在り方は人の数だけある!
今秋から勉強し始めた心理カウンセラーの基礎講座。
学習の学びや気付きを記録するためにnoteを活用しています。
1日目は、以下の内容です。
何を学ぶのか?
私はこれから臨床心理学を学習していきます。ゆっくり2年ほどかけて座学+実習に参加する予定です。
心理学という学問は、大きく2つ(基礎心理学・応用心理学)に分類され、以下のように細く分けられています。
基礎心理学
生理心理学
発達心理学
学習心理学
人格心理学
社会心理学
知覚心理学
認知心理学
行動心理学
神経心理学
応用心理学
教育心理学
臨床心理学
産業心理学
家族心理学
災害心理学
スポーツ心理学
犯罪心理学
芸術心理学
交通心理学
では、臨床心理学とは何でしょうか?
Googleに「臨床心理学とは?」と質問してみると、以下のように返ってきました。
臨床心理学では、心がしんどくなり床に臥せている人(床に臨む人)に実際に向かい合い、その人の心がラクになる方法を探っていきます。心の病気の治療や予防を目的とした研究分野ということですね。
欲求は満たされ方が重要
人は生まれつき本能的欲求を持っており、欲求は満たされ方がとても重要です。
例えば、赤ちゃんは、泣き声で本能的欲求を伝えます。オムツを換えてほしい!ミルクがほしい!という欲求に誰か対応してくれないと赤ちゃんは生命維持の危機に…。一方、欲求が充分に満たされると、幸福感や満足感が高まり、心と身体の成長に良い影響を与えることは言うまでもありません。
ここで大きなテーマになるのが個別性。
例えば、金銭問題を抱える大人に対して、お金が得られれば問題が解決することもありますが、’’お金持ち’’になっても悩んでいる人がいるのは、お金だけでは解決しないその人なりの満たされないものがあるからでしょう。置かれている環境や人の価値観は人それぞれなので、「個」の在り様を認め多面的に理解していくことが大切です。
では、人間の欲求についてもう少し見ていきましょう。
マズローの欲求段階説
マズロー(Maslow,A.H.1943)は、通称「自己実現理論」を展開したアメリカの心理学者。自己を見つめることが自己実現の第一歩と考え、以下の5つの欲求を段階的に捉えています。
例えば、天災時に置き換えて考えてみよう。
第1段階:生きるための本能を満たす
(例) 炊き出し、トイレ、寝る場所の確保など
↓
第2段階:物理的な安心安全を確保する
(例) 仮設住宅でプライバシーを確保する
↓
第3段階:社会的な居場所を確保し信頼関係を築きたい
(例) コミュニティーへの帰属、家族や仲間が欲しいと思う
↓
第4段階:他者から評価されたい
(例)ボランティア活動への参加、人の役に立ちたいと思う
↓
第5段階:自分らしく生きる
(例)自分の存在意義を実感し、堂々と生きる
といったように、マズローの段階欲求説では、第1段階の欲求がある程度満たされると次(第2段階)の欲求へと移行していきます。この段階欲求説は、ビジネスの研修などでも広く活用されているようです。
自己実現に到達した状態とは
以下は、自己実現の欲求(第5段階)を満たした状態の一例です。
人や物事に対して適度な距離感があり快適に感じている
自己中心的ではなく、課題解決を優先して考えられる
日常生活において、喜びや畏敬の念を無邪気に味わえる
ユーモアのセンスがある
よかったな~と思える体験がある
など
ふりかえり
マズローの学説を学んでいる時、承認欲求とSNSについて頭をよぎりました。
随分前に投稿した自分のX(旧:Twitter)に今だ一つも「イイね」が付かず…。何気に凹むわ~と思っていたら、追い打ちをかけるかの如く、某アイドルが「おはよう」とつぶやいただけで何万もの「イイね」をかっさらっている現象を見て若干ふらついた。
何者でもない私がSNSで自分の想いを表すことに意味なんかないよな…とも思いますが、「自分とは何者か?」を見つめ直すきっかけを与えてくれたこの出来事にも今日だけは感謝してみることにします。
在り方は人それぞれなので、他人と比較せず自分らしく生きる方法を今後も模索していく所存です!