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僕の2024

あと数時間で2024年が終わりますね。



今年は僕にとって色々な事があり過ぎた1年でした。

辛い出来事が多すぎて、振り返るのも嫌になるような、そんな1年でした。

しかし、慣れない広島という場所に移り住み、ここで出会った人たち、そして支えて下さった方々には感謝しております。


ありがとうございました。



右も左も分からない西日本、そして広島という場所でスタートを切った今年。

心機一転、ここから頑張ろうと意気込んで新しいチームでの活動をスタートさせました。


開幕戦までの期間はチームキャンプなどでトレーニングを積みました。

宇都宮より雪が降る寒い環境の中で苦労もありましたが、愉快なチームメイトと楽しい雰囲気でトレーニングを積めておりました。



迎えた開幕戦。

©Itaru Mitsui

新しいチームでの走り方も手探り状態でしたが、思っていたより良い連携が取れたり、自身の仕上がりも上手く調整できて、初戦から表彰台を獲得できて良い滑り出しでした。

©Itaru Mitsui


開幕2連戦を終えて一時はリーダージャージにも袖を通すこともできました。

次戦の宇都宮では思うようなレースができず悔しい思いもしました…。



そして好調をキープして挑んだ4月の下旬の播磨のレースでクラッシュ。
選手になって初めて骨折をして、手術入院となりました。

右鎖骨と肋骨を折り、全治2ヶ月を必要とする怪我を負ってしまいました。


その頃、ハムスターの「かきふらい」を飼いはじめ、癒しをもらいながらリハビリに励んでいました。




すぐにトレーニングは再開できるようになりましたが、初めての骨折で復帰までの様々な課題をクリアしていくことに苦戦もしました。

時には宇都宮時代からの仲間である増田塾長や篤志にトレーニングに付き合ってもらったりしました。



暑くなってからは毎日スイカバーを食べて頑張りました。

なんとか全日本出場に間に合わせようとトレーニングを積みましたが、復帰戦となった全日本選手権ではまともに走れませんでした。

©Itaru Mitsui


翌月にはチームとしても1番気合いの入る地元戦。

なんとかコンディションを上げて勝負できるまでに戻すことができた7月。

©Itaru Mitsui

佐木島ロードレースでは、暑さに苦戦しながらも3位表彰台を獲得できました。



この頃から、吉本選手にお願いをして、競輪選手養成所への入所試験に向けたトレーニングも並行して開始していました。

高校生ぶりにバンクをピストで走る感覚に戸惑いながらも、新しい発見や体験があり、充実したトレーニングができたと思います。



8月下旬からはチームはトルコ遠征へ。


僕も初めて行く国でしたので色々楽しみにしていましたが、ホテルもなかなかに酷かったり、チームのサポート体制に苦戦したりと大変な遠征になりました。

後半にかけて体調を崩したり、かなりシンドいレースもありましたが、その中でもチームでレースを動かすシーンがあったりと、良い経験はできたかなと思います。

 




トルコから帰国後に体調はさらに悪化し、胃腸炎で寝込んだりと、またしても足踏みをする事態となりました。

毎日点滴に通う日々が続き、9月のレースを棒に振りました…


胃腸炎から回復してからも妙に身体が動かない感覚に悩まされ続け、上手くトレーニング強度を上げられないまま迎えた大分でのレース。

©Itaru Mitsui

どう頑張っても思うように動かない身体に苦戦しました。

©Itaru Mitsui
©Itaru Mitsui

こんなに走れないものかと肩を落としていた中で、突然の契約破棄が告げられたのもこのときでした。



この身体の不調の原因を突き止めるべく、病院に検査に通う中で判明した「再生不良性貧血」という難病。

不調の原因がそんな難病だったと知った時にはショックを受けました。

これによりシーズン後半に控えていたレースは全てキャンセル。
競輪選手養成所の試験も辞退しました。



それからは気持ちを切り替えて治療に専念しつつ、せっかく広島まで来たのだからと、関東にいてはなかなか行かなそうな場所を巡ったり、美味しい物を食べたりもしました。


かと思えば病状が悪化して緊急入院からの長期治療入院というイベントも発生し、物悲しい無菌室という場所に幽閉されながら3週間に及ぶ点滴治療も経験しました。

この間、有志のファンの方が素敵なプロジェクトを立ち上げて下さり、レースにも出れず自転車にも乗れない僕を応援してくれる声を届けて下さっています。




病気のこともあり、選手としての未来が閉ざされたかと一時は思いましたが、古巣である宇都宮ブリッツェンの協力があり、来シーズンの選手としての席を用意して頂く事ができました。

レースにいつ復帰できるかはまだ分かりませんが、チャンスを頂けたことに感謝して、来年からは頑張ろうと思います。



チームの移籍が決まり、再び宇都宮での生活に戻ることとなり、引越し準備を進めた12月。

先日は年末年始休暇の始まった弟たちがわざわざ荷物を運ぶ為に栃木ー広島間を車でピストンしてくれました。

個性的で変わった奴らですが、頼もしい弟たちです。


僕はといえば、はるばる広島まで来てくれた弟たちに広島のお好み焼きを焼いておもてなししました。









そしていよいよ年越し。

走り納めも無いまま、ヴィクトワール広島在籍期間が終わろうとしています。

フル参戦できなかった上に後半はファンの皆様の前にも出れなかったことはとても悔しく思います。



広島での最初で最後の年越しは、ファンの方から頂いた、地元「ちから」の年越しそばを作って頂きます♪
ありがとうございます!






年が明けてまもなく、生活拠点を栃木県に戻します。
 

改めて、今シーズンも沢山の応援をありがとうございました!

とても辛いことが多いシーズンでしたが、皆様からの声が僕の支えになりました。

今後も頑張って走りますので、来年も応援よろしくお願いいたします。




それでは、良いお年をお迎えください!

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