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No.1 プロジェクト発起人 鬼塚 亮輔


自己紹介

初めまして、APU9期生(2008年春入学)の鬼塚です。私は現在、JICAの職員としてインドネシアのジャカルタにて主に都市鉄道の設計・計画業務に従事しています。急速に発展するインドネシアで家族と一緒に生活する中で感じることは、活気と未来への確かな希望です。APUで出会った友達やAPU生はよく知っている?インドネシアの踊り、サマンダンスが私の原点です。APUで出会ったインドネシアの人や文化を理解していたことで、インドネシアの社会にも共感でき仕事の活力となっています!

APU校友会について

2018年10月より、APU校友会のボードチームに財務担当として参加し、今年で5年目となります。APU校友会は、2023年3月時点で約22,000人の卒業生を迎え、世界各国にいる校友生のネットワークと個人の成長に資する活動をサポートすることを目的とした非営利団体です。ボードチームと37チャプター(国内:10、国外:27)、4つのグループを中心として、校友生の活動を支援しています。

APU校友会みらい創造寄付基金設立に向けて

2019年より、APU校友会にてAPUへの寄付項目として立ち上げた「みらい創造寄付」は、寄付金募集を開始してから4年が経過し、寄付金総額が約1,050万円に達しました。2020年のコロナ・パンデミックで経済的に困窮した学生を助けるために校友生と職員とが有志で立ち上げた支援団体「APU Hands」に約780万円が寄付され、学生への直接的な支援となりました。

しかしながら、2022年度における毎月の継続寄付者は4名に減少している状況となっている状況です。APU校友会では、「みらい創造寄付」の効果を早期に具体化し、その成果を校友に共有することが次の寄附に結びつくと考え、校友会費繰越残金から5,000万円を「APU校友会みらい創造寄付基金」の活動原資とし、2023年4月よりAPU校友会みらい創造寄付基金を設立しました。活動資金を基金とすることで資金運用も可能となり、運用益を見込んだ活用を計画的に進めることが可能となりました。

基金を通じて目指したいもの

APU校友会では、「APU校友会みらい創造寄付基金」を通じて、2023年度新入生からを支援対象に、以下の3つのテーマの活動を支援しその活動に共感した方からの寄付文化の醸成を目指します。

  • Off-campus Study Program開発支援

    • 国際機関に勤務する卒業生とAPUが協力して、短期プログラムの開発と拡充を支援します。

  • 教員・学生への調査研究支援

    • 教職員や学生が海外人材の定着問題、難民/避難民支援などに取り組む調査研究活動をサポートします。

  • 学生の海外アクション支援

    • 学生が自ら問題を提起し、海外の大学と連携してプロジェクトを立ち上げ、実行することをサポートします。

基金を通じて、APUの全ての学生、卒業生が世界と身近な社会に関心を持つきっかけを応援し、社会をより良くするための挑戦を応援していきます。

APU校友会みらい創造寄付基金は、 APUに関わる全ての人が「挑戦者であるChange Maker」であることを定義し、これらを支援するための寄付の文化をAPUに根ざしていくことを目指しています。Change Makerを育むことが、A基金の役割と捉えています。

あとがき

寄付文化の醸成は簡単なことではないですが、APUから一歩踏み出す学生や卒業生を支援して、「APU生が世界を変える」ことを後押しする活動を、これから発信していきたいと思います!