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NO WAR

刻一刻と中東情勢が悪くなっている。
国際社会は止められないのだろうか。
ネタニヤフ政権への国際的批判は高まっているけれど。
それだけではイランが止まる気配を見せていない。
どんどん厭な感じが高まっている。
とても危険な状況だと思う。

中東は何度も長い間、戦乱にあった。
また中東情勢が悪くなったのかと思う人も多いのかもしれない。
けれどイランとイスラエルの戦争が起これば中東に収まらない。
全世界に飛び火しかねない。
海の向こうの話に思えるかもしれないけれどそうじゃない。
世界が割れるような決定的な戦争になりかねない。
日本国内ではその危険性がうまく伝わっていないと感じてる。
国際社会が全力で解決に向かうべきだ。
様々な形で止めようとしているはずだけれど、全力には至っていない。

歴史にifはないなんて言うけれど。
何がいけなかったんだろう。
どうにかできなかったのだろうか。

これまでパンデミックが起きれば必ずその後戦乱の世になった。
「感染する」という特徴は分断を生み、それが拡大していく。
まるで歴史をなぞるかのように、同じことを繰り返している。
一部の独裁的な国家元首たちは一切のコミュニケーションを絶った。
それが分断となって孤立を生み出して、独断独走のきっかけになった。

イスラエルも無関係じゃないだろう。
全世界でもっとも早くワクチンを入手して95%を越える国民が接種した。
それも一度だけではなく、どの国よりも早く複数回の接種。
同じ土地を生活圏にしていたパレスチナにはワクチンが届かなかった。
感染病の蔓延の中、それがどんな分断を生み出したか。
日本国内の雰囲気を思い出すだけでも想像出来る。
元々あった分断が、亀裂になり、暴力にまで進んだ。

恐らくそれは全世界に拡がっている。
コロナやワクチンを巡って生まれた分断は想像以上に大きくなってる。
陰謀が生まれ、新興宗教や団体、政党まで生み出している。
アメリカの大統領選挙にまでそんな団体が大きな声を上げる。
それを利用しようとしている詐欺師のような連中もいる。
あの時、感染したのは心なのだと今も感じている。
すぐ隣に現れた死の実感は、社会に浸透して根をはった。
割れた心に塗る薬も必要だった。

始まってからNO WARと叫ぶのはもう嫌だ。
誰か止めてくれとどうしても思ってしまう自分も嫌だ。
止まらないのだろうか。止められないのだろうか。

国際社会が手を取り合って。
最悪に向かわないようにすると信じるしかない。

始まる前にNO WARと言う。

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小野寺隆一
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