優れたアイデアは量から生まれる
「◉◉を改善するアイデアをだせ」
「◉◉の新しい企画を考えましょう」
など、仕事上新しいアイデアを考える機会が多いのですが、
ある程度出し切ると新しいアイデアが出ない状態になりがちです。かといって、良い!と言えるようなアイデアが出ているわけでもないときってありますよね。
そこからアイデアをより多く出せるようにアイデア出しの本を読んだので、備忘録的にnoteを書いています。
今回読んだ本は、『100案思考 「書けない」「思いつかない」「通らない」がなくなる』です。
アイデアの正体
スムーズなアイデア出しの邪魔をするのは、アイデアへの誤った誤解です。
アイデア出しというと、「これまでにないようなオリジナリティのあるものを考えたい!」と取り組んでしまいがちですが、本書を始めとする多くのアイデアに関する本では、アイデアは、ゼロから生まれるものではなく、既存の要素から生まれると言っています。
世の中にある有名なサービスのほとんどは、既存の要素と要素の組み合わせで作られています。
上記で紹介したような事例の他にも、
といった要素の組み合わせを変えることで新しいアイデアは生まれてきます。
要素を組み合わせるためには、要素を知る必要がありますよね。そのため、アイデア出しには既存の要素をインプットする必要があります。
アイデア出しで重要な心がけはまずは100案を出すこと
アイデアをだすときに重要なマインドは「まずは質よりも量を多く出す。」ことです。本書では、アイデアを出す際は100案を出すように言っています。
僕がアイデアを出せずに悩んでいるときは、最高の1案を最初に考えることにこだわっているときでした。。
しかし、その結果最高の1案を考えるどころか、つまらないアイデアすら出せずに終わってしまいます。
最高の1案を出すために、最高ではない案を出すことで悪いアイデアの方向性を見極めたいと思いました。
アイデアの出し方
では、100案を出すために、どんなアイデア出しの方法があるのでしょうか。
「新しい缶コーヒーを考える」といったテーマでいくつか印象に残ったものを紹介していきます。
■視点を変えろ
アイデアは「誰の視点で出すか」によってアイデアを出す視点が変わってきます。たとえば、新しいコーヒーのアイデアを出す場合、”女子高生の視点で出すコーヒー”と”ビジネスマンの視点で出すコーヒー”とでは、出すアイデアの着眼点が異なります。
そのため、アイデアをだす際に、「誰の視点」・「誰に響くか」などの視点を意識的に変えてみることで新しいアイデアを出すことができます。
■組み合わせろ
最初に紹介したようにアイデアは既存の要素の組み合わせです。そのため要素と要素を組み合わせてアイデアを考えて見ましょう。
著者がおすすめしているトレーニング方法は、「よいアイデアを見つけたら、何となにの組み合わせなのかを分析しておく」方法です。
自分の中にアイデア出しに使う要素をストックを貯めたいと思います。
■ネガティブ発想からはじめろ
愚痴や怒りなどは人間の本質的な欲求や価値観と紐付く場合が多いです。そのため、ネガティブな思考をもとにアイデアを出すと、ユーザーの課題解決・共感を生むよいアイデアが生まれる場合があります。
■ひっくり返せ
当たり前と逆の発想をしてみることで、オリジナルな新しいアイデアを出すことができます。
■アイデアを出す時間を固定する
アイデア出しの方法論ではありませんが、アイデア出しをする時間を決めましょう。
思いついたらやる、空いた時間で考えるでは、人間一生時間を取りません。そのため、事前にカレンダーの予定をブロックして、その時間内で出せるアイデアを出し切るつもりで取り組みましょう。
まとめ
アイデア出しは、ついつい良いアイデアを1個、2個出そうとしてアイデアが出ずに悩みがちでした。
ただし、良いアイデアを出すためにはまずは量の確保が重要です。
「100案アイデアを出すぞ」という気持ちで今後の企画や施策出しに取り組みたいと思います。