判断基準、店員さんに「シューフィッターの免許はお持ちですか?」と聞いてみましょう。シューフィッターの免許には「プライマリ(初級)」「バチェラー(上級)」「マスター(修士)」の3種あります。マスターをお持ちの方は、一応きちんと勉強されているはずですから、お任せしても安心? しかしプライマリは簡単に取得できるので、勤勉なプライマリと不勉強なプライマリではかなり格差があり不勉強なプライマリーは素人と変わりませんし、バチェラー資格を持っていてもとんでもないシューフィッティングをする方も多数いらっしゃいますので注意が必要です。

一番確実なのは、他のお客さんの接客を確認するとか、チョイと突っ込んだ質問をしてみて正しい答えが返ってくれば合格…と審査したほうがよさそうですが、自身に知識がないと難しいですよね…(^-^;

少なくとも「この靴は幅広でゆったり作ってあるので楽ですよ~」って足のサイズを全く測らずに4Eくらいの幅広の靴を持ってくるお店はもってのほか!

毒を盛られないよう注意しましょう!

「足の構造」(リンク先参照)
「靴は踵(かかと)が重要」(リンク先参照)
「幅広い靴は外反母趾を助長」(リンク先参照)
…に続く…


※ぶろちーた2009/5/28記事を改編

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