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就活をまともにしなかった広告運用者が社会に出て10年経ったので、これまでのキャリアをまとめる(後編)
※これは退職エントリーです。
はじめまして。都内の広告代理店に所属していた小野寺と申します。Web広告の運用だったり、BtoBのマーケティングに従事していた者です。(2024年7月時点)
この記事は後編となりますので、よければ前編にも目を通していただけるとうれしいです。
追記︰現職の入社エントリーも出ました!!
ざっくりとした経歴(再掲)
これまでの経歴をざっくりまとめるとこんな感じです。
2014年4月~2019年7月:福岡のSP(セールスプロモーション)会社
~色々準備したりお休みしたりして2019年12月に上京~
2020年3月~2021年4月:株式会社ジオコード
2021年5月~2024年6月:株式会社キーワードマーケティング
キャリアの前半は主にオフラインのプロモーション(新商品のサンプリングやイベント、それに伴う事務局の運営や人材の確保)に従事していて、後半はデジタルマーケティング(Web広告の運用やBtoBのマーケティング)に従事してきました。
ここからは、3社目であるキーワードマーケティングに入社する時のお話から、在籍時に取り組んだことなどをまとめます。
選考を受けるも一度お見送りされて追加課題に取り組む
川手さん(@RKawtr)と焼肉を食べた後日、意を決してキーワードマーケティングの選考に申し込みます。
が、最終選考の結果はお見送りとのこと。電話で選考結果を聞いた瞬間、身体の力がすべて抜けて血の気が引いた記憶が今でもあります…
しかし、当時のCOOである瀧沢さんから「追加課題による再選考」のお話をいただき、課題に取り組みました。課題の内容はキーワードマーケティングのブログに寄稿すると仮定して、運用型広告に携わる人にとって役立つ記事を執筆して提出する。というものでした。
約1か月かけて2記事を納品し、無事に内定をいただけました。そのうちの1記事は当時の編集長の素晴らしい編集の手により良い感じに公開されています。(いまだに上位表示されているのが流石です…)
入社時のひそかな目標と達成のために取り組んだこと
ここからはキーワードマーケティングの入社時にひそかに立てていた目標と、在籍した3年2か月で取り組んだことをピックアップして紹介していきます。
入社時のひそかな目標
実はキーワードマーケティング入社時にひそかに個人目標を2つ立てていて、1つ目が「マネジメントができる広告運用者になること」で、2つ目が「最速で昇格すること」でした。
キーワードマーケティングに入る前の転職軸としては、業界の有名な人がいる会社で働いてスキルアップしたいというのが最優先事項でしたが、合わせてマネジメントができるようになりたいということも考えており、そのために早く昇格して部下を持てるようにする必要がありました。
最速で昇格するために取り組んだこと
最速で昇格するために取り組んだことはとてもシンプルでした。
早く大きなクライアントを任せてもらえるようにアピールすること
任せていただいたクライアントに向き合って成果を出す
この2つだけです。
キーワードマーケティングで昇格するためには、定量目標の達成と社内ルールの順守がまずは定量目標を達成する必要がありました。
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まず、社内で覚えてもらえるように社内の運用型広告のノウハウや最新情報を共有するチャット(通称「アドテク部屋」)に積極的に情報を投稿しました。多分、多い時は1日1投稿以上していたと思います。
ちょっとずる賢く感じられるかもしれませんが、誰も不幸にしない取り組みなので問題ないかなと思っていたのと、前職でも同じようなことをしていたこと、すでにアドテク部屋にすごい頻度で投稿する人がいて、その人の次くらいなら狙えそうという点から取り組みました。
この結果がすべてでは無いのでしょうが、入社から半年経たないくらいで当時のマネージャーからクライアントを2社引き継ぎ担当することができました。その後はクライアントにしっかり向き合い、クライアントの求める成果を出せずに苦戦することも経験しつつ徐々に定量目標を達成し、当時の中途入社メンバーでは最速の1年2か月でマネージャー代理(課長)に昇格できました。
マネジメントができる広告運用者になるために取り組んだこと
次にマネジメントができる広告運用者になるために取り組んだことですが、今までマネジメントの経験が無かったので、まず会社で定義されているマネジメントの方針を理解して実践することと、上司のやり方を真似する2つだけを意識して取り組みました。
キーワードマーケティングでは下記の記事にもあるように識学が導入されており、マネジメントの方針にも反映されていたためマネジメント初心者でも非常に分かりやすかったです。
また、上司が取り組んでいた週次で部下からクライアントの状況を報告させる仕組みなどをインプットして実践していきました。
結果として、マネジメントができる!と胸を張って言えるような実績は残せませんでしたが、1人は主任に昇格し、もう1人は自分のもとを離れた後に昇格していました。
キーワードマーケティングで経験できて良かったこと
キーワードマーケティングではいろんな経験ができました、経験できて良かったことをピックアップして紹介します。
引き継ぎによるハードシングス
幹部合宿への参加
オウンドメディアの記事執筆
自社マーケの経験
外部ウェビナーへの登壇
1.引継ぎによるハードシングス
前述したようにマネージャーからクライアントを引き継ぐ経験をしたのですが、クライアントが求める成果を出せずに非常に辛い思いをしました。
前任者へのヒアリングが足りなかったことが原因で、クライアントにも当時の上司である川手さんにもたくさんご迷惑をおかけしてしまったと今でも反省することがあります。
何とかしたい一心でクライアントに向き合って一次情報をたくさん共有いただき、手動で時間をかけてでもデータを集計してファクトを確認して、終電ギリギリまで広告を考え、何回もフィードバックをいただいてブラッシュアップができたおかげて最終的に成果を伸ばすことができました。
※終電ギリギリまで残るケースは本当にレアケースです。残業は超少ないです。
最終的には色んな形に協力いただき、仲間に頼ることは重要だと痛感しました。今となってはとても成長できたありがたい経験の1つだったと思っています。
2.幹部合宿への参加
キーワードマーケティングでは年に1回幹部陣の合宿があり、マネージャー代理に昇格できた2022年から2回参加しました。
成長戦略などの未来の話や、組織に関する普段はしないような話を経営陣と幹部メンバーで発表・議論することはこれまでのキャリアの中でまったく経験できなかったので、このタイミングで合宿に参加することができて貴重な経験になりました。
3.オウンドメディアの記事執筆
キーワードマーケティングでは、キーマケのブログという広告運用に携わる人に役立つ情報を発信しているオウンドメディアを運営しています。
途中からブログの執筆メンバーに加わったものの、もともと長文を書くのは得意ではなく抵抗がありました。
しかし、毎月1本ずつ執筆していく中で徐々に長文に対する抵抗がなくなり、1万字超の記事もどこか楽しみながら書けるようになっていました。
これもテーマ選定やフィードバックがすごく上手かった編集長のおかげだったなと感謝しています。
記事の執筆を通して長文への抵抗が緩和されただけではなく、多い情報をうまく整理したり、まとめるときに構造化がしやすくなったと実感します。
4.自社マーケの経験
クライアントの広告運用を約2年半経験した後、自社マーケティングの部署に異動して10か月ほど自社マーケを経験しました。
キーワードマーケティングではTHE MODEL型のマーケティングチームを構成しており、マーケティングチームのマネージャー代理としてマーケティングからインサイドセールスまでのマネジメントを任せていただけました。
これまでずっと支援会社としてのキャリアで経験が無い領域だったため、昔読んだ書籍を読み返したり、新たに書籍やWebの記事を読んで知識をインプットしつつ、様々な業務を経験させていただきました。
▼経験した主な業務
・ターゲットとなる顧客の分析と仮説立て
・商談数増加のための施策立案とKPI設計
・インサイドセールスのアポ率やコネクト率の改善
・共催セミナーへ登壇してリード創出
・インサイドセールスのアポに同席して商談化のフォロー
・フィールドセールスとの進捗共有
…など
手探りの中で色々やっていたので当時の部下にはたくさん迷惑をかけてしまったと思います…(当時の4人、本当にありがとうございました)
5.外部ウェビナーへの登壇
外部ウェビナーへの登壇がたくさんできた点も良い経験だったと思っています。
特にAdobe Acrobat オンラインツールのPR企画に参加した流れでウェビナーイベントにもお呼びいただけたのは非常に良い経験でした。書籍を出してるような著名なマーケターやデザイナーの方々と同じイベントに登壇できる機会は今後もあまり無いだろうなと思います。
その他にもいろんな企業の方と共催セミナーを企画させていただき、ウェビナーとはいえ大勢の前で話す経験がたくさんできました。
最後に
偉大な先人たちの退職エントリーに比べると見劣りするかもしれませんが、キーワードマーケティングは良い組織で、貴重な経験がたくさんできることは共通しているんじゃないかと勝手に思っています。
▼偉大な先人たちの退職エントリーはこちら
もしキーワードマーケティングで働くことに興味がある人は下記からカジュアル面談を申し込んでみると、とても優しい採用広報の方やメンバーが色々教えてくれると思います。そうですよね?
最後に、キーワードマーケティングのみなさん、本当にお世話になりました。
中にはたくさんご迷惑をおかけした人もいらっしゃると思いますが、本当に素直で誠実な良い人ばかりで働きやすい良い組織でしたし、この記事を書いている前後でもキーマケでの経験がめっちゃ活きている気がしています(笑)
引き続き飲み会とか誘っていただけると超嬉しいので、よろしくお願いします!
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