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平気で生きるということ(β)

すぐに精神がすり減ってしまう人、何かと自分を責めてしまうようなタイプの人がどうすれば平気で生きていくことができるのかを考えていく有料マガジンです。
月額300円。メンタルの弱い人の生活を考える「平気で生きるということ」を中心とした、小野ほりでいに…
¥300 / 月
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2020年9月の記事一覧

苦しむ自我の形態

現代における個性神話―――すなわち私たちの考え方や感じ方は不可侵のものであり、私たちに生…

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感覚派ヒューマニストの世界

インターネットによって席巻したポリティカル・コレクトネス的な善は、私たちが潜在的に持って…

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善意のメリット

心理学は、私たちの精神が無意識下では他者との境界をあいまいにし、他者の感情を受け取り、あ…

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成り上がりコンプレックス

先日、タイムラインに上のようなつぶやきが漂着して来ました。皆さんは、これを読んで「その通…

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不幸の正当化と自我意識

前回、 透明人間化する自己ー抑うつの入り口 では、主体が抑うつや無気力、無感動の状態に陥る…

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無思想はなぜヤバいのか

ヤバい思想、と言われると皆さんが思い浮かべるのはなんでしょうか。ファシズムや全体主義?差…

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透明人間化する自己ー抑うつの入り口

抑うつや極端な無気力、無感動は個人の生活や人間関係に支障をきたし、それを自認せざるを得なくなる決定的な契機を迎えるよりも前に、意識の水面下で穏やかに自己が無力化される段階を進行させる。 この段階では、自己がその内面、感情、主体性といった人間的要素を内部的に喪失し、他者にとっての自己、他者に期待される自己といった機能的な側面が代わりに自己を代表する。ここでは、「自己愛と自尊心の違い」で説明したような二種類の自己になぞらえて考えると、「私は存在している」という存在論的な自己と、

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性がゲーム化することとその弊害について

やはり僕らの社会においてセックスは、金銭とはまったく別の、もうひとつの差異化のシステムな…

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