ポラリス
そろそろ僕も行かなくちゃ
君はそう呟き腰を上げた
散り散りに散った足跡の数だけ
想いを紡ぐ物語は彼方へ伸びてゆく
どうか振り返らないで
揺らいでしまいそうだから
見透かす様に背中は右手を挙げた
ねえポラリスいつまでもそこで輝いて
僕らの旅路を照らし続けておくれ
見えない明日をその輝きだけをたよりに
探して続けて行くよ
あの空の下でいつかまた
会えるからと
共に過ごした日々を仕舞い歩き始めた
俯きそうな時にきっと思い出すから
見送る寂しさと旅立つ切なさを
繰り返して僕らは少しずつ大人になる
ねえポラリスその下に夜明けはあるのかい
迷ってしまいそうな時は導いておくれ
青い鳥はいつだってそばに居た事に
いつか気づける日まで
この瞳にその姿を映して
ねえポラリスいつまでもそこで輝いて
僕らの旅路を照らし続けておくれ
見えない明日をその輝きだけをたよりに
探して続けてゆくよ
あの空の下でいつかまた
会えるからと