足の構造
前回のお話「靴はゆったりがいい?」に続き…
何故幅広の靴がいけないのか?…これを語る前に足の構造について理解を深めましょう。これを知れば答えを理解しやすいので…^_^
足の骨格は弓なりの構造をしてるのはご存知ですか?これをアーチ構造といいます。土ふまず…ありますよね?
足はバネのようにしなやかに動くことで、地面からの衝撃を吸収して内臓や関節などを守っています(図左側)。そのバネの役割を担うのが骨や軟骨のしなり・靭帯や筋肉の伸縮などですが、なかでも一番大きな動きを担うのは筋肉といってよいでしょう。
しかし筋力が低下して体重を支えきれなくなると、骨・軟骨・靭帯などへの負担が増え、徐々にそれら組織を傷め、アーチが崩れてきます(図右側)。まさに伸びきったバネ…
そうなると、足のゆびが広がって「開張足」という状態になります。
同時に不安定な踵の骨が内側に傾いてしまい(図右下)、それに合わせて足のゆびの骨が内側にねじれてきます。
開張足になると筋肉のバランスが崩れて外反母趾になりやすくなり、足のゆびが内側にねじれた状態で歩行することで、それはさらに助長されます。
文章で書くと理解しにくいかもしれませんが、要は筋力が低下して体重を支え切れなくなると、踵が内側に傾いて開張足・扁平足になり、そうなると外反母趾になる…典型的な外反母趾はこのようにできるわけです。
ん~…ちょっとは理解できましたかね?
これ、真剣に書いたら長編になってしまいますのでこの辺で…(^-^;
「靴は踵(かかと)が重要」(リンク先参照)
「幅広い靴は外反母趾を助長」(リンク先参照)
…に続く…