アイリス

通り雨傘を持たない君を
迎えに行こうお家へ帰ろう
泣き虫が雨宿りの下で
落とした涙に早く気づけるように

答えの無い世界で痛みに慣れないで

寄せ集めたいくつもの言葉でかたどる想いは
いつだってイビツな形をしていて
この願いはいつか君に届くかな届くといいな
広げた手のひらに指先が微かに触れた

雨上がりブランコの下に出来た水たまり
光を弾いて
南風前髪を揺らす要らなくなった
傘を畳んで歩こう

答えの無い世界は思いより優しく

寄せ集めたいくつもの想いでかたどる日々を
彩る不器用な指先
その願いはいつか誰かに届くかな届くといいな
広げた手のひらに
滲むような微かな温もり

小さく落ちた雫
君が笑うだけで
響く この日々に
この声に 呼応してくように
虹が架かる

寄せ集めた妥協の様なこの言葉で
かたどる想いはいつだって
いびつな形をしていて
この願いはいつか君に届くかな届くといいな
広げた手のひらに
指先が微かに触れた

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