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この時代に子を産むことにモヤってる全ての女性へ

「異次元の少子化政策」なんて大層なことぶち上げた割に、蓋を開けてみれば上半期の出生数は過去最低の37万人。この数字に「当然だろ」と冷ややかな目線を送るみなさんも「えらいこっちゃ」と慌てるみなさんもこんにちは。

今日は皆さんに読んでもらいたいエッセイがあり筆を取りました。

私の新刊「わっしょい!妊婦」です。


わっしょい!妊婦 CCCメディアハウス刊

 

この本ね、めちゃくちゃ面白いです。

自分で言うなよ!って思った人いたでしょ?

そうですよね。作家が自分でこういうこと言うのって本来なら良くないんですよね。でも言っちゃう。だって自信があるから。

担当編集さんが「私の編集者人生の中で一番笑った」と言い、普段は本の感想とか言わない(客観性を保つため)校閲さんが「めちゃ面白いから続きが楽しみです」とわざわざ言う。
Amazonレビューには「面白すぎてページを捲る手が止まらずあっという間に読めた(302ページもあるのに)」だの「男性の僕でも何度も笑った」だの爆笑報告が並ぶ。


記者・山下洋平さんの書評はこちら。

ダ・ヴィンチの書評はこちら。


妊婦のシモ事情、ホルモンの乱れによる地獄の夫婦喧嘩、現代社会の仕組みが「産み育てるモード」でないことのしんどさ、「強者」設計のマイノリティに冷たい街のかたち、出生前診断の悩み、中絶、女性活躍とか嘘言ってんじゃねーよ!という怒り、妊娠した途端に社会から「透明にされる」悲哀、保活地獄、乳首を巨峰にしなければいけない地獄、全部「赤ちゃんのため」で無いことにされる痛みの話、どれだけ金かかんねん的な話、性教育の不足による妊娠出産への理解のなさ(本人・夫ともども)、なぜか押し付けられる母乳信仰、少なすぎるパパがパパになる機会、産んでもない他人から「ママ」と呼ばれる理不尽、『お迎え棒』について、妊娠した途端に「入口」ではなく「出口」になる膣の話、夫婦の夜の営みに関する意識のジェンダーギャップ、etcetc、着床から出産まで、爆笑&爽快の妊娠経過エッセイでありながら、一妊婦の視点から見つめた社会に対して思うことを、ぜーーんーーーぶ!!!!笑と涙で包み込んだ一大スペクタクルです。

よくある妊娠出産ほんわかエッセイではなくゴリゴリに骨太ではありますが、爆笑しながらサラリと読めるので読後感は爽快(読者レビューより)元妊婦・現妊婦・社会にモヤってる女なら(つまり、現代社会に生きるすべての女ってこと)共感間違いなしです。また、これから妊婦の旦那になる人、妊婦の旦那にはならないけど自分とは無縁の体験を追体験してみたい人にもおすすめのジェンダーレスな本です。

買ってくださる方はぜひ、お近くの書店かAmazonでお求めください。


【作品紹介】
35歳、明らかに“ママタイプ”ではない私に芽生えたのは「子どもを持ちたい」という欲望だった。このとき、夫45歳。子どもができるか、できたとしても無事に産めるか、産んだとしてもリタイアできないマラソンのような子育てを夫婦で走りきれるのか。それどころか、子どもが大きくなったとき、この社会は、いや地球全体は大丈夫なのか? 絶え間ない不安がつきまとうなかで、それでも子どもをつくると決めてからの一部始終を書く、笑いと涙の妊娠出産エッセイ。


「じゃ、ママ、診察室Dへ」
……マ、ママぁーーーー??!! 
フレディ・マーキュリーのように、私は心の中で絶叫した。ーー


ありがとうございます。